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はじめまして

皆さん、はじめまして。
moku.と申します。

京都府出身・京都府育ち・京都府在住で音楽大学を卒業してから現在は会社員をしています。
社会人歴は5年目くらいでしょうか。そろそろ第二新卒と言うのは難しい年齢になってきました。

このブログを開設した理由はたくさんあるのですが、振り返ってみるとそこそこ自分の人生が辛くも面白かったのでちょっと書いみようか、という思いと、誰かの役に立てば、という思いのふたつが大きく開設に至りました。

はじめましてで自分語りをするのも厚かましいですが、少しだけ私の人生をまとめてみます。
もしご興味あればご一読いただけますと嬉しいです。

アル中の父と、鬱病の母と、発達グレーの弟と

いきなりインパクトのあるタイトルでドキッとささせてしまったらすみません。
暗く重く書くつもりはありませんが、無理に読み進めないでくださいね。

タイトルの通り、私が物心付いた時には父親はアルコール中毒で(当時はタバコとパチンコもね)、母親は常に家で感情の起伏が激しく、弟は昔から母の手が無いと何もしませんでした。

問題は誰も病院に行かなかったことです。

今でこそ「アル中で」「鬱病で」「発達グレーで」と言えますが、当時は母親が「うちが普通」と言ってたのでぜーんぶ「普通」と思っていました。
(多分家族もそんな深刻に思っていなかったのではないでしょうか)

幼い頃から父親に頼まれればコップによかいちを注いでお湯割りを作り、副流煙を浴び続け、母親の顔色と機嫌を伺い、弟に全ての優先順位を取られ、それでも普通だと思っていました。

今ではおかしいと思い、自分の意思で家を出て家族とはある程度離れています。

その離れる家庭で、【親と子の結びつき】【育てられ方の見直し】あるいは【自分】をたくさん考えました。
とても深く、逃れられない課題です。

わたしの音楽歴

前述の通り、音楽大学を卒業しています。

小学一年生の頃に近所の先生にピアノを習い始め、中学一年生で声楽を習い、高校で吹奏楽部に入りクラリネットと出会いました。

高校は普通の公立高校で普通科二類で入ったのですが、「楽譜が読める」ということを知った吹奏楽部の顧問の先生に毎日勧誘され吹奏楽部に入部を決めました。

そこでは「過去に音楽したことある」というだけで先輩からのいやがらせの標的になり(身長が168cmあるのも恐らく目立つ要因で)、1年の夏にやめようと思っていました。

毎日泣いて泣いて辛くて悩んで、辞める数日前にふと「いやだ辞めたい」という思考を抜けて「どうしていやがらせをされるのか」という思考が降りてきました。

で、「自分より上手い後輩がいたら嫌なんだ」と思いつき、その足で楽器店に伺いレッスンの先生を紹介して頂き、クラリネットのレッスンを受けることになりました。

そこからは先生に怒られまいと部活をやりながらレッスンの課題もこなす日々に変わり、「辞められない」日々になりました。

それがきっかけとなり大学ではクラリネットを専攻し、管楽器専攻で卒業しています。

卒業して暫くは離れていましたが、ここ数年は仕事をしながらピアノの発表会に出たりクラリネットの練習をしたり、自分のペースで学びを深めています。

なかなか歌う機会はないので声楽は卒業後勉強できていませんが、歌うことは好きで毎日ドライヤーの爆音にかき消されるのをいい事に髪を乾かしながら歌っています。


上手くいかない大学時代

もともと幼稚園の先生に長らく憧れていたのですが、部活動に熱中するあまり普通教科の勉強がおざなりになってしまい音大に入るしかなかったので、音楽大学に入ったからには音楽を演奏する仕事をしたいと思っていました。

けれども、人生を揺るがす壁に当たり続けます。

それは「鼻抜け」「息漏れ」です。

管楽器奏者の方なら耳にしたことがあるでしょうか?

楽器を演奏する時に(あるいは演奏しようとすると)、楽器に入るはずの息がマウスピースの脇や鼻から出てしまう症状です。

私はこれに大いに悩みました。

練習しないといけない、なのに音が1音も出ない。

在学中にフランスに留学したのですが、手足を動かすように自由に演奏する同級生たちに囲まれて、憧れと同時に劣等感が膨らんでいきます。

この苦しさを解決しようと沢山もがきました。

けれどどの先生も経験したことがなく、「あぁ〜それね〜」くらいで特に何も言ってはくれませんでした。

そんな中、沢山調べていく中で【アレクサンダーテクニーク】と出会いました。


アレクサンダーテクニークとの出会い

フランス留学中にとあるブログを読んだところ、「アレクサンダーテクニークというものは鼻抜けを解決出来るかもしれない」と感じ、アレクサンダーテクニークを受講することになりました。

アレクサンダーテクニークというのは、とても平たく言うと「パフォーマンスすることを解剖学的に・哲学的に捉える」みたいな感じです。
(詳しくはまた違う記事にしますね)

何度か受講して、たくさん考えて、多くの人に出会いました。

新しい世界に出会って、「普通に演奏できるようになるんじゃないか」と期待に胸を膨らませていました。

それがおよそ大学3回生〜4回生あたりです。


その後から現在

残念ながら、積もり積もったものが崩れてしまい、鼻抜けも息漏れも改善できず、色々と考えて一度楽器から離れることにしました。

その間に、副流煙を吸い続けた影響で喘息を発症してしまいました。

社会に出て、実家も離れ、自分のペースで自分と向き合い続けています。

ただ、鼻抜け・息漏れがする=楽器を辞めないといけない、楽器を辞めてしまった、というわけでは決してありません。
今悩んでおられる方、ドキッとさせてしまったらごめんなさい。

今は社会人として会社で仕事をしながら、帰宅後にピアノもクラリネットも練習できています。

クラリネットの方は、スケール1小節も吹けなかったのが今ではゆったりしたエチュード1曲通しても大丈夫です。

ピアノは1オクターブがギリギリ届くか届かないかの手の小ささですが、少しずつ内声のある和音も弾くことができるようになってきました。

おわりに

このブログを始めたきっかけは、手が小さかったり、思うように楽器と触れ合えなかったり、安心出来る場所で過ごせなかったり、そんな人たちと一緒にぎゅっと小さなスクラムを組めたらいいな、と思ったからです。

円陣を組む時は、上を向いていなくても大丈夫です。
肩が組めるだけでOKなのです。

上に書いた私の歴史たちをジャンル分けしながら、私が持っているヒントを「エッセイ」として発信していこうと思います。

長く読んでいただいてありがとうございました。

近々アイコンも一新される予定ですので、お楽しみにお待ちいただければと思います☺️

それでは、これからもmoku.をよろしくお願いします!

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