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2022 グリンスクール開校

みやしろ森のようちえんでは、耕作放棄地を再利用して、自然農で野菜を育てています。

子どもたちの育ちを応援する一環として、1年間を通して、土とともに、風とともに、たくさんのいのちとともに、宮代子ども農園「クワノミ」で過ごしています。

2022年度開校の「グリンスクールの説明会&第1回の打ち合わせ」を以下の日程で行います。

平日の会 : 2月17日(木)14:30 ~
休日の会 : 2月19日(土)10:30 ~

「グリンスクール」とはいっても、野菜作りや米作りを教える場所ではありません。みんなで一緒に考える勉強会です。

参加希望の方は、こくちーずの以下のアドレスにてお申込みください。
(記事の最末端に掲載しています)

そもそも「自然農」って何だろう?

慣行農法、減農薬栽培、有機農法、無農薬栽培、自然農、自然栽培…。
ちょっとネットで調べてみても、さまざまな定義が出てきて、正直かなり解釈に差があるので、「これこそが!」という決めてに欠けます。

出荷してビジネスにするためには、重要なポイントになりますが、自分たちで野菜を育てる勉強会をするためには、こうした定義にこだわる必要はありません。

むしろ大事なのは、「なんのためにやるのか」という点です。
クワノミ畑とムクロジ田んぼでの自然農は、あくまで子どもたちが育つための、自然教育の一環です。

収益を上げること、収量をあげること、ピクルスなどの加工品の原材料の確保、家庭菜園の効率の向上、農作業体験でリフレッシュなど、多様な価値観を大切にしたいと思いますが、みやしろ森のようちえんのグリンスクールの目指すところとは少し違います。

【グリンスクールについて】
テーマ   : 自然から学ぶ、農作業をメタファーに教育を考える
コンセプト : 学びの農園、自然の恵みの実感
未来像   : 勝手に育つ野菜を目指す、最小限の手助けの自然農
キーワード : 無農薬・無除草剤・無化学肥料・無動物性有機物・無化学資材土壌改良、菌糸菌、草マルチ、緑肥

みやしろ森のようちえんでは、「信じて待つ教育」を大切にしています。
子どもたちが本来持っている、自然の力を活かして、子どもたち自身の力で生きるために必要なことを学んでほしい、と願っています。

大人は土を耕し、子どもたちが自分の力で育つ環境づくりを手助けするだけです。
効率の良さや、要領のいい振る舞い、近道を目指すよりも、それぞれの成長の速度に寄り添うことを目指しています。
このことが、農作業をメタファーとして教育を考える、ということです。

【これまでの取り組み】
2019 実践の開始、農作業の楽しみ、教育効果の試行
安曇野パーマカルチャー塾・加須研修農園 耕作放棄地開墾
     (福岡・川口・炭素循環・森林農法・金子農園)
2020 耕作スタート 
畝作、不耕起、種まき、育苗、植え付け、除草、施肥、収穫、採取
     (菌ちゃん農法・微生物培養)
2021 自然農スタート 
緑肥づくり、炭作り、米ぬか施肥、草マルチ、まめ科の花
コンパニオンプランツ

1年目は開墾、実践経験
2年目は有機農から自然農への移行

【グリンスクール2022から始めること】
3年目は失敗経験からのフィードバック
4年目は、失敗を活かしたクワノミ畑独自の方法の模索、野菜への栄養補給
5年後に好循環の環境を(自然農法の畑は、2~3年では難しい)
10年後に安定した実績、教育・食育・安全・永続的 などの価値観を発信

【ぼくたちの失敗】
・草刈りが間に合わない ・乾燥させてしまって微生物を殺す ・栄養素がない
・虫の発生 ・オナモミ対決 ・どこに植えたっけ? ・収獲忘れ(笑) ・植え忘れ(笑)
・種を失くした(怒笑)

【シャンティクティからのアドバイス】
・黒マルチは微妙? ・通路を広く清潔に ・平畝で乾燥を防ぐ ・自然農は失敗する・菌床の威力 ・発酵 ・炭素を足す ・1~3年では土に栄養が足りない ・コンポストの化学分解
このアドバイスを活かして、グリンスクール2022では、新しい計画をみんなで創ります!

そのほかにも、いままでに頂いたアドバイスはいっぱい。
もっともすぎて失敗ばかりしている自分にとっては悲しくなるくらい(笑)

「柴山さんも可哀そうだけれど、野菜の方がもっと可哀そうだよ」
宮代の無農薬・無化学肥料の近隣有機農家さん。

「最初は自然農といっても、雑草の中にひょろっと野菜が生えているような状態だった」安曇野シャンティクティ臼井夫妻

「育てるんじゃなくて、ただ育ちやすくするためのお手伝いをするだけ」
加須研修農園の百姓先生。

【作業内容】
①  草取り・草マルチ 厚み3~5センチの草マルチ、通路の手刈り
②  木片、菌床、森林の土、腐葉土、コンポスト を有効に活用
③  スパイラルガーデン、葉物野菜の美しい段畝作り
④  炭作りとウッドチップ作り
⑤  微生物の培養・育成
⑥  収獲・調理・ピクルス作り

【グリンスクールの時間割】

1月 安曇野シャンティクティ研修
   菌床のすき込み、畝の修正、悶々と休憩

2月 竹の土づくり場所の作成
   巨大コンポスト「大キエーロ」の作成
   炭作りファイヤーサークルの作成
   育苗 (紙ポッド、参加者の家族2苗ずつ、ビニールハウス、温床)
   作付け計画 (グリンスクール談義 2月17、19日)
   キノコのコマ打ち
   ジャガイモの植えつけ
   田んぼの整備
   ティピの再生
   クワノミの剪定
   
3月 野草教室・野草料理
   夏野菜苗づくり (トマト・きゅうり・なす・かぼちゃ)
   葉物野菜の枠作り
   ~その他、日常的な農作業(忙しくなります笑)

グリンスクール平日受付(こくちーず)
https://www.kokuchpro.com/event/e1142ab82c855bdfbdb930b7249e717c/

グリンスクール休日受付(こくちーず)https://www.kokuchpro.com/event/b89bf6cbd53bf1693de048b0b1de1886/
19日は、13時ごろまで談義しています。
参加ご希望の方は、お弁当をご持参ください。


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