【読書感想】最強の働き方 ムーギー・キム

学歴や頭のIQではなく、仕事のIQを高める77カ条の教訓とは?
--このテキストは、tankobon_hardcover版に関連付けられています。
「BOOK」データベースより

この本の概要

自分的積ん読解消月間で引き続き、読んでいなかった本を読破中。
こちらは、世界中の一流エリートたちから学んだ仕事の極意みたいなモノをまとめた本。著者のムーギー・キムさんの本は過去にも読んでました。

「一流」シリーズなんでしょうね…。
前に読んだ「一流の育て方」も、ワタシ的にちょっと微妙だなって思うところがあったのに、なぜ同じような本をまた買ったのだろう…。そして前回と同じような引っ掛かりを今回も感じてしまいました。

著者は世界を飛び回る経営コンサルタントで、この本のなかで、今まで一緒に働いた一流の先輩や同僚たちから学んだ仕事の仕方みたいなもんを教えてくれてます。まぁ仕事をするうえで「こういう人は仕事できる人なんだろうな」っていうのはわかるんですけど、なんだかやっぱりこの方の「一流」にイマイチ魅力を感じられない私がいます。

こういう一流には憧れない…

これを読みながら「なんで私この本買っちゃったんだろう」とずっと思ってました。これを買った当時は一流になりたかったのかな…?
読んでてすごく思ったんですよね…。「あー、私は別にこういう一流には憧れない…」と。

ここに書いてある仕事の仕方を自分に取り入れて、海外を飛び回り、世界中に友達がいて、自分のやってることにものすごい自信があってブイブイ言わす…みたいなのが「一流」なんだとしたら、私はここまでの一流には別になりたくないなぁと思いました。

いや、別に否定しているワケではないんです。ただただ、私はこういう生活をしたいわけではないし、こういう「一流」になりたいわけでもないな~と。

自分が楽しいと思える仕事ができて、生活と仕事のバランスがちょうどいいなら、他者からみて私の仕事が一流かどうかはあんまり関係ないのかなぁと思う。(まぁ必要最低限は、他者の評価も気にするけど)
時短社員で残業もしない方針の私は、フルタイムで働いている人と同じ生産性を出すことは無理だし、そこで同じ生産性を出せるくらい自分を奮い立たせて、こういう本のなかの極意を自分も意識して、それを維持できるかというと、たぶんできないんじゃないかと思う…。
イヤ、もちろん、仕事はめちゃくちゃちゃんとやってるし、真剣に取り組んでるんですけど、一流になりたいから頑張ってるわけでもないからなんかこうしっくりこなかったです。

人生で目指すゴールが、この本のターゲットと私とでは違ったんだと思います。私はこういう一流を目指して生きてるワケではない。周囲の人にご迷惑をかけないよう仕事ができて、ほんの少し自分の近くにいる誰かのお役にたてればそれでじゅうぶんだなーと思う。ここまでの極意を極める必要性を感じなかったです…。

っていうことが自分のなかで改めてクリアになったので、それなりにいい本なのかもしれない。自分の価値観再発見的な。

私がちょっとマッチするターゲットじゃなかっただけで、たぶん普通に働いている人には参考になるところもたくさんあるんじゃないかな、と思います。ちょいちょい小ボケもあるし、軽く読めるように工夫してくださってるので、さくっと読めますよん。

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