番外編③:一度沼を脱出したオタクが鬱を経て再度沼に落ちるまでの話。
これは小学生で二次オタになった少女が大人になって一度脱出した沼に再度落ちるまでの物語です。
※ここでの沼は二次元コンテンツ全般を指しています。
第三章 オタク初心者、メイトに行く。
~あらすじ~
親に隠れてアニメを見ていた少女、漫画を買えるようになる。
中学生になり、完全にアニメ・漫画が好きと言えるようになった頃。アニメ好きの友人ができるようになります。
そんな友人達にアニメイトに行こう!と誘われたのです。
当時の私は、アニメグッズを専門に扱うお店があるなど思いもしていませんでした。言われるがまま連れていかれた私は不思議な空間に動揺しました。
漫画だけではなくキャラクターグッズが並ぶ空間は初心者オタクには理解できない空間でした。皆どこでマスコットとか買ってるんだろうという謎が解けた瞬間でもありました。
グッズを買う楽しさを知れた点では、当時の友人には感謝してもしきれません。
その後も私は推し作品を少しずつ増やしながら友人たちとメイトに通いました。
ただ、この辺りで私は周囲とは少し違うタイプのオタクなのだと悟り始めます。このモヤモヤは社会人まで続く悩みとなるのです……
中学時代に私は友人に勧められ第二の分岐点に立ちます。それがボカロです。
インターネットで検索して聞いた不思議な音楽に私は興味深々でした。当時はボーカロイド絶頂期といってもいい時代。有名作品を友人と共有しながら聴けたことはいい思い出です。
当時の私にボカロをおススメしてくれた友人には「ありがとう」と伝えたいです。
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