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字が汚ねえ。

産まれた時から、ミミズがのったくったような字と評判である。

いまの職場はこのご時世DX化が進んでおらず、よりにもよって手書きをしなくてはならない機会もままあるような場所であった。
その度に毎回苦虫を噛み潰したような顔をしながら渋々ペンを取っている。
自分が見るだけならまだいいのだが、他人が私の書いた字を見るのかと思うとなかなかに気が重い。

「癖があっていいと思うよ!」と上司には言われるが、完全に気を使われている。申し訳がない。仕事でミスするより恥ずかしい。
というかそんなに気を遣われるくらいには汚いんだな。
自覚はある。
どんなもんなの?という疑問が出てくると思うのでお披露目しましょう。

読め……なくはない。
だが、これはそこそこ気を使って書いたやつである。
余談だが、いや引っ越しをしてゴミの分別とかが変わったから覚えないといけないと思ってこういうメモを家中に貼っていたりする。そうしないとおぼえないので。

でもまあ決して綺麗ではないね。そうだね。
高校生ぐらいの時から自分の字好きじゃないなあ汚いなあとは思っていたけどまあ読めるし?と思って放っておいた結果がこれである。
別に困ってないし治さなくてもいっか!とは思っていたが、字の綺麗な人を見ると「いいなあ」という漠然とした気持ちはどことなくあった。

いや、というか普通に学生時代のバイト先で「字が汚い」って言われたこともあったし親にも何回も言われた覚えあったな?

時は流れ2025年……SNSで「コンプレックスとはその人が克服したいと思っている方向である(おぼろげ)」という投稿を見た。

そうだ……あぁ、確かに……私は、今まで……「これでいい」と思って、コンプレックスであると感じながらもそれを直そうという努力をしてこなかった……!
しかも、字は絵とかと同様、才能ではなく、練習によって上達するものであるというのはわかっているというのに……!

なるほど、では、ならば達成してみようではないか。

ので、買った

税抜500円、やっす。助かる。
まあとりあえずやってみましょうかね、1ページ目。

こういうのは一日五分でもいいから1ページでもいいから継続してやることが重要であるということを私は学んでいる。
大切なのは、毎日続けられる量をやることなのであるということだ。

そしてこれをnoteに言うことで、己の逃げ道を塞いでいる。
俺はやるぜ俺はやるぜ俺はやるぜ。

まだ始めたばかりであるが、約30日後、私の字がどうなっているか乞うご期待あれ……

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