退職しました。
令和5年3月31日
私は人生の2/3もの期間所属していた仕事から卒業しました。
高校を卒業してすぐ社会人になり、家族から離れ寮生活がスタート。
社会のルールは学生時代のルールとはあまりにも違い驚きの連続。
仕事を覚えるのに必死で帰宅すると少し仮眠をしていたっけな。
でも、寮生活は同期が沢山いたから助け合いワイワイ仲良く楽しい時期でした。
入庁当時はお茶汲み制度もあり、1日3回朝、昼、午後。
湯呑みを温めてお茶の淹れ方も教わり、今でも大人数のお茶を美味しく淹れる自信があります。
経験した仕事は全部で8箇所 異動は10回
住民課、年金課、国民健康保険課、福祉事務所、図書館、公園管理事務所、保健所、清掃事務所
役所の仕事は多岐に渡るので、これでもほんの一部しか経験できていませんが、業務内容は意外と濃ゆいです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが
私はこの職務に対して
命を削って向き合ってきました。
その結果
自分や自分の大切な人を犠牲にしてしまいました。
大切な人を失い、自分は癌に侵され心の健康も害してしまう始末。
ここ数年は自分と向き合う時間をいただき
しっかり自己洞察を深めていました。
そして昨年末
ずっとお世話になり、また私という人間の絶対的な社会的信用を保証してくれた仕事から卒業することを自分で決めました。
3月31日の発令式でいただいた感謝状と発令通知
この2枚に目を通した時
心の奥から温かいものがじんわりと広がっていくのを感じました。
初めて自分が自分に感謝することができたから。
『本当によく頑張ってきたね。』
『ここまで来れたね。ありがとう。』
発令式で写した記念写真は
清々しい笑顔で
ここ数年で1番の笑顔でした。