西へ③ 2024.8.11

大学が始まったりといろいろごたごたしていたので久々の執筆になります。もう旅に出てから2か月くらい経ってしまうのか。時の流れは速い。

本日は岡山駅より出発。入線してきた115系はまさかの湘南色!東京に住む僕にとっては勝手に過去帳入りさせていた緑とオレンジのツートンカラーをはじめて生で見ることができて感無量。ステンレス電車でさえ解体される東京との差がすさまじい。車内も転換クロスでなくボックスシート、そして扇風機。車内はほぼ原形なんじゃないかと思うがどうなんだろう。いつかこんな感じの列車内で紙新聞を読みながらタバコを吸ってノスタルジーを感じてみたいがおそらくかなわぬ夢。ひたすら田んぼの真ん中を走り、岡山出発から1時間ほどで福山に到着、乗り換える。

福山から三原は227系だったので特筆すべきことは列車内よりも三原駅にあった。三原駅はなんと城跡と直結しているのだ。看板に従い階段を上がるともうそこは三原城跡。そもそも三原駅自体が石垣に乗っかっているような感じなので面白い。ただ城自体は現存しないためササっと見て駅に戻る。軽く腹ごしらえをして岩国行に乗車したのだが、爆睡していたため何も覚えてなかった。岩国からは下関行に乗車する。この区間は瀬戸内海が間近に見えることで有名である。いざ乗車してみると、噂通りの絶景だった。間に道路を挟むとかでもなく、ほんとに線路の真横が海という区間もある。美しい。富海を過ぎると絶景区間も終わり、115系の心地よい揺れといい感じのモーター音、そして差し込んでくる光でポカポカとした車内でいつのまにか入眠。列車は九州への玄関口下関駅に滑り込む。

下関駅と言えば通り魔事件と放火事件という重大事件が2件も発生していることで有名であるが、駅付近はそんな過去はみじんも感じさせなかった。軽く下関車両所を見てみたが国鉄型しかいなかった。東京ではE電すら廃車されているというのに。駅へ向かい、とうとう海峡越え。とはいってもただのトンネルだし、トンネルを抜けたらそこは雪国でもないので別段感動もなく門司を過ぎ小倉に到着。駅から出てびっくり、駅舎からモノレールが飛び出してくる!なんだこの構造は、これが未来都市か!?かつての姫路モノレール大将軍駅をしのぐスケールである。これには度肝を抜かれ、モノレールが出たり入ったりするのをしばらく見ていた。いい感じの写真も撮れたのでぼちぼち博多へ向かうとする。小倉からは415系の快速。せっかくなのでモーター車に乗る。体中に響く轟音と振動で突っ走る。それにしても博多までって意外と距離あるんだな。空港と博多駅が激近なだけに。博多で友人と落ち合い、屋台でラーメンと生で〆。うまい。


衝撃の小倉駅

いいなと思ったら応援しよう!