西へ① 2024.8.9
記念すべき初投稿。この旅を始めたのは1ヶ月前なのだが、後述する北海道1周の旅の帰宅途中、ふと旅の記録を残したくなったので前回の旅から書き始めることにした。
1日目は自宅のある都内からひたすら東海道線を下り京都にある友人の家に泊まるという行程。もちろん青春18きっぷ利用である。前日に南海トラフ注意報が発令されたために根府川真鶴熱海付近をタラタラと走る。余計なことすんなよと思いながらも少しビビってはいた。
沼津直通の電車だったため小田原熱海で乗り換える必要もなく沼津でようやく313系に乗り換える。そしてなんとなく由比駅で下車。漁港に向かおうとぶらぶらしてたら道がわからなくなり通りすがったおじいさんに聞いてみる。漁港まで案内してくれるらしい。ちょうど南海トラフという旬な話題があったのでこのあたりも危ないんですかと話を振ってみた。が意外にも清水の突き出た半島に阻まれ高い津波は到達しないらしい。それよりも危険なのは土砂崩れとのこと。過去に何度も発生しているようだ。そんなこんなで漁港に到着しおじいさんに教えてもらった名物のさくらえびとしらすが乗った丼を食べる。美味しかった。
そして駅に戻り再び東海道を下り静岡、浜松、豊橋と乗り換える。浜松と豊橋で駅前をちょっと散策してみた。静岡最大の政令指定都市ということもあり浜松はかなり大きな駅。ただのぞみ号は静岡県をすっ飛ばすのでどうしても新幹線利用者に舐められている感は否めない。豊橋は駅前まで路面電車が走っている。当たり前だろと思うかもしれないが、札幌や函館など駅から少し歩かないと路面電車がが走っていない都市もある。
豊橋で特別快速に乗り、名古屋の次の駅である尾張一宮で下車しツインアーチ138に向かう。ツインアーチ138とは愛知県一宮市にある展望タワーである。長さの違う2本の純白の双曲線と、中心にエレベーターシャフトという文字で書くだけで美しいデザインのこのタワーをかねてから訪れてみたいと思っていた。実際に訪れると本当に美しいの一言で、タワーからの展望も素晴らしくとても満足し駅へ向かう。ちなみに駅からタワーへは7km程あるのでバスで往復した。
駅へ戻ると数を減らしている311系の上り特別快速が来るとのことでそれを見てから出発することにした。調べてみると311系は1989年から1991年にかけて製造されたようだ。JR九州の811系や京阪8000系、JR西日本の207系など平成初期の鉄道車両のデザインは飾らない落ち着いた美しさがありかなり好みである。どうも最近の車両は主張が激しいものが多く苦手だ。
311系を見送り再び東海道を下る。大垣、米原と乗り換えて新快速に乗車。うとうとしているとあっという間に京都に到着。今晩泊めて頂く友達に頼まれた時計を駅前のドンキホーテで探す。それにしても京都はもう日本ではないなあと思う。駅前で信号待ちをしていて、20人ほど同じく待っているのに日本人はなんと自分1人だった。もはや留学は京都で済みそうである。観光客が多過ぎて地元民がバスに乗らないなどのオーバーツーリズムも大きな問題となっているし、もういっそ京都の住人を全員移住させ観光用の街にしてしまってもいいのではないかな。