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戦争に行きたくない!!
長男
「ロシアとウクライナってまだ戦争してるの?」
次男
「戦争って何?」
質問の難しさのレベルが格段にあがってきた。
「ロシアとウクライナの戦争はまだ終わらないし、戦争は国と国とが武力で戦うことだよ。」
と一応こたえた。今あっているのか不安になったので調べてみた。
戦争(]せんそう、英:war)とは、兵力による国家間の闘争である。
ひとまず間違ってはいなかったかなと安心。
「お母さんのおじいちゃんは戦争で中国に行ったんだよ。」
「えっ!!」
尋常じゃなく驚いていた。
「お母さんのおじいちゃん、おばあちゃんが若い時、日本は戦争していたんだよ。お母さんのおじいちゃんは戦争に行きなさいという手紙をもらって、行かなきゃならなかったんだよ。」
小学校3年生の長男はまず行きたくないのに行かなきゃならなかったというところが腑に落ちないらしい。
「断ることなんてできなかったんだよ。逃げたら牢屋に入れられたりしたんだと思う。」
私が小学生の頃は戦争体験者の祖父母がいた。特に祖父は南京に行っていたらしく、よくその話は聞いた。でも長男次男の周りには戦争体験者はいない。戦争があったという説明からするのは大変難しい。
小学校1年の次男が
「○○くん(次男の名前)も戦争に行かなきゃならないの?」
「日本は戦争に負けて、とっても反省してもう戦争しませんって決めたの。だから、そんなことないよ。」
「よかった~。」
安心したみたい。
「でも、これから日本が戦争してたということを全く知らない人たちの時代になっていくでしょ。その時にみんながみんな戦争をしないほうがいいというか分からないよ。いま○○くんみたいに戦争に行かないでよかった~って思うなら平和を願ってかなきゃならんね。」
とこんなうまくは言えたか分からないけどこんな感じで伝えた。
怖がりで泣き虫な兄弟たちにもし赤紙なんてきたらと思うとゾッとする。
今朝の新聞でちょうど赤紙のことが書いてあった。そこからロシアの話につながっていたのだが
ロシアは兵員確保を容易にするため、紙以外に電子化した令状を合法化するという。「徴兵逃れ」の対策強化が目的で、インターネットを使った行政システムによる配信を認め、一定期間内に出向かない場合は運転免許証の停止や銀行ローンを組めなくなるなどの罰則を課す。
ロシアにはうちの子のような怖がり泣き虫はいないのだろうか?そんなことはないと思う。行きたくない気持ちを押し殺して戦場にむかう若者たちがいるかと思うと胸が締め付けられる。それを送りださなくてはならない親たちもいるかと思うとたまらない。
びっくりした。想像だけで朝から涙でぐしょぐしょだ。子どもたちがなんでその命令は断れないのと純粋に出てくる疑問は至極当然で平和な証だ。その疑問を一生持持ち続けてほしい。持ち続けられるよう私もこの涙でぐしょぐしょになった今朝のことを絶対に忘れないでいよう。