EBARA。
昼前に「部屋」を出て、豊岡へ。
劇団青年団、平田オリザ作・演出「S高原から」。(江原河畔劇場。北方面に、往復凡そ200㎞弱。)
初演が1991年ということで、その頃は私はまだ大学生だったから、それは見てないかもなぁ。でも、それに近い、恐らく前世紀の間に見たように思う。
私、近年も平田オリザ氏の著作は読むのだけれど、彼の舞台は実はかなり苦手で、まだ私も彼も(おそらく)20歳代だった頃、彼の自宅でもある駒場アゴラ劇場での終演後のトーク(「打ち上げ」のような席)で、彼に向かって、
「あなたの芝居がなぜ井上ひさしさんや別役実さんに高く評価されているのか、私にはまったく理解できない」
「必然性の無い動きや台詞が多く、不自然すぎる」
「笑いを誘おうとするような部分も、あまりに取って付けたようで、笑えないし、むしろ恥ずかしくて目を反らしたくなる」
「私はこれを芝居と認めたくない」
などと偉そうなことを言ってしまった記憶がある。その後、阪大の教授にもなり、こんなに「偉大」な人になっちゃったのに。新聞等で彼の顔を見る度、顔から火が出そうになる。
でも、今日は「やっぱり…」って感じ(「予想通り」、そして、ある意味「期待通り」でしたが…。)。
終演後のアンケートに、
「見に来たのは前世紀以来です。懐かしく、そして、相変わらずだと感じました。必然性を感じない要素が多すぎて、私にはとても理解できない。理解できないことが残念です」
と書いた。住所とかも書いちゃったけど、いや、多分、もう2度と見に来るようなことはないだろうな…。
劇場は素敵。昔の町役場なのかな。円山川を望む借景が素敵♪
これはオリザ氏が16歳のころに世界一周をしたときの自転車。この本も(多分初版で!)読んだよ。その頃からの「知り合い」です(かなり「一方的に」ですが。(苦笑))。
お芝居の前。お昼は、劇場の方に勧められた高砂さんというお店。日替わり定食、1,000円。しあわせ♪(右上はチキン南蛮。)
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アルストロメリアの件。
やまちゃんから、
「水を吸う導管に空気か雑菌が入った可能性あり。水の中で切ってみて」
と言われたのだけれど、すでに「部屋」を出た後で、帰ってから。(私、普通の、ペン立てに入れたハサミで切ってるんだけど、それって、あまり良くない…?)
ところが、夕方すでに薄暗くなってから帰宅し、まず最初にベランダの洗濯物を取り込もうとすると、またしても、花瓶、蹴倒してしまいました…。アルストロメリア、かなりぐったり。そのままお別れしました。ゴメンナサイ…。(一番信頼できないチームメイトが私だよね。しゅん。(T_T))