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「妻」との「会話」。
夕方、電話で「妻」と「会話」。
「はい。」と妻。
「もしもし、私です。」と私。
「一昨日の留守電、聞いてくれた?」と私。
「あぁ…。」と妻。
「もちろん間違えたくなかったんだけれど、情けないんだけれど間違えてしまって…。ネットで買ったマイクケーブル、そちらに送ってしまったんだけれど、受け取れた?」
「受け取りました。」
「えっ?」
「昨日ひと晩外に置いといたんだけど。」
「えっ…? ホントに? だからそれを確認するために昨日の晩電話をしたんだけれど…。」
「(無言)」
「じゃあ、どうしよっかなぁ…。」
「転送しようか?」
「えっ?」
「転送します。」
「私がそっちに取りに行くのは、イヤだよね?」
「(無言)」
「じゃあ、面倒で無ければ…。」
「いや、面倒だよ…。(苦笑)」
「でも、私がそっちに取りに行くのはいやなんですよね?」
「転送します。そしてね、もう間違えたりしないでくれる?」
「…えっ?」
「『連絡しないで欲しい』って言って、あなたも『連絡しない』って言うのに、結局こうしていつまでも何度もいろいろとあって。まったく何も信じられない。もう、間違えるのも止めてくれる?」
「……はい。」
「(ガチャン。)」
家を追い出されたときの会話。「週末だけ帰ってきて一緒にごはんを食べるとか、一緒に旅行に行くとかできるかもしれないし」って。いやいや、無いよね、これ…。
でも、確かに、(『沈黙するために。』というノートを作っておきながら)全然「沈黙」できていない私がいることも事実なので、「妻」の言うように私はもっと徹底して黙らなければならないのだろう…。
明日から完全に「黙る」とすると、11月下旬にある「ちび」の誕生日が沈黙68日目。沈黙100日目がちょうどクリスマスに当たる。
「百物語」なのかなぁ…?(だと(分わかっていればまだ)いいんだけれど…。)
「妻」との電話が切れた後、怒りなのか何なのか、顔や口の辺りが「ぞわぞわ」とし、指先が震えもするが、繰り返して深呼吸をして気持ちを落ちつける。
別に「永遠に沈黙する方法」を思いもするが、もちろん「妻」がそれを求めているわけでも無かろうし、それを嬉しく思いもしないだろうと思うから、「今」はそれを選びはしない。
でも、いつまで自分が冷静でいられるか、正直、自信はない。