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もしくは。

前にもそんな話書いたっけか?

昨日、「あごが上がる」ってことばが意外と好きだって話を書いた。
そういうのって、ない?
別に「いいことば」でも何でも無いんだけど何となく好きなことばって。
私は、例えば「ビビッド」とか「不可逆」とか「非鉄金属」とか「穂状花序(すいじょうかじょ)」とか、そんなことばが好き。あ、「螺旋階段」もそうかな。

「尾籠(びろう)な話ですが」
ってのも、好き。
「尾籠」ってのは、なんて言えばいいのかなぁ。男子小学生が好きな「うん○」とか「ちん○」とか、そんな「下(しも)」の話題。大の大人が止むを得ずそういう話をせざるを得ないときに、改まった顔で言うのが、
「尾籠な話で誠に申し訳ないのですが…」
なのだ(「○」には「ち」が入るのか「こ」が入るのか「ぽ」が入るのか分からないけれど。)。

嘘か誠か知らぬが、これは「おこがましい」の「おこ」からきているそうな。旧仮名では「をこ」。なんか、由緒正しい感じがするよね。(笑)

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ことばってのは不思議なもんで、うちの息子は、2歳か3歳の頃から「あるいは」とか使ってた。私は別に何とも思ってなかったんだけど「妻」がそれを指摘し、ああ、確かに、これは2、3歳児の語彙としては些(いささ)か不自然だよなって思った。タイトルに書いた「もしくは」はさすがに使ってなかったかもしれないけど。

これからも時々手紙を書いて、「なかんずく」とか「いかんせん」とか使う中学生に育てチャオ。そして、いつの日にか「尾籠」も!

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尾籠な話で恐縮なのですが、私、この1年半ほど、つまり「家」を出てからずっと、お腹の調子が悪いのです。
昔はさ、あるじゃないですか。ときどき、人に見せて自慢したいような「作品」を生み出したときとかってさ。でも、今はまったくそんなことが無いのです。
出されるべきものもあまり無いし、出すべき繊維質もあまり摂ってないし、とにかく「うん○」のために良いことなんて、普段の生活の中で何もしてないんだよな…。

昔、ひとり暮らしをしていた頃は、これも前に書いたか、一日中「うん○」のことだけを考えていて、いつ何を食べてどの時点でどう排泄するか、ずっとそのことだけを考えてた。だからやたらゴボウとか食べてた。さくらももこさんもエッセイでそんな話を書いてた。私、最近はそんな努力が足らんな…。

「うん○」とか「ちん○」とか「まん○」とか、それが「尾籠」。
あ、いや、「まん」は言ってなかったっけ…?(^◇^;)
でも、これもさくらももこさんが仰っていたこと。男子中学生が好きな「三大んこ」なんだってさ。尾籠な話だけど。