富山で過ごした33日間の思い出 | おてつたび体験談
mokoのひとりごとをご覧いただきありがとうございます。
4月に会社を辞めて富山にひとり旅をつい最近したところでしたが、5月は『おてつたび』を利用してまたまた富山に行ってまいりました。
前回と違って約1ヶ月の滞在。
『おてつびと』として、たくさんのことを学ばせていただきましたし、一生の思い出ができました。
これからおてつたびを利用したい方や、富山に行ってみたい方、人生模索中の方などなど…
私の体験談が少しでもお役に立てたら幸いです。
おてつたびって最高じゃない?
おてつたびとは、その名の通りお手伝い(アルバイト)をしながら旅ができる画期的なサービス。
色んな場所に旅行にいってみたいけど、心配になってくるのが滞在費。だけど、おてつたびだったら住み込みで働けるので旅費の節約になるではないか!
時間だけはたっぷりあるけど、友達は皆んな会社員をしているのでなかなか相手をしてもらえないし…笑
東京で悶々としているくらいなら、どうせ暇だし行ってみるか!の精神で申し込みをしました。
選べるおてつたび先は旅館から農業など様々。
私は宇奈月温泉にある延対寺荘という温泉旅館でお世話になりました。
交通費と食費は出ないものの、旅館の場合ですと毎日温泉に入れる特典付き。現在温泉大好きプロニート()なので、お金を稼ぎながら旅が出来て温泉入り放題はとても魅力的でした。
リゾートバイトにしなかった理由
おそらくおてつたびと比較してあげられるのがリゾートバイトだと思います。
経験したことがないので、リゾートバイトの実際はわかりませんが…
登録まではして、交通費も出るし、場所によっては食事も出るのでお得感はあったのですが、最低2ヶ月からというのが私の中でデメリットでした。
もし、働く環境が自分と合ってなくて見知らぬ土地で2ヶ月耐えられるかな…と笑
1ヶ月だったら辛くても我慢出来るちょうどいい期間だったので、リゾートバイトではなくおてつたびにしました。
数々の歴史的人物が泊まった由緒ある温泉旅館!
宇奈月温泉駅からアクセスがよく、黒部川を部屋から見渡すことが出来る延対寺荘は歴史ある温泉旅館。
お部屋のタイプは和室だけでなく洋室もあってどれも綺麗で落ち着きます。そしてなにより感動したのは温泉。
源泉100%の美肌の湯に入った後はすべすべ!
露天風呂の景色も最高!!!
これはぜひ皆さんにも体験してほしいです。
初めて知った旅館のお仕事の裏側
今回は裏方のお仕事に応募をしました。仕事内容はお客様がチェックインするまでにお部屋の清掃、補充等を終わらせることです。
客側で利用するときはあまり意識したことがなかった部分も、「こんなことを気にして準備されていたのか!」とびっくりしました。
私自身は超ガサツ女で、母からだらしないとすごく注意されているくらいなので…タオルの畳み方だったりアメニティーの置き方なんて一切気にしたことがありません。
ちょっとしたところでも、おもてなしの心が込められていることが知れて一つ勉強になりました。
また、今度客として旅館に泊まるときは綺麗に使おう…と悔い改めました。笑
楽なことばかりじゃない
注意しなければいけないのは、ただ遊びにきているわけではないということ。
報酬が発生するので、仕事としてきちんと取り組まないといけません。未経験OKとはいえ、旅館でのお仕事経験はゼロ。最初は仕事がちゃんと出来るかも、職場の人と馴染めるかも、色々なことがとても不安でした。
私の担当は人数分のバスタオルや歯ブラシなどの用意。
作業自体は単純ですが、細かいルールがあります。
常に動いているので意外と頭と体力を使い、決して楽ではありませんでした。
皆さんの優しさにもはや感動
ただ、延対寺荘の方達はすでに多くの“おてつびと”を受け入れており、はじめに丁寧に教えてくださいましたし、分からないことがあれば周りの人が助けてくれる環境が整っていました。
何度助けていただいたことか…
みんなで協力しながら、和気藹々と仕事をすることが出来たので、部活のような楽しさでした。
全国各地のおもろい人たち
黙々と仕事をするという感じではなかったので、合間合間に社員の方や他のおてつびとさん、別の媒体から来たアルバイトさんとお話をすることができました。
それまでの経歴も面白いですし、なによりおてつたびをしにきてるだけあって皆んなアクティブな人が多いなという印象。
同年代の方が多かったのは予想外だったので嬉しかったですし、人生の先輩方が輝いている姿はマジで希望でしかなかったです。(上司の目が死んできた姿を見るのが耐えられなくなって前職を辞めているので…笑)
毎日が本当に楽しかった…楽しかった…
富山に帰りたい…
休みの日は富山を満喫!
仕事だけではなく、お休みの日に観光できるのがおてつたびの魅力的なところの一つ。
お休みの希望日も聞いてくださり、休日は温泉街のご飯屋さんにいったり、宇奈月周辺以外にもほとんど富山のどこかしらに出かけていました。
ここでは書ききれないので別のnoteで。
前回の旅行で行けなかった場所にも行くことが出来たし、地元の方との交流もありました。
ただの旅行だったらおそらく見落としていた場所をたくさん見てくることが出来ました。
価値観がガラッと変わった33日間
人の優しさにたくさんふれながら過ごしたこの愛おしい日々は、私にとってとてもかけがえのないものになりました。
個人的なお話をすると、おてつたび中も都内の会社に就職しようと転職活動をしていて、オンライン面接を受けたりしていたのですが…
心のどこかで“本当にこれでいいの?”という思いが消えませんでした。結果的に最終面接は無事(?)落ちてホッとしています。笑
今まで東京から出たことがなくて、地方で働くということになんとなく抵抗がありました。しかし、百聞は一見にしかずということわざがある通り、実際に見てみないと何にも分からないですね。
また、私自身仕事をコロコロ変えていて、「仕事って何だろう」とずっとモヤモヤしていましたが、「こんな仕事もあるんだ」と職業体験も出来て、選択の幅が広がったと思いました。
色んな地域からおてつびとが集まって、似た境遇の人もいたり、とにかく面白い人達に出会えて価値観を知りスーパーラッキーでした。
ここでの経験で思ったことは
・案外どこでも生きていける
・仕事はどこにでもある
・お金より大切なものを忘れてはいけない
・日本の自然は美しい
・ヒトは優しい
・東京は良くも悪くもすごい場所
・写真は素晴らしい
1ヶ月とても濃い時間を過ごさせていただいたし、あっという間でした。
ちょっと休んでおてつたび、行ってみたら?
会社員をやっていると、なかなか長期の休みが取れないと思うので、おてつたびに行くのが難しいとは思いますが…
みんなにもぜひ体験してみてほしいなと思います。
また個人的な話になって申し訳ないですが、適応障害で仕事を2回辞めてしまっているメンタル弱弱系女子やらせてもらってまして←
嫌だとすぐ辞めてしまうので、その度に親には怒られているんですが笑
旅行も出来て、新しい人間関係はできるし、地方の人手不足の役にも立てられるし、最悪合わなかったらまた違う場所にいけばいいし。
実際この働き方が1番あってるかもしれないなと感じています。
私の周りで辞めたいとブーブー文句をいいながら死んだ顔で仕事を続けている人達を見てきましたが、そういう人達には特にオススメしたいですね!笑
みんな、働きすぎなんよ。
今後について
とはいえ、今年28歳。
30歳までにはしっかりした大人になりたい。
なんて一応思っております。
しかし、こんな楽しいことを知ってしまった以上、もう少しおてつたびを続けたいという気持ちになってしまいました。
富山で出会った大好きな人たちにもまたお会いしたいですし。
お金の心配はつきませんが、しばらくはまたおてつたびだったり、短期アルバイトをしつつ色んな場所や人と出会うことを続けられたらいいなと考えてます。
まあ友人からは「何やってるの?」と言われることが多いのですが、どうか見守っててください。笑
次は長野県におてつたびの予定です。
今後もお楽しみに(?)
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