来期は最高益更新!快走!ミクリード
みなさま
こんにちは
そして初めましての方も
いらっしゃるかと思います
Twitterでは「モコルフォ」(mokorpho3653)
という名前で株式投資に関する
情報発信をさせて頂いております。
↑こちらはTVCMでもお馴染み
東京ガスのキャラクター「パッチョ」です
※23/5/12 2023年3月期通期決算発表されましたので
追記しています
※23/5/17開催の展示会について追記しています
①今回は思いっきりポジトークを展開させていただきます!
3月13日より
マスク解禁
5月8日より
新型コロナが5類指定
これでようやく
アフターコロナ
リオープン(経済活動再開)祭が開催!
え?遅い?
そうですね
いわゆるアフコロ関連は
インバウンド人気も追い風に
コロナ前の水準まで回復している会社も
結構目立ってます
ところが
業務用食品卸セクターは
コロナ前の水準まで
まだ戻っていない銘柄が
ちらほら見られます
コロナのダメージを大きく受け
この2年は大幅赤字だったり
業績が悪かった
業務用食品卸会社は
ただでさえ地味な業種なのに
世間は万年バリュー株の見直しや
積極的な株主還元のビッグウエーブ
残念ながら
このビッグウエーブに業界が
乗り遅れている感じがあります
しかし!
2023年年初から
アメリカの利上げを発端に
不穏な動きがみられながらも
地合いはそこそこに良好
出遅れ感やディフェンシブ性が見直され
このところセクター全体で
強い動きが見受けられます
その中でも一番小粒である
業務用冷凍食品通販(EC)運営の
ミクリード(7687・G)
5/8時点 株価1138円
時価総額24億円
23.3月期
予想PER22.5倍
PBR2.85倍
こちらにスポットを当てて
これからやってくる
2023年3月期本決算と
2024年3月期の見通しを
考えてみたいと思います
なお、表題のとおり今回は
おもいっきり
ポジショントークになりますので
ポジトークが嫌いな方は
申し訳ございませんが
今回のnoteはスルーしていただきたく
また決算が近い(12日)こともあり
決算通過後は内容を
更新していきたいと思っております。
※基本的に表記がない数字の単位は百万円です
②直近の業務用・外食向け動向
では直近の業務用食品卸や外食に関連する企業の
動向についてIRを拾ってみたいと思います
三菱食品・伊藤忠食品は規模が大き過ぎて
コロナ禍関係なく利益出していますので
除外しています
7687ミクリード
1/31通期上方修正
売上+7%、営業利益+62%、純利益+57%
復配0→10.1円
昨年7月の前回修正予想以降
感染者数は増減を繰り返すも売上高は堅調に推移
足元の売上実績をベースに上記に修正
7481 尾家産業(業務用食品卸)
5/9 通期上方修正
売上+5.3%、営業利益+41%、純利益2倍
増配(前期5→30円)
主要取引先の外食産業の景況が
想定していた以上に回復
2708 久世(業務用食品卸)
3/22通期上方修正
売上+3.7%、営業利益2倍、純利益2.5倍
復配0→12円
11月上旬から第8波となったが
行動制限はなく年末にかけて客足が伸び
業績は大きく回復
人手不足やコスト高の影響もあったが
1月以降も安定して推移し上方修正
8142 トーホー(業務用食品卸)
4/12 月次報告
人流が回復、外食産業への販売が堅調に推移
業務用食品卸事業は前年比+30.6%
3160 大光(業務用食品卸)
2/28 通期上方修正
売上+0.8%、営業利益+69%、純利益+56%
外食産業を取り巻く環境の改善に伴い
グループの業績は順調に推移
9869 加藤産業(業務用食品卸)
5/2 2Q&通期上方修正
売上+1.2%、営業利益+12%、純利益+14%
外食需要の回復及び海外事業でのコロナ禍からの
経済活動や市場の回復もあり営業収益は堅調に推移
通期については今後の経済や消費動向コスト状況が
不透明であるため3Q以降は前回予想並み(保守的)
8006 ユアサフナショク(食品卸)
昨年11/4 2Q上方修正
2Q)売上+2.2%、営業利益+42%、純利益+47%
商品価格上昇により売上、利益ともに
予想を上回りました。通期については経済活動の動向が不透明のため据え置き
※3Q利益833/通期予想900(進捗92%)
ユアサフナショクはどちらかといえば
外食など業務向けよりスーパーなど
小売に強い食品卸のため
あまり参考にはならないかも
7114 フーディソン(生鮮EC)
2/13 通期上方修正
売上+3.5%、営業利益+11%
コロナが段階的に収束、ARPUが好調に推移
9996 サトー商会(業務用食品卸)
2/10 通期上方修正
売上+4.1~9.7%、営業利益+22%、純利益+30%
増配(30→31円)
コロナ感染再拡大に伴う先行き不透明感を加味し
業績を保守的に見ていたが、人流も順調に回復
予想を上回る結果になった
3392 デリカフーズ(外食向け野菜加工)
2/10 通期上方修正
売上+1.1%、営業利益+45%、純利益+38%
顧客の裾野を順調に拡大、下期はコロナ前の
実績を凌ぐペースで推移
コスト増も効率化継続的に図り、売価改善効果もあり収益性が大幅に改善しました
7559 ジーエフシー(珍味加工・業務用食品卸)
5/8 通期上方修正
売上+4.9%、営業利益2.6倍、純利益3.2倍
3年振りに行動制限が緩和、需要が想定よりも
回復、増収・コスト削減効果もあり利益面も
予想を上回る見込み
6420 フクシマガリレイ(冷蔵冷凍機)
5/9 通期上方修正
売上+8.1%、営業利益+32%、純利益+43%
冷凍冷蔵庫販売では外食産業の需要回復により
飲食店・ホテル向けの冷凍冷蔵庫や食品加工用の
高付加価値製品の売上が増加
いやぁ
外食産業の回復っぷりがスゴイですね
特に尾家産業の通期決算発表前の
この上方修正はエグいの一言です
③まさしく想定外
業務用食品卸の売上は
販売顧客数×顧客あたり単価(ARPU)で
計算されます
販売顧客数はコロナ禍においても
減ったには減ったのでしょうが
従来の半減になってしまったとか
めちゃめちゃ減っているわけではなく
コロナ禍で売上が大きく落ちた理由は
ずばりARPUが大きく下振れた
ことだと思われます
逆にここにきて
想定外の上方修正ラッシュは
ARPUの回復がインバウンドなども含め
想定外だったということなのでしょう
裏返せばARPUの動向は読みにくく
業績予想する数字としては
保守的に出さざるえない
まして昨今はコスト高や
世界情勢もあることから
より一層保守的なスタンスをとる
会社が多いとみられ
来期予想も保守的に
そしてコストコントロールも
当然に行うことから
来期についても
思わぬ上方修正が期待されるかもしれません
④ミクリードの業績予想!
ミクリード3Qは
売上3423 営業利益156 純利益103
1/31発表の修正業績予想は
売上4500 営業利益170 純利益110
差し引くと想定4Qは
売上1077 営業利益14 純利益7です
この数字ちょっと保守的すぎません?
2Q:7-9月期の実績は
売上1072 営業利益26 純利益17ですよ
仮に売上が
想定上方修正幅に収まったとしても
利益はもうちょっと
上乗せされているのでは?
ここでMRR(月商)とARPUのデータ
20年 MRR339 顧客数8668件 ARPU39157円
※4Qだけコロナ
21年 MRR231 顧客数7958件 ARPU29132円
※通期でコロナ
22年 MRR252 顧客数8064件 ARPU31301円
※通期でコロナ
23年3Q MRR380 顧客数10575件 ARPU35965円
※コロナから回復基調
足元の状況でシミュレートすると
3QのMRR380×12=年間売上4560くらい?
今期予想
売上4600-4750
営業利益180-190
純利益130-135
来期予想
顧客数11000件
ARPU38000円
MRR418
売上5000
営業利益200
純利益150
こんなところでしょうか
保守的にみれば
売上4500-4700あたりに
留まる数字も出しそうです
※さすがに売上は前年減はないとは思ってます
顧客数がさらに大きく伸びなくても
ARPUが回復しコロナ前の水準である
4万円を超えてくるなどすれば
業績の上振れ余地は
十分にあると思っています
当然ながらミクリードの場合は
売上増=利益率増ともなるので
あとはコスト高の影響を
どこまでカバーできるのか
ここは決算発表時の先行きの見通しや
場合によってはIR問い合わせなど
状況確認が必要になると思います
⑤では株価はどうなる?
正直申し上げると
現時点の株価は
1月末の上方修正時を上抜けてきており
かなり期待感が織り込まれていると
判断しています
株価的には過去1200円近辺が壁となり
なんども跳ね返しを受けてますので
これを打破できる
出来高が必要になってくると思います
ここでの買いは
正直リスクリワードの分が悪く
全力でいけとは
お世辞にも言えません
ミクリードに限らず
業績用食品卸全般にいえますが
GW繁忙期がすぎ
現在の好調があらかた
株価に織り込まれてしまった事と
決算開示以外の
材料が乏しい傾向で
さらにミクリードの場合
商いが少なく
現状の売買動向では
株価が上下どうにでも転がります
仮に数字が良好、強気予想でも
買いが集まらないと
上には抜けられず
微妙な結果になりそうで
1月末の上方修正の時みたいな
動きも十分想定されます
個人的目安としては決算通過で
出来高10万株売買代金1億円ちょっとでは
全く話にはならないのではとみています
それを考えると
比較的保守的な業績予想で
(株価は下がるでしょうが)
上方修正に期待するほうが
割に合いそうです
会社側も
もっと出来高が増えるよう
努力して欲しいですよホント
この点は
今月来月とミクリード絡みの
ライブイベントがありますので
積極的に役員さんに接触し
話を伺いたいところです
⑥パッチョ!
なぜ
トップ画面がパッチョなのか!?
それはみなさんでお調べくださいませ。
会社側も
なんでこれを伝えないのかなぁ・・・
決算説明資料待ち?
→決算説明資料で
新規代理店として東京ガスが発表されました
しかしそこに
パッチョはいない・・・(´;ω;`)ウッ…
⑦通期決算&来期決算予想はっぴょう~
5/12に通期決算と来期決算予想が発表されました
2023年3月期
売上4668(+54%)/予想4500
営利194(前年▲59)/170
純利134(前年▲37)/110
配当0→12.4円(復配)
4Qは
売上1245←739(20年892)
営利38←(赤字)
純利31
MRR415
顧客数10643
ARPU38992
4Q単体だけでみると
明らかにリオープンバブルを享受してます
というわけで
予想通りの上振れ着地になりました!
配当もガッツリ復配です。
粗利率33.6→34%
営業利益率
昨年▲2→当初1→2.5→3.8→4.2%
+6.2%改善
ビビっちゃうのは顧客数
合計8064→10643+32%
既存6917→9041+30.7%
新規1148→1602+39.5%
売上推移(上:今期、下:20年)
1056→1072→1295→1245
1034→1051→1096→892
営業利益推移
45→26→85→38
54→49→66→▲17
売上は顧客数からみても
コロナ前以上の勢い
利益についても
コスト高が懸念されましたが
ばっちり跳ね返すレベル
グラフを見ても明らかに
年明け以降
(良い意味で)おかしい動きで
直近はコロナ前の+30-40%レベル
いったいどうなってるの???
みんな我慢していたお酒
飲みまくってるのかしら・・
来期見通し
2024年3月期
売上5600(+20%)
営利250(+28.8%)
純利160(+18.8%)
配当12.4→14.7円(+2.3円)
MRR467
ARPU39000として
顧客数11974(+12%)
営業利益率4.46%←4.2%
正直申し上げると
上のグラフ
4月以降コロナ前の+30-40%レベル
ARPUそのままとしても
顧客数は前年比+12%、約1300件
この予想数字
コンサバじゃないの・・・・・?
さぁいよいよ
1200円にどっしり構える
ボス戦突入!
皆の者
こころしてかかれ!
(寄り天注意)
⑧決算発表を受けて株価はこうなった?
5/15
寄り付きは1200円を意識した1199円
前回上方修正時と同じく
寄り天の展開からジリ下げて前場引け
上値追いもできず出来高も増えず
今回も厳しい展開と思いきや
後場寄りから
1200円近辺まで戻し
さすがに強く意識されるラインでもみ合い
下ヒゲをつけた十字で大引けと
一応チャンスは残った形になりました
今日に関して言えば
買いも売りもどちらも正解かなと思えます
好決算・強気見通し・東京ガスの話題と
ネタが出尽くし過ぎで
すでに株価位置も高く
抵抗&レンジ上限ラインでしたので
利食い売りは
もっともと言えるでしょう
出来高が最低10万株以上欲しいにも
関わらず出来高がなく
上値を買う勢いがなかったのも
利食い売りを誘う一因になったと言えます
一方ここに来てようやく
1200円のレンジを上抜ける
チャンスがあるかもということで
インした人もいたと思います
前回1月末の時と比べると
今回は切り返しを見せており
ひょっとすればが
あるかもしれません
来期の業績予想は
想定より強く見えるのですが
「利益面はインフレの物価高・人件費など
コストアップ要因を織り込み算定されている」と
説明資料にあり
懸念材料だった
足元のコスト高を試算して
なおこの強気予想というわけで
①想定より売上が上振れ
②想定よりコスト減→増益
となる可能性を
十分持たせた予想ではないでしょうか
株価が右肩上がりで来ているものの
1200円のレンジ上限で重いのは
今期はこれ以上の上積みは厳しい
という見方が
根底にあると思われます
ただ4~5月の販売状況は
好調に見えるんですよね
GWも活況でしたし
昨年の1Qは売上10.5億円
直近4Qの1ー3月は売上12.5億円
今期1Qの売上は前年比+20%で
留まらないような予感がしませんか?
さすがに1Q時点で上方はないとしても
数字次第では2Qで・・なんてことも
前のめりで考えてしまうのは
多分私だけではないでしょう
今期最高益の予想
増配
PERもそんなに高くないし
時価総額はまだ20億円台
にんにく
いや
ポートフォリオ入れますか?
⑨大盛況の展示会
5/17に池袋サンシャインで
カクヤスDEXPO
ミクリードフードセレクション
2023が開催されました
酒類関連260社
食品関連 81社 参加
弊社も納品しており
ブースは出しませんでしたが
いろいろなメーカーさんと
話をさせていただきました
もうとにかく
人・人・人で
若い女性も多く会場は華やかでした
飲食店の方の雑談を聞き耳立ててましたが
居酒屋含む飲食店は
ここ数年の反動が一気に来ており
我慢して良かったという声が多く聞けました
一方人手不足は深刻なようで
スタッフは常時募集しているようです
展示の食品は
「片手で食べられるもの」
「一口で食べられるもの」
「小分け・ロス率が低くなるもの」
揚げ物系とイタリアン系が多かったです
メーカーさんいわく
パスタの売上が最近はとても伸びているとのこと
残念ながら役員さんは
いらっしゃいませんでしたが
バイヤーさんとお話してきました
4月に入ってから
販売状況が良くなりました
行動制限なしに加え
マスク制限なし(自己判断)の効果が大きい
もちろんコロナ前100%に戻っていない店は
多いけれど
人手不足の環境もミクリードの注文の
追い風になっているとのことです
単価高くないですか?って聞いたところ
確かに高いけれど
店側で値段が取りやすいもの
売れ筋は高くても売れている
月刊の小冊子にも
スポットお値打ち品を
出すようにしているそうです
あとは
これが結構使えそうですね
切ればすぐ刺身なので使いやすく
値段もそこまで高くはないです
ヨダレ出そう・・・
東京ガスさんのブースもあったので
ご担当者さんと話をしてきました
ミクリードとの取り組みは約1年ほど前からスタート
このようなサポート業務は
東京ガスの新規事業なのですが
この1年で取り組み強化しており
個人・法人客の囲い込みに注力しているとのこと
自由化により
ガスだけではなく
電気、水回りはもちろんこと
例えば新規で出店する時に
東京ガスに連絡するだけで
全部準備できるような体制
販促集客までサポートできることは
なんでもやりたいという意気込みのようです
この「ふらっと寄りみち」は
都内だけで現在500店以上の
お客様にこのサービスを使ってもらっているとか
ミクリードの案内も積極的にやりたいですね
とのことでした
当初はお酒を楽しみながら
ゆっくり展示を見ようかな~と
考えてましたが
あまりの人の多さで
そんな余裕は全然ありませんでしたね
以上で展示会の報告
そして
ミクリードのリポートは終了になります
ご拝読ありがとうございました!