手作り猫じゃらし耐久テスト4日目&ポンちゃまの避妊手術(2)

手作り猫じゃらしのテストも4日目。なにぶん、素人工作、ちゃんとした作り方もわからないまま「こうしたほうが丈夫になるかな」程度の知識で作った猫じゃらしである。そんなに長持ちしないんじゃないかと思っていたが、一回につき30分程度遊び、まだ、全体破壊までは至っていない。なかなか頑張っている。相変わらず、収録からアップまで遅いのはご容赦願いたい。

この日もポンちゃま、「落下」である。じゃれていると、目算が誤るものなのかなと思う。撮影時時点では、まだそんなに興奮してはいないのだが、それでも豪快に落ちる。そしてまた飛び上がる。この、落ちたり、飛び上がったり、というのもしばらくやらせないようにしなければならない。

これを書いているのは2020年4月28日の早朝である。世の中は新型コロナの自粛で息苦しいが、それでも、ポンちゃまの避妊手術は待ったなし。あと数時間後には動物病院にポンちゃまを預けにいかねばならない。避妊手術は、お腹チョキチョキであるので、術後しばらくは無理はさせられない。豪快に落ちたりまた昇ったり、というのも当分お預けである。

そんなポンちゃま、前回の記事では、動物病院で術前検査を受け、帰宅したところまでを書いた。帰宅して、キャリーから出たポンちゃまはいつもと変わらず喉をゴロゴロ鳴らし、その後ゴハンもよく食べた。ポンちゃまに変化があったのはその後であった。

ゴハンを食べ終わった頃を見計らい、掃除に入る。猫部屋は朝に晩に掃除を欠かさない。我が家の場合で言うと、猫砂による「汚染(コンタミ)」がひどいのである。鉱物系の非常に細かい猫砂を使っている。これは猫が最も好むトイレ砂であるが、粒が細かいゆえに散らばりもかなりある。このトイレ砂の散らばりに日夜「闘い」を挑んでいる。

という訳で掃除である。掃き掃除で素早く綺麗にしていく。その後、ポンちゃまが暮らすケージの中も掃除する(ポンちゃまは食欲旺盛で、同居猫のチャコさまのゴハン横取り問題があるため、食事時はケージで隔離する)。その時は、ポンちゃまは一時的にキャリーの中に入ってもらう。その際、抱き上げ、お膝の上抱っこで少しばかりコミュケーションを取るのだが、この日は様子が違った。

いつもなら、抱き上げられ、膝の上に乗せられると、ゴロゴロ言いながら身を委ねるポンちゃまが、身体の力を抜こうとせず、顔付きも険しく、ゴロゴロも言わない。膝から飛び出していってしまう。

実は、そのタイミングで術後服の発注のため、身体のサイズを測ろうと、メジャーも用意していた。メジャーが「カラカラカラ」と軽快な音とともに引き出されるのを見たポンちゃま。大変驚いた。飛びのいた。こんなポンちゃまは初めてだ。

おそらく、動物病院での術前検査で、保定されて血液を採られ、レントゲン検査もあったので、押さえつけられたことだろう。ポンちゃまおとなしくて、最低15分かかる検査が10分で終わったが、その影にはポンちゃま、恐怖に怯えていたのは想像に難しくない。

保定が嫌な思い出なのだろう。身体を保持しようとすると嫌がる。身体のサイズをメジャーで測ろうにも嫌がる。身体を一時的にでも保持しようとすると嫌がる。身体のサイズを測りたい、どうしたものかと思ったが、150センチあるメジャーを全て引き出し、長く余ったところでじゃれさせながらやってみた。

首周り、胸周り、お腹周り、背筋の長さ(着丈)と順番に測っていく。遊ばせながらなので難しかったが、下手にがっつり保定して測ったりしたら、トラウマになるだろう。とにかく嫌な思い出にならないように、ならないように気を付けながら、測っていく。結果、術後服のサイズは2Sに決定した。

あまりいつもと違うことをしても負担になるだろうから、測った後は即、フリーにさせる。掃除用具にひどいいたずらを仕掛けない限りは、自由に過ごさせた。

掃除も終わり、ケージに戻る。翌朝。また掃除である。夜中の間に猫砂を撒き散らばされるからだ。その時も、ポンちゃまケージの掃除があるので、一度、抱き上げる。やっぱり身体に余分な力が入るし、表情も固い。

ポンちゃまがようやく気を許すまで3~4日かかった。しかし6日目の今日…またまた動物病院に行かねばならない。避妊手術本番である。

どんなに心に傷を負ってもケアするから、とにかく生きて帰ってこいよ、との思いでいっぱいである。麻酔事故の話も聞く。薬物アレルギーからも完全に逃れることはできない。命のやり取りである。どうかその賭けに勝って、おうちに帰っておいで、ポンちゃま。

病院一泊後、朝イチでお迎え予定である。今日は朝10時には預けに行く。ほぼ24時間のサヨナラである。サヨナラが永遠にならないように、祈る。ただ祈る。ポンちゃま。頑張ろうね。

サポートしてくださると猫のゴハン代になり、猫じゃらしの素材代になります。趣旨に賛同できる方はお願いできれば幸いです。