ママたちの恩恵リレー
4月から子どもが3歳クラスに進級し、保育料が引き下げられた。
9月からは保育料無料化の対象になり、0円になる。
家計的にはとてもありがたいけれど
保育士さんの給与アップが先決だと思っているし
なかなか手放しでは喜べない。
また、子育て優遇を受けるたびに思い出すのは
有能にも関わらず会社をリタイアせざるをえなかった
先輩ママたちの存在だ。
私が社会人デビューした頃、女性は出産を機に退社するのが通例だった。
体感としては、2010年あたりから変わり始めたような気がする。
それでも働き続けたいと願ったママたちの思いは
保育園不足に阻まれ、実現しなかった。
「保活」という言葉がようやく世の中に取り上げられるようになった頃、
妊娠がわかった。
テレビやインターネットで保活の厳しさを知ることができたおかげで
妊娠期に1つ、産後6つの保育園を見学することができた。
生後3ヶ月目に認可保育へ申請書を提出し、
生後7ヶ月目には0歳クラスへ入園。
生後8ヶ月目には職場復帰した。
先日コンビニの棚を見ると
いろんなメーカーの、いろんなサイズのオムツが並んでいた。
年内には液体ミルクも並びはじめることだろう。
世の中が着実に変わりはじめている。
数年後には「当たり前」になるかもしれない変化をもたらしてくれたのは、たくさんの先輩たちだ。
悲鳴にも似た切実な声が世の中を変え、
恩恵をもたらしてくれたことを忘れてはならない。
そしてこれからママやパパになる人たちに
微力ながら恩恵のリレーを回し続けたいと思う。