40歳 独学で保育士試験に一発合格した方法
私は、令和3年度前期の保育士試験を独学で一発合格しました。
今回は、私の邪道かもしれない??独学勉強法を書きたいと思います!
「保育の知識全くないし、勉強苦手だし、独学で合格とかできる気がしないよー。」と、お考えの方!ちょっと待って!!
分かります!!私もそうでした。
私ももともとの保育の知識ゼロ。。
社会福祉の知識も恥ずかしながら、ゼロだったので情報量の多い社会福祉は1番苦労しました。
ちなみに、通信教育なども検討したのですが、当たり前ですが、どれも数万円はかかるんですよね。その頃、まだパートも始めていなかった私にはハードルが高かったのです。
なかなか自分にお金をかけられません。。
私はその頃、保育士試験に一発合格した方のブログもいろいろ拝見させていただき、自分にできる方法はないかと情報を頂くとともに、とっても勇気も頂きました!
おかげ様でギリギリの教科もありましたが、無事一発合格させていただくことができましたので、同じようにあまりお金をかけずに独学で合格したい!と、お考えの皆様のお役に立つことができたら嬉しいです!
私は保育士試験の専門家ではないので、これらはmokoの個人的見解であることをご了承ください。
費やした期間と勉強時間
私が費やした期間は約5か月でした。
勉強を開始したのは、2020年11月ごろ。
1.11月12月の勉強時間は1日2時間程度、やらない時もあり。
(↑まだ本腰入ってません。)
2.1月~3月前半の勉強時間は1日3、4時間
(↑いよいよ、迫ってきたー!頑張らねば!)
3.3月後半~4月試験前の勉強はとにかくずっと保育士試験のことを考えていました。(↑やばいやばい!終わらないーー!!)
はじめの頃はまだ受ける実感がわかず、のんびり構えてしまっていたのですが、テスト直前はパートもしていない時期でしたので、勉強に集中できました。
mokoの独学勉強法 ー問題先行型ー
王道の勉強法は「テキストを読んでインプットしてから、問題を解いてアウトプットをしていく方法」だと思うのですが、
私の場合、テキストを読んでいると5分で睡魔が襲ってきます。。。
勉強したい気持ちはあるのに、まったく頭に入ってこない。。
そうです。あの分厚いテキストに即ノックアウトー!!
保育士試験の場合、覚える情報量が多すぎて何が重要なのか、よくわからず途方に暮れていた。。
そんな方には私の独学法が合うかもしれません!
その方法とは!問題先行型!
知識のない状態から問題をどんどん解いていく方法です。
もちろんただ解いていくだけではありません!
問題先行型のメリット
1.どのような問題が出るのか問題形式がわかり、どこが重要なのかが分かる。
2.アウトプット形式なので、能動的に頭が働き、記憶に残りやすい。
3.テキスト等からのインプットにおいて、重要箇所が分かっているため、効率的に進めることができる。
「え?こんな問題が出るの?まったくわからんやん。。
この問題は知識なくても解けるわ!」
などなど、問題集と対話をしながら進めていくといいですね!
問題先行型といっても、まったくわからない問題多数だと思いますので、
なぜその答えになるのか理解できないまま進めるのはよくありません!
そこで私は、解説がたくさん載っている問題集を一冊購入し、その問題集を軸に勉強をし、もっと詳しく知りたい時にテキスト等を使いました。
問題先行型といっても、
いつから始めればいいのでしょうか?
どうやって進めたらいいのでしょうか?
私の勉強順序と期間は以下の通りです。
◇試験5か月前から4カ月前(約2か月間)
・基本的な大枠を理解する。
どんな科目があるのか、それらはどんな内容なのかを知る。
最初の2か月は理解をする時間にあてました。
細かい法律や年号、人物をそこで覚えていても忘れるからです。
・問題形式を知る。
どこが重要なのかが分かります。
◇試験3カ月前から一か月前(約2か月)
・大筋を理解したのでそれらをノートにまとめる。
・過去問をたくさん解く。
さまざまな問題を解きながら、知識の枝を増やしていく。
◇試験一か月前から試験日
まとめノートで詳細知識をひたすら覚える。
過去問をたくさん解く。
問題を解きながら、理解を深め、問題を解きながら、知識の枝を増やしていきます!
私は、問題集を最初から最後まで使い倒しました。
知識だけ知っていても問題に答えられなければ、合格は遠ざかってしまいます。
問題を解いていくことで、合格は近づきます!!
おススメ教材
次に、上記で述べた順番にどのテキストや問題集を使っていたのかを書いていきます。
私の選ぶおススメ教材は、こちらの5冊になります。
「保育士精選過去問題集」風鳴舎 ¥2,420
「ユーキャンの保育士はじめてレッスン」U-CAN ¥1,760
「桜子先生の保育士必修テキスト上」KADOKAWA 各¥2,200
「桜子先生の保育士必修テキスト下」KADOKAWA 各¥2,200
「保育士完全合格問題集」翔泳社 ¥2,420
*私は、全部のテキストや問題集を試したわけではないので、他にもそれぞれの方に合ったテキストや問題集があると思います。
本屋さんで実際に中身を見て、自分に合うものをえらんでくださいね!
それぞれ紹介していきます!
私はこの問題集を軸に勉強をしました。
この問題集を選んだ理由
1.厳選された頻出の過去問が載っていること
2.解説がくわしいこと
・ その単元で必要な法律や年表、重要なチェック項目などが載っている。
・ 最重要箇所には赤字になっている。
解説をしっかり理解し、覚えるだけでも、解ける問題の量が格段に増えると思います!!
どのように出題されているのかを知った上で、その問題を正解するにはどのような知識が必要なのかということも一緒に学ぶことができます!
それって、合格への近道だと思いませんか?
私は、情報が多すぎるとパンクしてしまうので、まずこの問題集に書かれている解説をしっかり理解するようにしました。
細かい名前や年号はまだ完璧でなくてもいいけど、自分である程度説明できる状態にする。
この問題集に書かれていることは最低限全部覚えるぞ!と思って勉強をしました。
こちらは、試験科目9教科の要点が短くまとめられていて、保育士試験全体の概要を知るにはとてもためになる本です。
私は、上記の問題集と一緒にこちらも参考に読んでいました。
いきなり問題集を解くのに抵抗がある方は、こちらでどのような科目が試験に出るのかを把握するといいですね!
一週間もあれば、大筋が把握できると思います。
一冊350~400ページもある分厚い参考書です。
上記の精選問題集では補えない情報を得るために後から購入しました。
こちらのテキストは私は全部には目を通しておらず、
・ 問題を解いていく間に解説を読んでも理解できない時
・ ある箇所において、全貌をもっと知りたい時
に参考にさせていただきました。
全部を知っていることが保育士として大事だと思うのですが、
試験に合格するには6割の正答率で合格できるので、
まず確実に基礎を身に着けることに注力しました。
こちらのテキストの良い点は、毎年桜子先生のサイトから新しい情報が得られるという点です。
毎年、なんらかの制度変更があることが多いのでその度にテキストを買いなおすのは大変ですよね。
桜子先生のサイトにはそのような変更点や、それぞれの教科のまとめなど無料(有料の箇所もあります。)でとても有益な情報が載せられており、私はそれらにとても救われました。
なにより、受験生に寄り添って、応援してくださる桜子先生の言葉に一人で勉強をしていた私はたくさん救われました。
その他、mokoが購入した問題集
こちらの3冊はメルカリで購入しました。
受ける年度版のものはたくさんは出ないのですが、根気よく検索しているとポッと出てくることがありますので、チェックしてみる価値ありです。
なるべくお金をかけたくない一心で検索しました!
問題集は全体を2回解き、その後は間違えた問題のみ解きなおしました。
おススメはこの一冊!
「保育士完全合格問題集」
とにかくたくさんの問題があります。
簡単な解説とその単元の良く出るポイントや加点ポイントが載っています。
さまざまな問題に慣れることができます。
以下の2冊も使用したのですが、私は上記の問題集でカバーできていたので、なくても問題なかったです。
「ほんとによく出る保育士ベスト過去問&予想問題集」
ベスト問題、予想問題、本試験の過去問の順に構成されており、ベスト問題は難易度、頻出度別に問題が構成されています。
ベスト問題は比較的易しく感じましたので、勉強はじめたての時に使うといいと思います。
問題集これ一冊では物足りない印象です。
「保育士出る!出る!一問一答テキスト」
まさに一問一答。
実際の問題では、〇×形式の問題が多く出るので、その問題の選択肢一つ一つを問題にしているため、痒い所に手が届くような感じ。
本当に細かい問題まで載っているため、私は制覇出来ないまま試験日を迎えました。
番外編
2021年夏に新刊として発売された
「この1冊で合格!桜子先生の保育士完全問題集」
こちらは私が受験した時にはまだ発売されていなかったのですが、もし今から受験をする場合、購入すると思います。
mokoのノート作り
さまざまなテキストや問題集を使ってきましたが、あちこちに覚えたい語彙などがあるため、私は頭の中を整理するためにそれらを一冊のバインダーにまとめました。
試験日にはそのバインダーのみ持参し、最終確認をしました。
試験直前はこの一冊!!バインダーの中身
〇 各教科ごとに、精選問題集で勉強したことをノートにまとめる。
追加記入できるようにスペースをあけて書いていき、問題を解きながら、書いていなかった情報を追加していく。
〇 ノートに書ききれないページは印刷して差し込む。
表などまとまっているのもは、書き写すのではなく、勉強時間短縮するために、スキャンしてバインダーへ!
〇 間違えた過去問をスキャンし、印刷して差し込む。
どこを間違えたのか、再確認するための弱点ノートになります。
最後の1カ月は弱点強化をする期間です。〇×形式の問題では、どの問題を間違えたのかをチェックし、あとでどこに躓いたのかわかるようにしました。
〇 桜子先生の無料資料を印刷して差し込む。
試験直前になると桜子先生のサイトに無料の資料がアップされます。
それらをありがたく印刷させていただきました!
私のバインダー作りは、テスト1カ月前からのインプット期間に使うためのもの!!
理解していれば解ける問題と、暗記をしていないと解けない問題があるため、テスト直前の一か月間に暗記に集中するために、各教科ごとにまとめノートを作っていました。
私は、試験1カ月前までは、理解した上でそれを自然と暗記していたということはありますが、あまり暗記のみをすることはありませんでした。
試験1カ月前からの過ごし方
試験1カ月前からは、わたしは過去問を解きつつ、上記で作成していたバインダーで1日中暗記をし、家事をしている時間はYouTubeの保育士試験対策動画のかけ流しをして、記憶の定着をしていました!
バインダーに要点をまとめていたため、
暗記に集中することができました!!
番外編
◆時間もお金もかけられない!という方への提案
「そこまでバインダーにまとめるとか、
時間ないし無理ー!!」
そんな方には、
精選問題集などの解説や要点が詳しく載っている問題集を1冊購入し、
そこに追加情報を書き込むことをお勧めします!
実際の試験では6割を取れば合格出来ます。そのためには、基礎が大事になってきます。
私がおススメする精選問題集は問題は少ないですが、基礎がたっぷりまとめてあるので、数年かけて保育士試験に挑戦しようと考えている方は、まずはこの問題集一冊と桜子先生の直前対策の無料プリントのみをしっかり暗記するといいと思います。
暗記なくして合格はできないですが、勉強になかなか時間を取ることが出来ない方は、勉強範囲を狭くして、基礎力はしっかり身につけるということに集中することが1教科でも多く合格するための近道だと感じます!!
◆特に難しかった教科
やはり、社会福祉でした!!
この社会福祉一科目で苦戦されている方が多いんですよね(涙)
私もギリギリの60点でしたので、運がよかったです。私の感覚ですと、他の教科の2,3倍の勉強量でした(汗)
ですが、勉強してとてもよかったです!!
それまで、社会福祉系の法律などについて、まったく把握していなかったため、これからの生活にも役立つ知識も多かったのと、現在の社会問題なども知ることができて、とてもためになりました。
◆暗記はどこから始める?
「保育所保育方針」(厚生労働省著)がおススメです!
こちらはさまざまな教科から出題されるため、最初に読んでおいても理解が早く深まると思います。
こちらからダウンロードすることができます。
実際に試験問題で出るワードにマーカーを引いておくといいですね!
ほんと~に細かいところまで試験に出ます!
YouTubeの聞き流し動画もありますので並行して、使うとさらにインプットしやすいと思います。
終わりに
以上、mokoの独学保育士試験勉強記録でした!
さまざまな勉強方法の一つとして、参考になれば嬉しいです!