産後1番の悩みだった母乳育児。0歳4か月で混合から完ミになった経験と伝えたいこと
妊娠中は無事に出産することに精一杯で母乳のことについては、
「母乳がでれば母乳で、でなければ混合でもミルクでもいいや~」と
軽く考えていました。
ところがどっこい、いざ育児が始まると、私にとっては出産以上に母乳のことで大変悩まされました。
混合や完ミでもいい、と言いながらもいざ完全ミルクにしようと思うと、
「まだ少し出てるのに完全に断ち切っていいのだろうか、、」と思ったり、「完母で育てている人がいるのに、なんで自分はダメだったんだろうか、」と自分を責めたりしてと母乳のことで3カ月以上悩み続けました。
ネットで「完全ミルクに至った話」などを探すことで、同じように母乳で悩み、結論を出した方のエピソードを参考に自分がどうしたいかを考える、自分だけじゃないんだと気持ちが楽になりました。
私がそうだったように、もし母乳について悩んでいるママさんがいたら、あるいはパパさんにも、少しでも参考になれば嬉しいです。
産まれた時から飲みっぷりがいい娘
『出産は大変』なことはよく言われていることなので、妊娠中は安産で産むための情報を収集していました。
お蔭さまで3750g超の大きさにも関わらず3時間半で生まれた我が子は、最初から飲みっぷりがかなり良く、母乳を飲み始める前の生まれた日からたっぷりと産院でもミルクを飲ませてもらっていました。
出産に関してはこちらの記事で書いています👇
乳首の咥え方は下手ではないらしく、ちょっと指で唇を調整すればちゃんと咥えてくれる赤ちゃんでした。
ただ、母乳をなん十分吸っても寝落ちすることなく、切り上げると「足りない~~!」と言わんばかりに大声で泣くので、助産師さんに追加でいくつあげればいいかを毎回聞きながらミルクを足していました。
助産師さんにも「この子はよく飲むね~!」と言われていました。
混合は大変。メリットとデメリット
よく言われていることも多いですが、私が感じたメリットとデメリットは下記の通り。
産院にいるときは助産師さんから助言をもらえるけれど、いざ退院すればミルクをいくつ足すかの判断は自分がすることになる。毎回同じ量で満足してくれればいいけれど、我が子はそうはいかない。時には「まだほしい~!」と泣き止まないこともある。
毎回時間を計りながら母乳をあげ、そのあとのミルクの量も考え、ミルクを作る。そのあと満足すればおとなしいが、そうでなければまたミルクをあげていいのか、あげすぎじゃないかと心配しながら試行錯誤してなだめる。
母乳を飲んで、すやすやと寝てくれる新生児の印象とは全く違うなぁ。
しかも新生児は一日に7回以上飲むので、哺乳瓶も使うたびに洗っては消毒して、と手間が多い。
母乳を左右15分ずつあげて30分、そして足りない分ミルクを作ってあげて10分。あっという間に次寝る時間に。
母乳を軌道に乗せるために30分もあげていたけれど、そのコミットも悲しいことに効果がなかった。
こうして母乳とミルクをエンドレスにあげ続け1日が終わる。疲弊した様子の私に「夜寝たほうがいいよ、ミルク足していいんじゃない?」と母に言われた。体力を回復させることを優先させて夜はたっぷりミルクをあげるようになってしまった。
ちょっとの間だけならいいと判断したことを、とっても後悔することになるとは知らずに。
おっぱいを咥えてはひっぱり、怒るようになった、いわゆる乳頭拒否
生後3か月ごろ、未だに母乳の出が悪く、いくら測っても30mlしかでず、いよいよ母乳を始めに飲んでくれなくなった。先にミルクを飲まないと泣き止まない。
もともと頻回授乳をしていなかったし、夜まとまって寝るようになったので搾乳せずに張ってても我慢してたら、さらに出が悪くなった。
そしてたぶん出なさ過ぎて、お腹空いてるからまずはたくさん飲めるミルクからもらわないと嫌になったんだろう。
声を出して乳首をひっぱり、怒るように。母乳を飲みながら引っ張ったり、外をきょろきょろして口を外しては飲む、いわゆる遊びのみ?も始まり、痛い飲み方をし始めた。
全然母乳が出ないから集中できないんだろうか。
そして飲んでくれなくなったために白斑もでき始めた。これも本当に痛い。毎回悲鳴をあげながら授乳してた。
精神的に病みはじめ、心身ともにに不調な日が多く、どうしてこんなにも泣きたくなっているのか全然頭で整理がつかないくらいだった。
精神的に病んでいた頃に思ってたこと
あまり頭の中を整理できていなかったけれど、日記にいろいろと書いていた(一部抜粋)。
だいぶ病んでました。笑
最後に書いてある通り、今の自分は「あぁ、あのころはこんなこと確かに思ってたな~」と笑って言えるくらい心の余裕ができてる。こんな時もありましたね。
完母になれなかった理由(言い訳)
ところで、どうして完母になれなかったのか考えた結果、いろいろと出てきた。
何と言っても
頻回授乳できなかったことが大きな要因。
ここからはただの言い訳になるけれど、
我が子は大き目で生まれたために産院にいた時から平均的な赤ちゃんの倍近くミルクを欲しがっていた。頻回授乳を何回も試みたけど、胃のキャパが大きすぎて1回に欲する量が多く、結局ミルクを満腹になるまであげないと満足せず、満腹になっちゃうから3時間おきになる繰り返し。
しかも自分が大量出血で出産して、かつ貧血だったために母乳が作られにくかったのかもしれない。
そして遺伝ではないというけれど、私の母も両祖母も母乳はそんなに出なかったみたいなので、遺伝もあるという気休めも自分に言い聞かせてた。
産まれた日から多めに欲しがる子を頻回授乳できるコツや完母で育てる術があるのであれば教えてほしいなぁ。
悩むのは終わりにしたいから、自分が楽しめる選択肢を選んでいこう。
周りの目を気にせず、辛いなら楽だと思える選択をしたらいいよと夫が言ってくれて完ミに振り切ることができた。
完全ミルクになって・・・よかった!
ミルクになってからは悩んでいたのかが嘘みたいに楽しく子育てができるように。
デメリットと書いてるけども、個人的には許容範囲。
とにかく笑顔で毎日過ごせるし、赤ちゃんがとってもとってもかわいく感じ、ストレスがかなり減ったのが一番のメリット。
最後に、母乳や授乳で悩んでいるママさん、パパさんへ
今振り返れば、悩んでいたのもいい思い出。
むしろ悩む必要なんてありませんでした。もったいない日々だったなぁ。
今はあれだけ恐れていて、プレッシャーに感じていた「母乳ですか?」という質問を聞かれても、なにも思わずに「ミルクです」とさらりと応えられる。母乳でもミルクでも、「そうなの」で終わります。
子がすくすく育ってくれればなんでもいいんです。
誰もどっちを飲んでるかなんて、気にしてません。聞いてきた人も2分後には忘れてることでしょう。
悩んでいるママさん、その姿を見ているパパさん。
ミルクであっても母乳であっても、混合でも、母親がハッピーで、毎日笑顔で赤ちゃんと接してあげられる方法で一緒にいることが一番だと思います。その正解は、もちろん人それぞれ。
イライラしたり、かわいいと思えない気持ちで過ごしたりしている時間がもったいないほど、子はあっという間に成長していってしまいます。
(まだ産まれて半年ですが、刻々と一緒に過ごす時間のタイムリミットが迫っている感覚をすでに感じてます。。涙)
授乳のことでくよくよしすぎず、楽しく、幸せな日々を家族で過ごすことができますように!^^