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マラパスクア島へのアクセス

#フィリピン #マラパスクア #セブ島 #アクセス #ノースバスターミナル #シナログ祭 #マヤ #バンカーボート #バスの旅 #私の旅行記

日本人にはそれ程メジャーじゃないセブ島北部の小さな島、マラパスクア島に2023年1月に行ってきました。
この島に限らず、余りメジャーではない海外の観光地の情報はコロナ前から更新されていないものも多いので、この記事がご興味のある皆様の参考になれば幸いです。

何も知らずに仕事の都合でフライトと宿を予約したのですが、セブ中心部から島まで移動する日はフィリピンでも最大規模というシナログ祭の最終日でした。
街の中心部は交通規制が敷かれ、周辺道路も大渋滞、更にテロ防止のために携帯電話の電波は遮断(!)されるとのことで、そもそも島方面行きのバスが出るのか心配でしたが、セブ在住の知人が事前に調べてくれ、運行することが確認出来たので決行です。

島までのアクセスは比較的シンプルです。
セブ中心部のノース・バスターミナルからマヤ(Maya)港行きのバスに乗り、マヤ港からマラパスクア島行きのバンカーボートに乗ります。
所要時間は、バスが4~5時間でバンカーボートは30分ほどですが、所々で時間をロスしますので半日みておく必要があります。
以下、細かくご紹介します。

1月15日、渋滞を避けるために朝4時位にホテルでホワイトタクシーを呼んで貰い、ノースバスターミナルまで移動。
ノースバスターミナルは、以前は M.Logarta Ave.にあったのですが、2020年10月にショッピングセンター「SMシティ・セブ」前の現在の場所に移転しています。(グーグルマップで検索すると、移転前の場所が出てきますのでご注意を)
バスは朝4時が始発で1時間おきに出ると聞いていましたが、案の定スケジュールはあってなきが如し。
覚悟していたので、気長に待ちます。
バスはフロントに「Maya」等と表示されているのでわかると思います。
わからない場合でも、周りの誰かに聞けば親切に教えてくれます。
エアコン有りと無しが有り、それ程値段は変わらないと聞いていたので、エアコン有りを待っていたのですが、なかなか来ません。
やっと来たかと思えばエアコン無し。
それすらも人が集まらないと出発せず、「これ以上待って渋滞が始まっても・・・、エアコン無しも経験か・・・」と思って乗車すると、恐るべきボロさ(笑)

シートはボロボロ 深夜特急に出てくる乗り合いバスみたいです

係員のお兄ちゃんが同乗していて、走っている間に行き先を尋ねながらパンチ穴で運賃などを示したチケットを配ってくれます。

チケットを一通り配ってから運賃の徴収 ドアは閉まらないのか開けたまま走ります

マヤ港までは230ペソ。
丁度の持ち合わせがなく、300ペソ渡すと、お兄ちゃんに「ちょっと待ってて、お釣りは後でね」と身振り混じりの英語で言われ「忘れられるんじゃないか?」と思いましたが、後でちゃんとくれました。
途中、2回ほどドライブインのようなところで休憩があります。
心配された渋滞も余りなく、9時過ぎにマヤ港に到着。
地元の人と、時に密着しながら、ガタゴトバスに揺られながら車窓からの風景を見ていると、何とものどかで楽しく、良い経験になりました。

気の良い運ちゃん

海岸沿いの転回場所のような所でバスを降ろされ、人が歩いて行く方にテントのようなものが見えますので、そこを目指して歩きます。100メートルほど。
テントに入ろうとすると「すぐ横の建物で手続をしろ」的なことを言われ、行くと係員がいて150ペソを支払います。
「あれ、安いじゃん」と思ってテントに戻ると、乗船名簿のようなものを書かされ、また200ペソ請求されます。
「あっちで払った!」と言うと、建物で払ったのは入島税・観光税のようなもので、テントで払うのが船賃の模様。
ぼられている感じはしないので、おとなしく払います。
当然時刻表などはなく、人が集まり次第出発の様子。
15分くらい待っていると、何となく周りの空気からそろそろ出発らしいので、数十メートル先の乗り場まで移動。船への乗り込みは細い梯子で、スーツケースを持って渡るのは結構スリリング。「Porter?」と言われるが、ここで手を貸して貰うとチップを要求されることはわかっているので自分で持って乗り込みましたが、海に落とすことを考えるとチップなんて知れてるので(10ペソも出せば十分でしょう)、心配な人は手助けして貰った方が良いでしょう。

この先端の所に、右端に見える梯子のようなものを渡して乗り込みます
乗船後

船はそれ程揺れず、30分ほどでバウンティ(Baunty)ビーチに着きます。
潮の状況によって着くところは違うみたいです。
すかさず地元の人が「Porter?」と寄ってきます。
「ホテルはどこ?」と言われ「Hippocampus」というと、「歩くと凄く遠いよ」と言われ、「本当かよ?」と思いながらも荷物を転がしながらホテルを探すのも面倒なのでお願いしました。
結局5分も歩かずホテル着。
セブのホテルを出て7時間程でした。

帰りも基本的に行きと同じですが、簡単にご紹介しておきます。

島始発の船は、最初6時半と言われ、別の人に聞くと7時と言われたりします。
「6時半じゃないの?」と言うと「あ~、6時半、6時半」と言われたり、例によって適当です。
6時くらいからバウンティ・ビーチに座って待っていましたが、船が来る様子はなく、7時前くらいに通りがかりの人に聞くとどうやら出る場所は着いた場所から違うことが判明。
バウンティ・ビーチから時計回りに数百メートルのロゴン(Logon)ビーチという所でした。
人が結構集まっており、ここで島に来てから初めて日本人らしき人と遭遇しました。(乗船名簿の名前から判断)
チケットを買おうとすると、「200ペソが通常料金だが、人が少ないので+100ペソ」と言われます。
「行きは(ずっと少ない)6人で200ペソだったじゃないか!」と言おうかとも思いましたが、揉めるのも面倒臭いので結局おとなしく払いました。
どうもこの辺はまだまだ欧米風観光地への発展途上という感じ。
船上では行きと同じで、着いたところも同じ。

船内の様子

バスの乗り場がわかりませんでしたが、島でマッサージをしてもらったおばさんが一緒に乗っていたので連れて行ってもらいました。
行きのバスを降りたところから少し歩いて右手に坂をのぼったところがバス乗り場でした。
例によっていつ出るのかわからないバスを待っている間に、売店で「これ頂戴」と言って買ったのが魚の輪切り(?)を揚げたもの。

バスが何台も並んでいますが、どれがいつ出るのか全くわかりません
皆のんびり待っています
味は普通でした ビールが欲しくなります

帰りのバスもエアコン無しで、行きと同様。
4時間くらいで順調にセブ中心部に到着。
決まった降車場があるのかオンデマンドで降ろしてくれるのかよくわかりませんが、しょっちゅう停まって人が降りるので適当なところで降ろしてもらいました。こうしてマラパスクア島への道中は無事終わりました。

島内の様子はこの次の記事でご紹介します。

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