
Photo by
yokoichi
ちいさいおうち
家のWi-Fiの調子がいまいちで、YouTubeが動かず、ブーブー言う娘に、こういう時は本でも読もう、と言って久しぶりに本棚に向かった。
4,5年前に人に頂いて持っていた絵本が目につき、久しぶりに取り出す。
70年前に初版の、不朽の名作の絵本。(貰ってかなりのちに知った)
田舎で時間と季節を感じながら、幸せに過ごしてきた「ちいさいおうち」が、どんどん発展する街に飲み込まれていく
時間と季節を忘れてせかせか生きる、周囲の人々……
そして最後は田園に戻って、時間と季節を取り戻す「ちいさいおうち」。
読み聞かせしてて泣けてきた😭
ちいさいおうちの周りが都市化していくシーンの長女(7歳)のコメントは
「どんどんやべぇことになってるし!」
(笑)
言葉遣いはともかく
この子素直で、ほんといいなって思った🤣
時間と季節。それは、今の私にとっても、大切なことのひとつ。大人になって、忘れかけていたけれど、ここのところ、思い出してきた。
地域のYouTube番組を、毎月作っているけれど、伝えたいもののひとつは、それだったりする。
私にとってうつくしいもの、価値のあるものは、こういうもの。
このあいだ、「タイパ社会を生きる」という話を書いたけど、せかせかする社会は、「ちいさいおうち」が警鐘を鳴らしたそれ、そのものだ。
きっとそのうち(もうすでに?)、「時間と季節」というものが、見直されるだろうなぁ。
それはきっと、テクノロジーが進化して、都市化していく文明と人間が必ず通る、宿命のようなものなんだろうと思う。
「悪いことが起こっている」のではなく、単に「自明なことが起こっている」。誰も悪くない。ただ、大切なことを思い出せばいい。
私は、それを伝えていこう。
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