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伸びやかな性と愛

7/27(月)、はぐ♡ラボ×もっくん珈琲お茶会Vol.6を開催しました。

このお茶会は、つくば市で性教育の活動をされている中井聖さんと共同で開いているもので、今回で6回目。

聖さんと、FBの記事で意気投合したことをきっかけに、今年2月あたりから始めたお茶会なのですが、ジェンダー、第二次性徴、ゲーム、身体的接触などなど・・・いままで性愛にまつわる様々なテーマを取り扱ってきましたが、いずれも大変勉強になったし、また私自身にとって多大な気づきや変化をもたらすものでした。

私はこの分野に関しては何の肩書もない一般ピープルですが、占い方面の臨床現場から感じる、人の自己確立や、関係性における様々な課題とかなり通じているなぁ~という感覚があり、並々ならぬ関心を寄せています。

占いってなんやかんやアングラですので、もっとたくさんの人に何かを伝えるためには、こっちのチャンネルもぜひ使いたいなあと目論んでいるのです。

さて、そして今回のテーマは「性と愛の大地図~わたしは誰? したいことは何?」と称して、性愛の在り方や指向の多様性について話し合いました。

いわゆる「LGBT」という言葉が一般に広く知られるようになって久しいでですが、今はまた新しい概念が出てきている、ということを知りました。

SOGIE

こちらは「ソジー」と読みます。これを初めて見た時、てっきりまた、L(レズ)G(ゲイ)、B(バイセクシャル)、T(トランスジェンダー)などに続いて、新しい性的なスタイルのバリエーションが増えて、それを示しているのかな~?と思ったのですが、そうではありませんでした。

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SO(セクシャル・オリエンテーション/性的指向)

性愛・恋愛がどんな相手に向かうか

GI(ジェンダー・アイデンティティ/性自認):

自分をどんな性だと思っているか

E(エクスプレッション/性表現):

自分の性自認や欲求をどのように表現するか

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上記のLGBTが、個人に対してのラベリングやカテゴライズをするのとは対象的に、SOGIE(ソジー)は、万人の中にある性質そのものを表す言葉になります。

つまり、性的マイノリティではない人にとっても、誰もが当事者になる、自分のスタイルを言語化するための概念なのです。

たとえば、という生き字引が、今回、話題提供をしてくださった田邉大樹さん。

この方は、もっくん珈琲の常連さんで、KEK(高エネルギー加速器研究機構)に所属し、普段は宇宙のことを研究している大学院生さんです。ご専門の他、この性教育の分野にも興味があるようで、第2回めから継続的に参加してくださっています。

めちゃくちゃ頭がいい方で、コーヒーを飲みながらよく、うちのよっちゃんと数学や物理や宇宙の難しい話をしている感じ。(というよりは、よっちゃんが質問してる、という方が正確かな 笑)

写真右の、眼鏡をかけている方なのですが・・・

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この日は、女性の服を来て、お化粧をして、女の子バージョンでお茶会の場にいらっしゃいました。普段、もっくん珈琲にいらっしゃる時は、普通に男性装なのですが……綺麗なのでついついガン見してしまうww

あなたはどういう方なのですか? というのを、SOGIEの概念で聞いた時、彼の言葉は、

「性的指向(SO)は主に女性、性自認(GI)は男性であり、時々女物の服を着ると気分がよいことがある(E)」

ということでした。女性装は、彼の性表現のひとつなのです。

私たちはどうしても、女性の格好をしている男性はゲイなのか、オカマなのか、トランスジェンダーなのか、など、その人をあるカテゴリに当てはめがちですけれども、性的な性質は、もっともっと、色んなバリエーションがあって、色んなグラデーションがあって、しかも時とともに変化しうるものでもある・・・

そういう、伸びやかで自由なものなんだなあ、と、彼の姿やお話から、感じました。

実は、この会のすこし前に、1度だけコーヒー屋に女性装で来てくださったことがあるのですが、私はあまりの綺麗さに衝撃を受け、翻って自分の化粧やおしゃれをもっと頑張ろうと、アラフォーにして「男の娘」から刺激を受けることになりまして。(笑)

私は、女性でありながら、自分の女性装にあまり自信がないのがデフォルトだったのですが、『男の子がこんなに綺麗なんだから、きっと私も出来るじゃん!』みたいな謎の意地が発動して、綺麗になりたかった自分に気がつくことができました。

女性性を記号として認識したことで、絵を描くように、歌を歌うように、自由に表現していいんだなあ、と腑に落ちたのだと思います。そんなわけで、ここのところ、自宅の化粧品が増え、それが普通にコンスタントに減ってる(←これ、私の人生で実はあまりないww)

表面上、性的マイノリティにはならなくても、私のように、自分の中のセクシャリティの扱いに困ってたり、押し込めていたり、ステレオタイプに対してのコンプレックスを抱えている人は結構多いと思うんですけど、そんな人にとって、SOGIEの概念はとても救いになるなあと感じます。

自分を、他人が決めた枠にカテゴライズするのではなく、自分の表現したいスタイルや、性愛の方向を、自由に探求して行っていい。自分の好きな自分になって良いのです。それは、魂の解放と呼んでもいいのではないでしょうか。

もちろん、既存のLGBTなどの言葉も、そういった指向、在り方がある、と認識することについては、とても有用で、自分を探求する材料にはなります。

言葉って、自分を探す地図なんですよね。新しい概念を知ることで、また新しい自分に出会えそうです。

他の参加者さんからも、「既成概念が破壊された」という、インパクトの大きな感想が出てきていて、なかなかエキサイティングな回になったのかな、と思っています(*^^*)

「わたしは誰? したいことは何?」

機会があれば、 みなさんもぜひ、考えてみてください★

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もっくん
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