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PIA MUSIC COMPLEX 2021・1日目の感想

どうも、黙考する『叫』です。

今回は10月2日(土)・10月3日(日)にかけて行われた音楽イベント「PIA MUSIC COMPLEX 2021」の1日目に参加した際に思ったことや、今回の出演アーティストに対する感想、お気に入りの一曲(セットリストとかは関係なく)等を一つの記事にまとめようと思います。

なので、今回はいつもの黙考note啓蒙活動の流れには汲まない番外編の記事となります。しかし、番外編とはいえ「黙考note啓蒙活動」のテーマである啓蒙を込めていることに違いはありません。(「さすがに今回の内容は啓蒙として示すのは無理がある」、「そもそも題名に感想と思い切り書いてしまっているではないか」、という意見もあると思います。しかし、インターネットは度を過ぎなければ自由が保障されている世界です。感想から啓蒙が導かれることを信じています。)

「PIA MUSIC COMPLEX」について

そもそも「PIA MUSIC COMPLEX」とはどのような音楽イベントなのか、過去にどのように行われてきたのか・・・それを知るためのお手頃なサイトが存在します。

Wikipediaです。

上記にアクセスすれば、PIA MUSIC COMPLEXの概要と歴史がわかります。よってここでは細かい説明はいたしません。詳細を知りたければWikipediaを見てください。PIA MUSIC COMPLEXのページを作成してくれた方には感謝しかありませんね。

10月2日(土)

当日、会場のぴあMMアリーナに着いたのは10時55分でした。出発前に家でゆっくりし過ぎたために、ギリギリでの到着となりました。どうにかトップバッターのキュウソネコカミに間に合ってよかったです。

1)キュウソネコカミ

キュウソネコカミを観るのは久しぶりでした。というより、このご時世である以上はフェスそのものに暫く行けなかったのもあるので必然と久しぶりの鑑賞となってしまうのは避けられないですね。

ですが、今回はベーシストのカワクボ タロウさんが演奏に参加しておりませんでした。公式サイトでの掲示にある通り、指が不調であるためです。

ただ、ライブ自体にはバンドの演奏に乱入するという形で参加しておりました。記憶が正しければ、1曲目の「MEGA SHAKE IT!」でのラスサビ前に飛び入りしたのと、元号をテーマにした歌(曲名知らなくてすみません)の際にペンで令和と書かれた段ボールを掲げながらステージに出たりしていました。とても元気に動き回っていて、指以外は大丈夫そうに見えました。

ベースを含め弦楽器においては指は大事な要素の一つですので、どうか演奏に復帰できることを祈っております。

当日のライブは良かったです。今度は5人でのライブを観たいですね。


2)美波

初めて観る方でした。あまりにも情報を知らなくて、始まる前にWikipediaを見ました。女性のシンガーソングライターでした。ただ素顔はライブ以外では非公開としているようで、実際今回のライブでも通常は演奏の模様を大きなモニターで映し出していたのですが、美波さんの時は演奏映像ではなくプロフィール写真に用いられているイラストが映し出されていました。

印象に残っているのは最後の曲でしょうか。

美波さんが「最後に弾き語りの曲を。」といい、後ろにいたサポートメンバーがいない状態でアコースティックギターだけで演奏し始めました。曲名を知らなくて申し訳ないのですが...照明も暗めなので内省的な雰囲気を感じましたが、ギターの音が綺麗な曲でした。


曲の終盤であろうパートに入った瞬間、思いっきりバンドサウンドになっておりました。

もしかしたら、先ほどの「後ろにいたサポートメンバーがいない状態」というのは、照明が暗くて見えていなかっただけなのかもしれません。

私はてっきり「弾き語り」というものは楽器一本で第三者の演奏を加えることなく、一人だけで演奏し歌うものだと思っていたのですが、他者の演奏が加わっている上での「弾き語り」も成り立つということを見せつけられました。

当日のライブは良かったです。機会があればまた観てみたいです。


3)Hump Back

初めて観るバンドでした。ただ、名前だけは知っていました。チャットモンチーのトリビュートアルバムに参加していたのを見て知りました。ただトリビュート・アルバムをまだ聴けていません。チャットモンチーはテレビで使われていた数曲しか知らないんです。いつか全アルバムをがっつり聴いてみたいものです。

そして何となくですけど、チャットモンチーのトリビュートアルバムに参加しているのだから曲調もチャットモンチーのように緩い雰囲気なのかな?と思っていたのですがイメージよりも威勢が良かったです。関西出身のバンドでもあるようで、Hump Backの雰囲気は(音楽性が似ているという訳ではないんですが)どことなく10-FEETとかWANIMAに近いものを感じました。そういえばHump Backは京都大作戦にも出演されていましたね。

当日のライブは良かったです。機会があればまた観てみたいです。


4)フレデリック

フレデリックを観るのも久しぶりですね。フレデリックについては全アルバムを網羅するまでには至っていませんが、知ってる曲は全て好きです。フレデリックの曲はオシャレに感じます。曲名はすごく独特ですけど、曲はとてもスタイリッシュに聴こえます。その影響で独特な曲名も、すごく洗練されたタイトルに思えてきます。

今回のライブも、もちろんロックバンドである故に高い熱量を感じられる一方で、オシャレさもしっかり存在しておりました。私は見た目も中身も全くオシャレではないので、フレデリックの雰囲気が羨ましく思います。

当日のライブは良かったです。機会があればまた観たいです。


5)ROTTENGRAFFTY

ROTTENGRAFFTYを観るのは初めてではないと思いますが、恐らく観たといっても某フェスで違うステージに移動してる途中の道中にある別のステージでやってるライブだと思いますので、これを観たとカウントするのは怪しいところです。

なのでしっかり観るのは今回が初めてでしたが、重低音の大きいラウドなライブでした。後々のタイムテーブルを踏まえるのであれば、ラウド枠のトップバッターかもしれません。

そんなROTTENGRAFFTYですが、今回はギターとプログラミング担当のKAZUOMIさんが演奏に参加しておりませんでした。公式サイトのアナウンスの通り、9月中旬頃から体調不良で同月末にライブ活動を休止して治療に専念することになったそうです。

なので、ROTTENGRAFFTYによって当日は決して万全な体制ではなかったのかもしれませんが、そんなことを思わせないくらい激しくクオリティの高いライブを行っていました。

当日のライブは良かったです。今度は5人揃っている状態でのライブをしっかり観てみたいです。


換気タイム

15時から次のバンドが始まる15時30分まで換気タイムという時間が設けられました。この30分間は会場にも客電が付き、殆どの扉も開放状態となっておりました。

この30分間に私は何をしていたのかというと...特にこれといったことは何もしてません。ただ今回は再入場が可能だったので、一旦外に出て会場周辺を散歩していましたね。あと近くの自販機に行って飲み物を買い足したりとかしてました。(会場でペットボトルで飲み物を買えるところが見当たりませんでした。しっかり探せばあったのでしょうか。)


6)go!go!vanillas

go!go!vanillasを観るのも久しぶりですね。全アルバムを網羅はしていませんが、go!go!vanillasも好きなバンドの1つです。明るいロックンロールバンドというイメージを抱いていますが、久々に観るにあたり最近の楽曲を聴いてみたのですが、何だかスタイリッシュさを帯びているように聴こえました。しかしライブではやはり明るくロックンロールを鳴らしていました。個人的に「マジック」という曲が大好きなのですが、リハーサルで簡易的に演奏されたのみで本編でがっつり聴けませんでした。「ヒンキーディンキーパーティークルー」も聴けなかったですね。

しかし当日のライブは良かったです。今度観にいけた時は好きな曲を聴けるといいなと思っています。


7)04 Limited Sazabys

04 Limited Sazabysを観るのも久しぶりですね。

私は学生の頃、日本のロックバンドの曲ばかり聴いてまして、一時期はdustboxやHAWAIIAN6といったメロコアのバンドばかり聴いていたことがあります。ただ、個人的な認識としてはメロコアのバンドは音楽業界の多数派(メジャーシーン、とでも言うのでしょうか)には含まれていないように思っていました。でも04 Limited Sazabysはメロコアでありながらも真正面にメジャーの場に挑み、同時にしっかりと結果を残していて凄いバンドだと思っています。

先ほど書いた通り何度か観たことがある上で久しぶりに観たのですが、今回のライブは今まで観てきたよりも激しさが身体に伝わりました。音も心なしか記憶よりも大きかった印象です。あまりの大きさに耳が痛くなりましたが、久々にメロコアを肌で感じられて気持ちよかったです。

当日のライブは良かったです。また観る機会があれば観たいです。


8)マキシマム ザ ホルモン

マキシマム ザ ホルモンを観るのも久しぶりですね。久しぶりではあるのですが前回観にいったのが2019年のサマーソニックなので、そこまで久しぶりかというと微妙なところです。でもライブの登場曲がかかると、やっぱり気持ちが昂ぶります。

今回のライブも重低音が凄かったです。あとモニター映像も凝っていて、演奏映像にも様々なエフェクトが取り入れられていて、曲によってはマキシマム ザ ホルモンと全く関係ないアニメ作品の1シーンを取り入れたMAD動画が流れたりして面白かったです(あれって許可取ってるんですかね?)。記憶が正しければ3年前からモニター映像を流し始めていると思うのですが、耳だけでなく視覚面でも楽しめるのは良いことだと思います。

そしてマキシマム ザ ホルモンはMC担当お2人による、漫才のようなやり取りも聞いてて楽しいです。今回のライブにあたり来場者の一部がメンバーの皆様に贈られた多くのメッセージカードの中から何故か「NovelbrightとTHE ORAL CIGARETTESの対バン最前列で楽しみます」と、全く関係のないことが書かれていているものをMCで紹介していたり。書いた人はどういう気持ちでそのメッセージを書いたのでしょう。そして20年以上ぶりにライブに来てくれた同級生は、MAN WITH A MISSIONのTシャツを着て来たようです。

当日のライブは勿論良かったですし、また機会あれば観たいですねー。


9)MAN WITH A MISSION

MAN WITH A MISSIONを観るのも久しぶりですね。こちらもマキシマム ザ ホルモンと同じく、観るのは2019年のサマーソニック以来となります。ただ2019年の時はゲストがいっぱい来ていてワチャワチャしていた記憶があります。今回のようにゲスト無しのライブは本当に久しぶりです。

個人的にはMAN WITH A MISSIONの曲からは(そうでない曲もいくつかありますが、その多くは)映画のメインテーマや主題歌のような壮大さを感じます。ライブだとその壮大さがより顕著になります。だから大きな会場が本当に似合うと、ライブを観ていて思います。今回の会場であるぴあMMアリーナも似合っていました。ですが2つに分かれたステージを1つに合体させ、そのステージ中央で演奏する方がもっと似合うような気がしました。

当日のライブは良かったです。いつか大きな会場で行われるワンマンライブにも行きたいです。


10)サンボマスター

サンボマスターを観るのも久しぶりですね。これまでサンボマスターを観てきたのは全てフェスで、しかも日中の出番でした。なので私にとってサンボマスターは、時間が早くてもギアを全開にしてフルスロットルでライブをするバンドというイメージでした。

ですが今回はトリとしての出演です。なのでこの日は珍しくテンポが遅めのバラード曲を演奏していました。

曲名は申し訳ないことに存じないのですが、これがとても良かったです。

先ほど伝えたように何もかも全開なライブをするというイメージでしかなかったサンボマスターが、スローな曲で、大きな会場の空気を一瞬にして自分たちのものにするのを目の当たりにしました。曲の間であえて演奏が止まるところでは会場も静まり返り、心なしか緊張感も伝わりました。

もちろん速い曲ではいつも通り感情が大きめの演奏模様でしたが、今回バラード曲をライブで聴いたことで、サンボマスターのイメージが変わりました。サンボマスターの違う一面を観られて本当に良かったです。

アンコールはありませんでしたが、当日のライブは本当に良かったです。アルバムをしっかり聴いてみようかなと思いました。


終演後

サンボマスターの余韻に浸りつつ会場から出たのですが、むちゃくちゃ雨が降っていました。土砂降りでした。余韻は雨と共に流されちまいました。

大雨の影響で帰りの電車も遅延しておりました。私は今日も明日もお休みでしたので問題ないのですが、土日もしっかり電車通勤している方はとても大変だったと思います。お勤めだった皆さま、本当にお疲れ様でした。

時間も時間である故にご飯屋さんもやっていない(やっている所はすごく混んでいる)状態ですので、この日はセブンイレブンで買った濃厚ねぎ豚骨焼ラーメン 辛味にんにくたれ入を夕食にしました。プレミアルモルツもお供に。


1日目の感想はここまでとなります。

次回は2日目の感想をアップロードする予定ですが、現時点で下書きも作成していない状態です。なので1から思い出す段階からのスタートです。先は長くなるかもしれません。。。完成したらこちらにも追記しますので、よろしくお願いします。

以上、黙考する『叫』でした。

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