スクラムマスターになりました

Scrum Inc.認定資格スクラムマスターの研修を受け、無事試験に合格しました。

現在の業務においては、完全なウォーターフォールでもなく、かといってアジャイルでもなく、よく言えば臨機応変に進めてきたが、よくよく考えると正式なアジャイルでの開発経験もない。

そして昨今、スクラムという言葉をよく聞くことからスクラムマスターに挑戦してみようと思い立った次第です。


調べてみると、スクラムマスターの認定制度は2種類あることがわかった。

Certified Scrum Master(CSM)

Licensed Scrum Master(LSM)


どちらがいいのかはよくわからなかったが、スクラムマスターを目指すということにおいてはどちらを受講しても同じだろう(たぶん)

ということで、今回はLicensed Scrum Master(LSM)を受講しました。


研修におけるワークショップが大嫌いなので、申込みをしてから受講するまで、
毎日「いやだ〜、いやだ〜」と思い続けていた・・・。
(そんなに嫌なら受講しなければいいのに)


しか〜し

実際に受講してみると、とても楽しく、あっという間の2日間でした。

ネタバレとなるので受講内容は割愛しますが、
ワークショップはみんなで楽しく話し合い、そしてなにより実験がめちゃくちゃ盛り上がった。
このあたりは、同じチームになる人によってだいぶ左右されるが、私はチームメンバーに恵まれたと思う。


私のチームには、アプリ開発、コンサル、企画等、多種多様なメンバーがいたのだが、みんなが口を揃えて言うことは・・・・


今の業務をスクラムで行うことはできるのか?

できないのではないか?


スクラムマスターの研修を進めれば進めるほどみんなが頭を抱えていた。

それはなぜか。

お客様との業務の契約は、ほとんどが請負だから。
金額もやることも、そして納期も決まっているのに、どうやってスクラムで進めるんだよ〜、と。

休憩のたびに、

「う〜ん、やっぱり今の業務には取り込めない、どうすればいいんだろう。」
「開発フェーズの一部分だけスクラムでできる!!かも?」

という感じ。

講師に質問するときにも、

今の業務の契約形態、今の業務の進め方を前提とし、どのようにすればいいのか?

なので、質問内容も微妙だし、返ってくる答えもしっくりこない。
そんな気持ちのモヤモヤを抱えたまま受講していたけど、ある時ひらめいた。


もしかして、今の業務形態に当てはめるという考え方自体が間違いなんじゃないの?


そう思った瞬間、全てがつながった

これは、お客様も巻き込んで、契約形態も変えて(例えば準委任)、すべて最初からスクラムとして始めなければならない。
今までの進め方とはそもそも違う。


まぁ、考えてみたら当たり前なんだけど、ちょっと今の業務に固執しすぎていた気がする。

その考え方自体が良くないんだろう・・・。
スクラムで業務を行うためには、これまでの先入観を捨てなければならない。


あ〜、すっきりした。


しかし、スクラムで業務を行うためにはそれなりの訓練が必要になる。
そしてなにより、スクラムマスターには向き不向きがある。


自分は向いているのだろうか・・・


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