PMP資格取得奮闘記 パート3(最後)

いよいよ本番試験当日。

試験会場予約時の話。
一番近い試験会場は新宿だったけど、電車で行くのが嫌なので、車で行ける立川したかった。
けど、立川の会場は試験開催日時が極めて少なく、希望の日に試験を受けることができない。
しかたがない、町田にするか・・・。

事前に試験会場まで車で下見に行っていたので、所要時間は1時間半くらい。
11時に試験開始で、30分前には受付に来てくれとのこと。
となると、朝の渋滞もあるだろうし、
あ、でも、もし遅れたら嫌なので、少し早めに出るとして、
あ、でも、最近工事多いので、それも考えて・・・。

あかん、早め早めの行動すぎてとんでもなく早起きになりそうだ。
いっそのことめちゃくちゃ早めに行って、スタバとかで勉強してから会場に向かおうか。
いや待て、スタバ高いからドトールにしよう、でも本当に落ち着けるのはルノアール。
などと、本質とは関係のないことばかり考えている場合じゃない。
う〜ん、そうなると早く寝ないといけないし、でも、夜はしっかり復習しておきたいし。

どうしたもんか、何時に起きるか、どうしようどうしようと試験前日に考え込んでいた私に嫁が一言


前泊すれば?


な、なに〜。
そんな考えまったくなかった〜。
延泊ということは、今日の今日止まるということか〜。

お金こそかかるけど、すべての精神的不安要素が解消されるではないか・・・。
ふむ、いまはもう夕方か。
ホテルって今からでも宿泊できるのか?!

まずは町田駅周辺のビジネスホテル検索。

お〜、めっちゃある。
ありすぎて選べない。
ここは有名所で選ぶしかないな。


アパホテル


有名だし、間違いないだろう。
しかも当日でも予約して宿泊できるんだ。
う〜ん、便利。

ホテル代:5000円
駐車場代:1000円

6000円か。
高いけど、PMP的には総合的に見てこれがベストなはず。

などとわけのわからないことを申しております。

夜ゆっくり勉強できて、
朝は早く起きて、ごはん食べて、勉強して、試験会場に向かう。

うん、完璧。

早速ホテルに向かいま〜す。


ホテルに到着したのは22時。
思ってたよりきれいな建物で一安心。

早速シャワーを浴びて、コンビニで買っておいた晩御飯を食べて、勉強開始。

ホテルに籠もって試験勉強してるなんて、昔の自分なら考えられなかったな〜。
っていうか、ホテルに籠もって試験勉強してる自分。

ぷぷ。

嫁が見たら爆笑するだろうなぁ。

それはさておき、うるさい。
とにかくうるさい。

駅に近く、ホテルが1階なので、外で大声出している人がいる。
廊下で「おら〜〜〜!!*$^@*#だろ!!!!」と奇声を発している人(酔っぱらい?)
「お疲れっした〜、疲れましたね〜〜」と出張泊まりっぽいサラリーマンの廊下での談笑。
コインランドリーで洗濯機の蓋をバンバン締めてる人。

ま、まぁ、試験中もいろいろ雑音はあるだろうからいい予行演習になった。
なんて思えるわけないやろがい!!。

しかし、時間が経過するほどに、本試験までの時間が短くなっていくほどに緊張してくる。
でも、ここまで勉強してしっかり覚えて、合格しないなんてことはないだろう。
と自分に言い聞かせる。

復習も一区切り付いた。
明日の朝、少し早めに起きて、試験の1時間前には朝食を済ませ、軽く勉強するためにも早く寝よう。


寝れん。
緊張して寝れん。
外がうるさすぎて寝れん。
ベッドが硬すぎて眠れん。
枕が違いすぎて(低すぎて)寝れん。


眠れなさすぎて、余計に緊張してくる。

念の為持ってきていたiPadで動画視聴。
あぁ、一番やってはいけないことをやっている・・・・。

結局、寝ようと決意を決めたときに確認した時間は4時。
外、ほんのり明るくなってますやん・・・。


さて、試験当日の朝です。
ほとんど眠れなかったような気がする。

起きてからというもの緊張感MAX。
緊張するとおえおえなる体質なので、
朝、シャワー浴びながら、おえっ。
テレビ見ながら、おえっ。
朝ごはん食べながら、おえっ。
復習しながら、おえっ。
チャックアウトの準備しながら、おえっ。

ダイジョブかこれ。

試験会場はホテルから徒歩7分ほどのところにあるので、到着。
会場に向かう途中でもおえおえ言ってましたが、私ではありませんという顔で歩いてます。

予定より早く着いてしまったので「早く来すぎてしまいましたが大丈夫でしょうか?」と尋ねるも、大丈夫ですよとかもなく「お名前は!」と。
「あ、〇〇です」
「準備はできています、始めますか?」

受付の人怖い。
まぁ試験会場だから厳しく対応しないといけないということね。
さすがプロフェッショナル。

予約時間まで待っててもしかたがないので、早速試験を開始することに。


あれだけ勉強したんだから余裕っしょwwww
なんて思いながら、いざ試験開始ポチっとな。



何じゃこの問題は???
日本語が難しい?
何を問おているのだ?
文脈が読めない。


開始数問で心が折れました、はい。

模擬試験の問題の難しい番だろ、なんて思ってたら、全くの別問題やんか。
聞いてないよ!!!いや、聞いてたけど。

こんなに違うの?
こんなに難しいの?
答えの4択も微妙。

そんな日本語ある?
そんな単語、今まで見たことないんだけど?

とにかく問題文を読むのがストレス。
問題の内容を理解するのに、相当エネルギーを使う。

ナニヲキカレテイルノカガワカラナイ。

こういうときは、答えを消去法で。

4ツトモゼンブセイカイダトオモイマス


それでもなんとか前半の問題は回答できた。
できたというより、たぶんこれ・・・これだと思う、を選んだにすぎない。
自信を持って「これだ!!」と選べるような問題は出てこなひ・・・。


もうね、合格できないと覚悟した。
あきらめた。

不合格でもあと2回は再試験できるけど、もう一度この問題に立ち向かわないといけないと思ったら、再受験するのもやめようかと思った。
それくらいこの問題はしんどい。
勉強してきたこと無駄になっちゃうけど、まぁ知識としては覚えているので、業務の役に立たないこともないだろう。
残りの問題はサラッと問題読んで、そっれぽい答え選んで、家に帰ろう。
帰りたい。
もうやめたい。

って真剣に思った。

いや、ほんとうにマジにそう思った。


でも待てよ。

ここでがんばって合格できたら、もうこんな試験受けなくていいんだよな。
残りの問題、あと1時間ちょい踏ん張れば全てから開放される。
がんばれ俺。

っと、後ろの受験者の椅子がギシギシときしむやつで、それに座ってるのが超落ち着きのないヤツで、ず〜〜〜〜〜っとギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシシギシギシシギシギシシギシギシいってる中、自分に言い聞かせたのである・・・。

問題を全部解き終わって、不安な問題を見直そうと思ったけど、全問不安なのでやめた。
考えるのをやめた。
もういいやと「試験終了」ボタンをぽちっとな。


おめでとうございます、あなたの努力をたたえます。


ああ、合格したのか。

やった〜〜〜〜〜、っていううれしさよりも、もうこの試験を受けなくていいのかと安心したほうが勝っていたので、心の底から「おわった」と。


試験部屋の外に出ると、プリントアウトした紙を持っている試験官の人が近寄ってきた。
あれが試験結果のレポート用紙か、なんて思っていると、


「こちらが結果です」
「こちらにサインを」

サラサラサラ。

「以上で終わりです、お疲れさまでした」


最初から最後まで、プロフェッショナルでした。



おわり。

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