視座を高くするという事
※この記事は2023年10月に社内向けに発信したものを社外向けに書き直したものです。
日曜日に長男が高熱を出し、昨日から次男が高熱を出し、
てんやわんやしている今日この頃です。
コロナでもインフルでもなく、ヨクワカラナイ病(よくある)でした。
急に秋めいたこともあり、風邪やインフルが流行っているようです。
皆さんも健康第一で、ご自愛ください。
さて、今日は私が感じる”視座”の話をしたいと思います。
以前にもどこかで書いた気もするのですが、最近改めて大事だなと思ったので、改めまして。
Ⅰ.視座とは?
まず本稿でとりあげる、視座とは何でしょうか?
辞書引きしてみるとこのような…
いやいや、何かむずいな…(笑)
ということで、
ちょうどよさげな記事があったので、こちら共有させて頂きます。
この記事によると、
『物事を眺め、それを把握するときの立場』
とあります。フムフム
今の会社に転職するすこし前の話。
色々な会社から話を聞いて、様々なポジションを検討、アプライしました。
基本は営業ポジションでしたが、その中で事業責任者のポジションのお話も
いただいていました。
とあるリファラル系のSaaSを展開している企業の事業責任者に、
「事業責任者として何がたいへんですか?」と質問した時、
返ってきたのが、「視座の行き来」という答えでした。
Ⅱ.視座の行き来?
私は2社目の会社までプレイヤーだったので、”具体”しか見てきませんでした。
具体とは、目の前の仕事、営業であれば数字であり、
ConsultantやEngineerであればいまのプロジェクトのことであり、
長く見積もっても1~2年位の物事、事柄。
視座を上げて、事業の未来、(ある種)抽象的な像、長期の大きな目標を
作っていくというのは未経験の部分だったので、
「かっけぇ~」と思った記憶があります。
それでこの方が言いたかったのは、
「事業責任者は『具体と抽象』=『視座』を行き来しないといけませんよ」
という事なんだなと理解しました。
もちろん具体が悪い、というわけではありません。
未来のために、目の前の具体はとても重要な要素ですから。
それで、この話を身をもって感じているのが、ここ最近です。
経営の幹部としてやらせていただいている中で、
やはりこの視座の行き来がとても重要であり、難しいのだと改めて感じています。
Ⅲ.視点、視野、視座
似たような言葉で、視野とか、視点とかもよくビジネスで使われる言葉ですね。
こちらも記事の引用になりますが、言葉の違いはあるようです。
そりゃ当然、視点が鋭くて、視野が広くて、視座が高いのがいいに決まってるんですが、私は結局この”視座”が一番大事だな~と感じています。
全体を俯瞰してみる力、客観的に判断する力、動かしていく力が必要です。
リーダーには、よく状況や全体を把握する力が求められる~なんて話がありますが、
これ正に視座を高くしていくことが求められると同義だと思っています。
まぁ、だからこそリーダーという立場・役割は難しいんだと…
視座が低くなることで、目線が落ちて、全体が見えなくなる。
少し遠いところ、隠れているところまで目が届かなくなる。
そうなるとこれまでできてた事や当たり前にやっていたルーティンが崩れ、
悪循環を生み出してしまう。
でもいいんです。
あぁ、自分いま視座低いわって思ったら、故意に上げればいいので。
Ⅳ.誰にとっての視座なのか
何か冒頭の定義を見ると、役職者とか上の人だけが視座を高く持つべき、
みたいなとらえ方をしてしまうかもしれませんが、そうではありません。
誰もがこの視座を高く持ち、1cmでも上げてみていくべきです。
この絵を見てください。
Ⅱで具体と抽象の話を書きましたが、
もっと簡単にわかり易く言えば、理想と現実ってことですよね!
そして、高い理想を持つって、つまり、目標設定のこと。
なんだ当たり前じゃーんと言われてしまうかもしれませんが、
日々の振り返りの中で中長期の目標がおざなりになっている人、
忘れてしまう人は意外と多いです。(自戒)
あとはもうこの視座の行き来をどんだけ俊敏にできるかどうか。
低くなっていることに気が付けるかどうか。
意識の問題です。
この階段の登り降りは大変。疲れる。面倒…
体力も使うし、コストもかかるやもしれません。
でももうお分かりかと思いますが、
その先に成長があり、自己実現があるです。
これをやり切るかは自分次第だと思います。
もちろん周りからの補助はあっていいと思いますが、
セルフコントロールの域です。
この記事を読んで、皆さんの視座が少しでも上がることを願っています。
共々に成長の階段を上っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。