憧れと少しの挫折と経験
社会人一年目ということは4年前、、、かな。
専門学校の同級生の紹介でアルバイトで入社。
ドラマや映画の装飾会社。ビジネスマナーや電話対応などないに等しかった。それより体力、精神力が必要な仕事。ドラマに関わる仕事が夢でもあったし、無知だからある意味無敵で勢いで飛び込んだ。
学生の頃からやっていて、学校がないときは次の日のロケのために泊まりなんて当たり前。
早朝5時出発なんてザラで低血圧のためフラフラしながらトラックに乗り込んでロケ地まで。
ロケ地に着いたら目覚めきれてない頭と身体で小道具を下ろして撮影のスタンバイ。
撮影中も次々にくるシーンのため様々な準備をし、次の目的地への移動中にトラックの中でお弁当食べ、仮眠室に戻ってくる頃には日にちを跨いだ日もあった。専門学校は2年制だったため、私がこうやって働いているとき友達は大学生でSNSを覗いてはスマホを仮眠室の床に投げつける日もあった。
でも一年目はとにかく続けよう!自分が選んだ道だ!続けていれば何かいいことあるかもしれない!と。
わからないことだらけだったけど、役者、スタッフには本当に恵まれて色々あったけど、初のレギュラー番組をどうにか終えた。
でも楽しいことの後には苦しいことが来るわけで、次の作品が地獄だった。
コメディタッチのドラマだったのだけど、スタッフ同士の意思疎通がうまくできてなくて撮影は押すのが基本だし、
私は全くやったことない持道具の操作を任された。
役者、衣装メイクと密に関わることも知らず地雷を踏みまくり衣裳さんにはめちゃめちゃ怒られて毎日溺れそうだった。ストレスでお茶場のお菓子食べまくって人生MAX体重になった。(よく泳ぎ切りましたという感じだし、8キロ減らした。偉い。)
応援で家に帰れると思っても着くのが24時近いこともあったし、電車では結構な頻度で寝過ごしたりリュックを膝から落としたりすごくすごく疲れてた。
当時の自分を抱きしめたくなる。
仕事しながら会社への不満や将来性、自分の時間を持ちたいという思いが強くなっていき、ちょうど丸3年っていうときに退職。本当に自分お疲れ様でした。花ぱちも送迎会ももちろんなかったけど清々しい気持ちで辞めた。
今はずっと求めていた普通の日常というものを楽しく穏やかに過ごしている。お給料は減ったけど心の満足度がとてもとても高い。でもそれは前の仕事をしていたから感じられること。3年間は無駄じゃなかったし、1年目で辞めなかったからこそ経験出来たことも沢山あったし、良いこともあった。
人生は色んな経験をしないとわからないことだらけということ。踏ん張ってみるのも良し、他の場所を探しても良し。周りが色々言ってきても気にせず、自分が少しでも幸せって過ごせる日々を探していこう。自分が幸せを感じないと人に与える余裕も生まれない。自分が幸せと感じた先にプラスのことが生まれる。
よし、少しずつ前に、まずは自分の幸せから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?