「リズと青い鳥」大ヒット御礼 追加記念舞台挨拶【19:00の回】レポート
前のブログに書いていたもの。
本日は「リズと青い鳥」大ヒット御礼 追加記念舞台挨拶にやって参りました。
サイン入りポスターが掲示されてたみたいだけど見つけられませんでした。外にあったのかしら。
※以下レポートです。
見間違いや聞き違いがあるかと思いますがご容赦を。
【19:00の回上映後】
まず松竹の向井さん(お名前間違えてたらごめんなさい)が登壇し、諸注意説明の後、東山奈央さん、種﨑敦美さん、杉浦しおりさんの順で登壇。
東山さんは青いワンピースにポニテと、希美に寄せた格好で颯爽と歩いてきました。歩き方が完全に本編序盤の希美。そしてリズミカルに揺れるポニテ。それを笑顔でじーっと見つめながら少し後ろをついてくる種﨑さんもまたみぞれにしか見えません。
杉浦さんもにこにこふわっふわした雰囲気が梨々花ちゃんだ。
種﨑「みなさん、こんばんは~。
(奈央ちゃんが)颯爽と入っていくので。
もう希美意識!?ってなりましたw」
東山「もう!?」
種﨑「幸せで顔の綻びが止まらなくて(*´ェ`*)
公開69日目にしてこうしてまた舞台挨拶をさせて頂くことが出来てありがたく思います。
ポニテを見られて幸せでした。
鎧塚みぞれ役の種﨑敦美です。
そして今日は梨々花ちゃんもいるの!
とってもうれしいです!」
東山「みなさーん、こんばんは!
傘木希美役の東山奈央です!
これまでたくさん舞台挨拶をさせて頂きましたが、前回で最後だと思っていました。
こうしてみなさんとまた『リズ鳥』のことを語れるのがうれしいです。
あれ?『リズ鳥』って略しません?
Twitterでよく『リズ鳥』と見かけるのでマネしてみました。
またみなさんと会えると思ってなかったです。
スタッフさん達も思ってなかったみたいで。
水面下で色々動いてる企画はあると思うんですけど、今回は誰も予想してなかった追加舞台挨拶なのだそうです。
今日はたくさん『リズ鳥』のお話をしましょう!
よろしくお願いします!」
杉浦「みなさん、こんばんは。
剣崎梨々花役の杉浦しおりです。
すごく緊張していて…(2呼吸ついて気持ちを落ち着けつつ)。
今日はリズのことをお話しできるのをとってもうれしく思っています!
よろしくお願いします!」
向井「杉浦さんは舞台挨拶初登壇ですね」
杉浦「はい。
お会いできてありがとうという気持ちを込めまして。
お礼に、これ!(スカートのポケットから何かを出す)
コンビニのゆで卵です。味ついてておいしいです(*^_^*)」
\おおおおおお~~~!!!!(拍手)/
杉浦「お礼に、これ!」
種﨑さん、東山さんにぽんぽんと手渡していく。
東山「お、おう…」
種﨑さん、杉浦さんをじーっと見てる。
杉浦「そんな目で見ないで(>_<) 失礼します!」
東山「本編に忠実にね」
種﨑「本編ではみぞれはもらえてないので、もらえたら何て言うのだろう?と思って。
…ありがとう?」
東山「どういたしまして?」
そこは「何で疑問形なのw」って言って欲しかったかもw
東山「これ本当に買ってきてくれたんだよね?
既に楽屋でも頂いてます。
味ついてておいしいんだよね。
何でこの味になるんだろう?」
杉浦「塩いっぱい入れて茹でるとこうなるみたいですよ。
だから実は家でも作れるんです。
でもコンビニの方がおいしいです」
種﨑「中まで塩が、貫通してる…?」
東山「それだと鳥から生まれてくるとき羊水の味がしょっぱかったら卵出てきちゃうから~!w」
↑東山さんが何かすごくツボってて笑いながら言ってたので合ってるか分かんないけど。
ここでスタッフさんにゆで卵を回収されていきます。
向井「公開されてから今週で10週目で、来週には7月に突入します」
種﨑「それは長いんですか?」
向井「ロングランです。
普通だと4・5週ですが、そこは松竹が頑張って営業しているので。
『良い映画ですから!』と。
公開10週目に入っての感想をお願いします」
種﨑「うぇえ…。
公開されてから初めて観たよと言う方はいらっしゃいますか?
そんなに!?(結構挙手してたっぽい)
それは、何きっかけで来て下さったのだろう…?」
東山「(訊きに)行こうよ行こうよ!
(舞台から下りて客席の方へ駆け寄ってくる)
何で今日来ようと思ったんですか?」
\種﨑さんに会えるということで/
種﨑「それで観に来て下さったんですね。
公開69日目にしてようやく…。感無量です」
東山「やってるのは知ってたけどなかなか一歩が踏み出せなかった感じかな?」
種﨑「私ももう一回観ておきたいとは思ってるんだけど、どんどん上映回数が減っていって、合う時間がなくてなかなか…。
ロングランとは言え、時間がくれば公開が終わってしまうのだろうな…。
どうしたら良いんだろう…」
東山「きっとパッケージが出るよ」
種﨑「出ないと言うことはあるのだろうか」
東山「まだ分かんないけど」
向井「ポニーキャニオンさんに言って下さい」
東山「私はリズ鳥をパッケージで頂いてヘッドフォンをつけて観たんだけど、そういうパッケージならではの楽しみ方もあると思うので、出たら是非観てみて下さい」
杉浦「私は一時停止して語りたいぐらいです!
だから出して欲しい!」
私らと同じ事を言っている~w
向井「杉浦さんは劇場では観られましたか?」
杉浦「8回ぐらい観ました!昨日も観ました。
毎回新しい発見があって、色んな視点から観られて面白いです。
最近は希美先輩視点で観てます」
東山「最初はやっぱりみぞれ視点?」
杉浦「最初は自分が演じている梨々花視点で。
自分のシーンが来るとソワソワしてきて集中出来なくて。
でも回を重ねるごとに良いじゃん、梨々花!って思えてきて。
安心しました。
何度か観ていると1回目・2回目では気づけなかったことが目に付くようになってきて。
気づけて。
梨々花はみぞ先輩が大好きなので、どうしてもみぞ先輩に気持ちが寄ってっちゃう。
最近は優子先輩の表情を見ながらどう思ってるんだろう?と思いながら観ています」
種﨑「最初は気づかなくて一番最近観て気づいたことは?」
杉浦「最初はみんなで練習しているときに、みぞ先輩の奥に梨々花の頭が見えてるんですよ。
それがみぞ先輩が覚醒するか、その前にはもう梨々花はいないんですよ。
それまでは普通に受け容れていたんだけど、『あ、梨々花いないんだ…』と昨日実感しました」
東山「『オーディション、落ちちゃいました~(梨々花のマネ)』って言ってたもんね」
杉浦「みぞ先輩と吹けないんだ…と実感しました」
種﨑「来年があるから…(アセアセ)」
杉浦「来年はみぞ先輩がいないんです」
種﨑「それはしおりちゃんじゃないと気づけないことだね」
種﨑さんも気付いて!w
ファゴットの子たちはオーディションに受かってたから梨々花だけ切ないよね…。
「来年頑張ります」と言ってはいたけど、みぞれも来年は一緒に吹けないと分かっていたからこそちょっと間を置いて「…うん」と返したわけで。
代わりにオーボエ練習曲を一緒に吹いてくれるんですね。やさしい。
種﨑「私いないんだ~…って梨々花視点で観てた人?」
挙手するオタク。
種﨑「何回観ました?」
\15回/
種﨑「私の方が上じゃと言う方は?」
10回、20回、とアンケートを採っていき、最高は60回以上のオタクでした。
東山「朝起きて、リズを観て、寝ると言った感じですかね。
ライフワークになっていますね」
私だって上映館が近ければライフワークにしたかったわ。
東山「どんな視点で観てましたか?」
\僕は希美のことが好きなみぞれが好きなので、梨々花寄りの視点で観てますね/
東山「ここにいる全員入れてくれましたね」
向井「杉浦さんは最初観た印象はいかがでしたか?」
杉浦「すごいなと」
種﨑「うんうんうんうん」
杉浦「音楽や映像、全部が素晴らしくて胸がぎゅっとなりました。
最初はみぞ先輩の気持ちがどうして伝わらないのだろう?って思って、すごくもどかしくて。
ちょっとのすれ違いなんですよ。
何かひとこと言えば。一つアクションがあれば。
二人は繋がるのに…って、親目線になっちゃった。
ですかね」
種﨑「私たちは最初お互いの役に共感してたんだよね。
梨々花ちゃんはどうなんだろうって。
私たちは収録のときにはもう自分の役が分かりーのの状態だったけど、最初台本読んだときはどうだった?」
東山「私は希美の気持ちが最初よく分からなかった。
私は悔しい思いをしても、それは自分の力が足りなくて出来なかったんだと思うタイプなので、何であの子みたいになれないんだろう?と思うことがないんです。
種さんは逆に希美の気持ちがしっくりきたんだよね」
私も東山さんと同じタイプで、出来なかったら自分の力不足だと思うし、人様の能力に対して嫉妬心を抱くことはないので希美のことを理解するまで時間がかかりました。
東山「梨々花ちゃんというか、しおりちゃんはどうなの?」
杉浦「ひたすらみぞ先輩が好きで仕方なかったです」
種﨑「何でそんなに、みぞ先輩のことを好きでいてくれるんだろう?
(何かぱたぱた手振りをつけながら一生懸命言っててかわいかった)」
杉浦「監督から梨々花はやさしくて、周りに恵まれているキャラだと説明がありました。
そして図太くておじさんで。
多分ですけど、梨々花の周りには今までみぞ先輩みたいな人がいなかったんだと思います。
だから純粋な興味と、この先輩すごいぞという才能に惹かれて、教わりたい、仲良くなりたいと思ったんじゃないかと」
種﨑「しおりちゃんがそう思ったんならそうやと思いますわ!
うんうん!」
東山「どこの人!?大分の人だよね??」
杉浦「みぞ先輩大好き。うふ♡」
種﨑「…ありがとう?
監督からも言われてたけど、みぞれと梨々花ちゃんが二人で吹いてるシーンは『梨々花の思いが浄化されたシーンなんだよ』って」
杉浦「あのシーンは映画館で観て爆発しそうになりました。
話しかけて良かった~!
こんなに好きになっていたんだと実感しました」
東山さん、二人を見てむくれながら、
東山「二人、仲良いですね。
ジェラっちゃいますね(石ころ蹴っ飛ばしてる振り)」
希美もこれぐらい分かりやすくジェラってくれれば良いんですけどねw
東山「そういえばお二人がお互い仲良くなりたいなとモジモジされていた話を伺ったんですが」
種﨑「舞台挨拶の前にアフレコではははは、話しかけたらバッと来てくれて」
杉浦「忘れるわけない!
仲良くなりたいと思っていたけど、どうしたら良いのか分からなくて座ってたら、そのとき急に話しかけて下さって。
『ずっとお話したかったんです~!』って(種﨑さんのすぐ近くまで駆け寄る)」
みぞれだったらビビりそうなぐらい間近まで迫っていましたw(^^;)
杉浦「その後反省しました。やっちまったな~…って」
種﨑「何で?うれしいやつだったから」
杉浦「すぃーと行ければ良かったんですけどね」
東山さんが、チラチラ見てたんだったかな。
杉浦「(奈央ぼうさんも)すごいお話してくれて」
東山「席が近くて『初めまして~!』って言って話して。
お弁当も一緒に食べたんだよね。
初めてだったけど話しやすかった!」
杉浦「ほんとですか!?」
種﨑「梨々花ちゃんだな~」
杉浦「本当に思ってます??」
種﨑「私はウソつけないから。私が言ってることは本心」
杉浦「追加舞台挨拶に呼んで頂いて、改めてお二人とお話しできてうれしかったです。
種さん、奈央ぼうさんって呼ばせて頂いて」
東山「この作品は1日かけて録ったんだけど、長い間一緒にいたような感覚になるよね。
今回この3人で集まれたことはとても意義のあることだと思っていて、ようやく実現できて良かった。
アフレコのときは難しい台本に集中しなければならなくて、あんまり話せなかったから。
さっきはゆで卵おいしいね~って話してたんだけど。
笑ったのは、この二人の会話が面白くてw」
種﨑「あ~、梨々花ちゃんとお会いする~何話そうかと思っていたら、会った瞬間ゆで卵をスッと持ってきてくれて。
メイク中にも何話そうか考えていたら(奈央ちゃんが)私たちより1時間遅れで来たんだよね。
そしたら『久しぶり~。髪切った~?』って話しかけててすげー!!って思って。
いや~、希美だわ~って思った」
東山「普通だよ。
現場ごとにキャラが憑依してくることってありません?
私はこの現場では希美の力をもらってる。
希美に引き上げてもらってるな~って感じる。
元々は人見知りだから」
本当にお三方、それぞれキャラが憑依していてすごかった。
東山さんは割と色んな現場で見かけるんだけど、ここではズンズン歩いて行っちゃうし、話すテンポもちょっと速いし、溌剌としていて本当に希美でした。
種﨑さんはテンション低めで訥々とした喋り方や、自分の思っていることを伝えるのが苦手そうなところや、人と何話せば良いんだろうってところがすごくみぞれっぽかった。
種﨑さんの地声を初めて聞いたんですけど、みぞれの声は地声に近いんですね。だから普通に喋っててもみぞれが喋ってるみたいに聞こえてとても良かったです。
杉浦さんも梨々花ちゃんの声がほぼ地声なので、うわ~梨々花ちゃんが喋ってる~って感じでしたね。声がかわいらしいし、周りにお花が飛んでそうなぽわぽわした雰囲気も相まって癒やされますね。
梨々花ちゃん同様、周りから愛されるのが分かります。
もう完全にのぞみぞりりでした。
最後の挨拶。
杉浦「今日は本当にありがとうございました。
彼女たちの未来まで一緒に見守って応援してくれたらと思います」
東山「今日は本当に来て下さってありがとうございました。
今回リズと青い鳥のイメージはどっちなのか、結論みたいなものは出てるんだけど、監督も仰ってましたが、これが永遠ではなく、また希美が青い鳥になれるかも知れない。
未来は無限大に広がっています。
しおりちゃんが楽屋で好きだと挙げてくれた階段で希美が『私頑張るから(私みぞれのソロ、完璧に支えるから。今はちょっと)待ってて』というシーンが私もすごく好きで、大好きのハグのとき『足手まといにならない(何とかみぞれのソロに見合う)ように頑張るよ』と言っているときの『頑張る』とは違う意味と表情を持ってるんですよ。
監督から『希美は強い子です』と言われました。
だからきっと憧れだけじゃ終わらない。
本番に向けて頑張ると思うので、3部を楽しみに待ちたいと思います。
本日はありがとうございました!」
種﨑「今回、公開69日目にしてこんな機会を頂き、みなさんにも来て頂けてうれしく思います。
これもみなさまの応援のおかげです。
しおりちゃんのベストオブ希美のシーンは階段のシーンでしたが、私と監督のベストオブ希美は『ごめん、それよく覚えてないんだよ』のシーンです。
監督と二人で盛り上がった、あの頃…。
(そのとき奈央ちゃんは)いましたっけ?」
東山「いたよ」
種﨑「聞かれてました~」
東山「埼玉か横浜かで言われた」
種﨑「ちゃんと覚えてるんだ」
東山「序盤で言われてうれしかったから覚えてる。
『この顔絶対覚えてるじゃんね~!』って」
めっちゃ鮮明に覚えてたよな傘木ィ。
種﨑「観るたびあのシーンが好き。このシーンが好き。
“好き”が自分の中に残り続ける作品になったと思います。
私は邦画が好きでよく観るのですが、アニメでこんな気持ちになれる作品は初めてです。
実写の邦画を観るとたまにこんな気持ちになることがあるのですが、まさかアニメーションでこんな風に感じる日が来るなんて。
自分の中で衝撃でした。
これが映画館で観られるなんて本当に幸せなことだと思います。
奈央ちゃんも言ってましたが、希美もみぞれも本当に頑張るんだと思っています。
映画館での上映は終わっていくけれど、パッケージが出たらまた何度でも観て頂ければと思います。
今日はありがとうございました」
最後退場するときには東山さんがステージの上でぴょんぴょん跳びはねてポニテを揺らして見せてくれました。
舞台挨拶後に髪を切っちゃうらしく、しばらく見られなくなるので、しっかりと見させてもらいました。