京都アニメーションのこと
まずは7月18日に発生した「京都アニメーション放火事件」で亡くなられた方々のご冥福と、被害に遭われた方々の一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます。
2週間以上が経過した今でも信じられません。
事件当日、仕事に取り掛かっていた私は嫌な胸騒ぎを覚えました。
東日本大震災のときと同じだったので、急いでニュースを見てみたら「京都アニメーション火災」と出てきました。
一体何が!?と思いつつ第1スタジオを検索してみたところ、非常階段は見当たらないが、大きなベランダがあったため、そこから救出されているのかなと思っていました。
しかし、その後の報道で内部に数十人取り残されていることや、ガソリンが40リットルも撒かれたことなどが次々と発覚してきて、青ざめてきました。そこから夜にかけ、どんどん死者数が増えていくのを震えながら見ていました。
最終的に死者35名。33名が負傷。無事だったのはたったの7名だけでした。
あまりの惨さに言葉を失ってしまいました。
どうして何の罪もない、一生懸命、作品づくりに取り組んでいる方々が一個人の身勝手な逆恨みのためにこんな目に遭わなければいけないのでしょうか。全くもって理解できません。
あまりにも理不尽です。
先日、犠牲者の方10名のお名前が公表されました。
公表される前にネットで見て知ってはいたものの、改めて知らされるとやはりショックが大きいです。
どの方も素晴らしい方でしたが、「リズと青い鳥」ファンとしては、キャラクターデザイン・総作画監督を務められた西屋太志さんが亡くなられたのが辛いです。
西屋さんの描く、触れたら消えてしまいそうな繊細なタッチが大好きで、あの絵があったからこそ、ここまで「リズと青い鳥」の世界にのめり込めたのだと思います。
11月に開催予定の京アニイベントでは西屋さんのサイン会に応募していました。もし当たったら「リズと青い鳥」と出会えたことへの感謝、この作品がきっかけでオーボエを始めたことなどお伝えしたかったです。
思わず息を潜めながら見守ってしまう、あの世界観を作り出せる方々がもういないと思うと無念でなりません。キャラクターの細かな仕草、一つ一つ手描きされた楽器、影や鳥などの演出…。誰ひとり欠けてもあの世界観は作り上げられませんでした。
クリエイターの、それも京アニクラスの方がこれほど喪われることはアニメ界においても、世界的にも大きな大きな損失です。
でもここで終わりになんかしてほしくない。
この先何十年かかるか分かりませんが、これからも京アニの作品を観ていきたいです。何年でも待ってます。
私に出来ることとして、微力ながら寄付いたしました。
今後も毎月寄付していくつもりでいます。
また、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」等、まだ観たことのない京アニ作品を観るなどしていきたいです。
Netflix、Hulu、dアニメストアなどでも京アニ作品が観られますし、現在全国の劇場で「劇場版 Free!-Road to the World-夢」が上映中で、塚口サンサン劇場やEJアニメシアターでは「響け!ユーフォニアム」シリーズが上映されております。
もしご覧になられたことのない方がいらっしゃいましたら、是非ご覧ください。
こういった小さなことでも京アニ再建に繋がっていくと思っていますので、私も出来うる限り劇場へと足を運びたいです。