通勤ラッシュの違和感
小笠原諸島に25日間滞在するなかで思うことついて書き残していこうかな。
21年間生きてきて今まで一度もひとり旅というものをしたことがなかった。
6日間に1便しかないおがさわら丸。
本来であれば会うこともなかったのかもしれない人たちとの出会い。
初日なのに、新しいことの連続。
少しづつかかるときに、
いろいろ思うところを書こうかな。
♢実家から浜松町まで
26日(火)の朝、リュック・スーツケース・シュノーケルセットを持って、竹島残橋まで向かった。
「あと少しで小笠原だ!フェリーだ!」
楽しみにしていたけど、会社に行かなくなってから、 “出勤ラッシュ”ということを忘れていたことに気づき、ヒヤッとした焦りに変わった。
電車に乗ると、、、
「時間ギリギリになって駆け込んで乗車する人。」
「どこかイライラしている人。」
「下を向いて何かを見つめている人。」
通勤電車の中の空気はやっぱり好きになれない。
そんなことを思いつつ、先頭車両に向かい、端っこに立った。
降りる駅に着く前、ふと先頭車両を見ると電車を乗るために待ち並ぶ行列が。
やっぱりどこかに違和感を感じた。
真っ黒のスーツに包まれた人達が、時間を短縮するために急行列車に乗るために列を並んで待っている。
この光景に違和感を持つのは自分だけなのかな。
そんな思いのまま、最寄駅の浜松町へ。
駅を出ると、同じような荷物を背負った人が少しづつ増えて行った。
その頃には朝の違和感など無くなっていて。
穏やかな旅にようやく始まる。
心の中には静かなワクワクが広がっていた。