新年度を迎えるにあたって。
戦後、高度経済成長を迎え、急速に発展した日本。
物作りや環境の整備が進み、利便性を追求し始めた。
お金を出しては、効率化し、生活ではより楽な方向へ。
物事が効率化していく事で、時間的余白を作る事は出来たが、精神的余白はなくなっている。
そう感じた。
効率化されると基準値が上がる。
基準に満たされないと、何故か蹴落とされる。
人間性よりも効率性。
そうなってくると、世の中の人は、生き残る為に世間体と言うものを気にし始める。
世間体を気にし、世の中に自分という存在を残す為に、必死に競争をする。
戦前にあった、ぬくもりや愛というものが明らかに薄れ始めている。
お金をもつことに憧れるそういう思考が、小学生のうちに根付き、少しでも給料が高い方へ。
そして物質的豊かさを追い求めて。
本当の幸福ってなんだろう。
物質的豊かさを追い求めていくことが裕福なのか。
もっと小さな幸せを大事にするべきではないだろうか。
まずは、自分を愛し、まわりの人を大切にし、人の繋がりを大事にして。
そこがあってこそ、便利性・効率性が本当に活きるのではないだろうか。
21世紀は、心の時代。
すでに、20年が経とうとしている。
これに危機感を持てるか、何も気にしないのか。
一人一人にかかっている。
今後日本が抱えていくだろう高齢化問題や年金問題。
皆気づいているけど他人任せに。
動いている人、発信している人こそ何故か叩かれてしまう現状。
一人一人が考える能力が、著しき低下している。
これはデータにも出ている。
個人が持論を持ち、小さな力を発揮して積み重ねて。
それぞれができる範囲で。
来年度が始まります。
自分にできる範囲で、楽しみながら進みたいです。