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Cory Wong
さて、前回の続きです。
今回は私が最も尊敬するギタリスト、Cory Wongについてご紹介しましょう!
〜Cory Wongとは〜
前回紹介したVulfpeckのサポートメンバーであり、THE FEARLESS FLYERSやソロ活動でも注目を浴びるアーティストです。
昨年のフジロックで初来日したということで話題になりましたね!
彼はグラミー賞にもノミネートされたことのある実力者です。
彼はカッティングと呼ばれる奏法の名手です。この奏法は、ファンクやブラックミュージックといったジャンルと非常に相性が良く、特にTHE FEARLESS FLYERSというミニマルファンクバンドでは彼のカッティングが遺憾なく発揮されています!
最近、Vaundyの「トドメの一撃」でコラボしていたので名前だけ知っている人もいるのではないでしょうか?
さあ、もっと深掘りをしていきましょう!
〜経歴〜
9歳からピアノを始める。
Red Hot Chili PeppersやPrimus、Weezerなどに影響を受ける。
ベースを始める。
学校の友人がバンドを始めようと言い出したが、ギタリストがいなかったため、ギターを始める。
PrinceやEarth Wind & Fireなどのブラックミュージックにも影響を受ける。
ミネソタ大学(科学専攻)に通っていたが、ミュージシャンに憧れ、マクナリースミス音大に通う。
卒業後はジャズを中心に活動を始める。
2013年にVulfpeckのメンバーと出会い、サポート活動をしていく。
というわけで、簡単な経歴をご紹介しました!
彼の音楽キャリアは意外にもピアノから始まり、その次はベースなんですよね。彼はベーシストでもあります。
↑YouTubeチャンネルをやっており、そのショート動画です!タイトルからもわかるように、レッチリの影響をやはり受けているのですね!
※fleaはレッチリのベーシストです。
他にもこんなことをやっています。
これはTHE FEARLESS FLYERSの「Three Basses」曲です。このバンドの初紹介の曲がこれになるとは。。。
めっちゃ上手いですよね。スラップと呼ばれる奏法でソロも弾いていますね。ベーシストとしてもかなりの実力者です。
ちなみにサムネのベースを持った男が前回紹介したJoe Dartです。
技術が異次元すぎる。
〜プレイスタイル〜
前述した通り、カッティング奏法の達人です。
カッティング奏法というのは、右手をストロークしながら音を切るような奏法ですね。
前回最後に紹介したVulfpeckの「Cory Wong」聴いていただけましたか?
あの曲はずっとカッティングしまくりですね。
彼の何がすごいかというと、右手首の柔らかさが異常です。他のギタリストと比較しても、彼ほど動きが独特なギタリストはいないのではないでしょうか。
手首の柔軟さはアコースティックギターから習得したようです。
ただ、この右手の動きが彼のサウンドを実現するのです。
あの手首の動きの速さと、親指の反り返り(逆アングルと言います)による弦に対する抵抗感が合わさって、あの気持ちのいい、キレのあるサウンドが成立するのです。
それに加えて、コンプレッサーですね!!
簡単にいうと、コンプレッサーというのは音の粒立ちを整えてくれるエフェクターです。
以前はEgo Compressor(筆者も愛用)を使っていましたが、現在は本人のシグネチャーモデルのCory Wong Compressorを使って、彼は音作りをしています。
ちなみにシグネチャーの方は4万円くらいします。高すぎ。
Egoでも3万円くらいしました。普通に破産しそうになりました。
〜おすすめ曲〜
いくつか聴いてほしい曲を紹介しましょう。
↓ THE FEARLESS FLYERS 「Flyers Direct」
↓THE FEARLESS FLYERS 「Under the sea / Flyers Drive」
あのリトル・マーメイドのUnder the seaです。途中から曲が変わります。
ファンクアレンジが素晴らしい。
↓ Cory Wong & Dirty Loops 「Turbo」
Dirty Loopsとのコラボ曲です。
↓ Cory Wong 「Cosmic Sans (feat. Tom Misch)」
Tom Mischというイギリスで活躍するギタリストをフューチャーした曲です。
Cory Wongの代表曲です。
ちなみに、この曲でドラムを叩いているのはTHE FEARLESS FLYERSの
ドラマー、Nate Smithです。
というわけで、初めてCory Wongを知る人にも聴きやすい4曲をご紹介しました!
ぜひ、Cory Wongを好きになってもらえたらと思います!
また、これを機にファンクを聴いてみてほしいです!
次回紹介するアーティストは悩み中です!笑
またお会いしましょう!