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イニストラード:真夜中の狩り 個人的注目カード

おはようございます。イニストラードのフルスポイラーが出ましたね。

今回のエキスパンションは、イニストラードのメカニズム・雰囲気をそのままに、新しい挑戦も感じられて、全体的に好意的に捉えています。(両面カードはトリプルスリーブ派としては、めんどくさいのですが、、、)

フルアート土地がかっこいいですね。セットブースタから1枚出てくるみたいなので、流通もしそうですし、何枚か集めておいてもいいかなと思いました。

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さて、今回の記事では、下環境、特に自分が使ってるデッキの視点で注目のカードをピックアップしていこうと思います。

メカニズム編

日暮・夜明 ・・・ 期待度 ★★★☆☆

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今回の狼男のメカニズムは、日暮/夜明を持っているカードは、戦場が昼か夜かを参照して、場に出る際に、昼面(表面)か夜面(裏面)で出るとのこと。過去の両面カードもそうなるのかな?と一瞬思ったのですが、ひとまず今エキスパンションの限定みたいですね。《謙虚》や《激しい叱責》環境での振る舞いが気になるところです。

さて、このメカニズムは、スタンやリミテでは、大変楽しそうな気がしますが、下環境で猛威を振るう能力ではないと予想。

基本的に日暮/夜明カードは夜面が(圧倒的に)強くデザインされているのですが、夜にするのがかなり大変。最初に「昼にする」というカードを唱えて、その後、呪文を唱えないことでやっと夜にできるので、自分だけで夜を迎えようとすると、少なくとも2ターンを要してしまいます。

どちらかというと、下環境での役割は「コントロールに構えにくくする」という意味合いが強そうな気がします。

降霊 ・・・ 期待度 ★☆☆☆☆

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墓地から唱えると、裏面で出るカード。裏面は墓地に置かれる際に追放されるという特性を持っていて、半分トークンみたいな振る舞いをしそうなあたり、アモンケットの不朽・永遠メカニズムを彷彿させます。

あくまでトークンではないのでバウンスだと表面で手札に戻ったり、ブリンクで表面に戻ったりと、ちょっと不思議な振る舞いをしますし、表面と裏面で能力が対を成すようにデザインされているのは興味深いですね。

個人的に、このメカニズムが活きるのは、パウパーだと思います。1枚の持つバリューが単純に倍になるので、消耗戦に強くなりそう。

メカニズムとしてのサポートカードは、墓地から唱える際に軽くなるとか、そういうのが、墓地から唱える専用マナを出すとか、そういうのがあるみたいです。

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スタンを見渡せば、ロアホールドの墓地からカードが離れるたび能力も誘発するわけですが、、、さてさてどうなることやら。

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下環境では、デッキを方向づけるメカニズムとしてよりも、単体のカードとして強いかどうかだけを見ることになるかなと思います。

集会 ・・・ 期待度 ★★☆☆☆

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パワーが異なる3体のクリーチャをコントロールしているときに使えるようになる能力。除去が強い下環境では達成が難しく、達成しても、うーん、、、と言う感じなので、そこまで活躍するメカニズムではなさそう。

というわけで、メカニズム全体としては、上でお楽しみください、という感じ。元も子もない話でした。それでは本編に入ります。

個人的注目カード

考慮 ・・・ 注目度 ★★★★☆

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新しい1マナインスタントのドロー。《思考掃き》と《選択》を足して1.5で割ったくらいの能力。スタンではデルバー検定のお供に、モダンでは昂揚達成のお供にと、広く使われそうな予感がします。

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DRC(Dragon Rage Channeler)を擁するイゼット系が強化されるのでしょうか。さてさて。

消化の泥塊 ・・・ 注目度 ★★★★☆

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誰が読んだか「フエルゴイフ」。参照するのが自分の墓地だけではあるものの、土地・ソーサリー・クリーチャが落ちてるだけで、3/4が2体なので、そのプレッシャーは小さくなさそう。スタンでも《蛇皮のヴェール》を構えて出されると、大変なことになりそうです。

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さて下環境における5マナはかなり重い部類で、なかなか使われることがないマナ域ですが、《スカイクレイブの亡霊》からの完全耐性を持っているのは、見過ごせないポイントです。(亡霊もそういえば、スタン存命でしたね)

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除去しそこねると、大変そうなことになりそうな一枚。さてさてどうなることやら。

運命的不在 ・・・ 注目度 ★★★☆☆

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やってること黒くね?いやいや、今や潜在的ドローは白のカラーパイですから^^

2マナでクリーチャのみならずプレインズウォーカーを葬り去るインスタント。《石の宣告》のリメイクというには、かなり盛ってきたなーという感じ。

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じゃあ、これが下環境の白いデッキに4枚ブチ込まれるの?というと、それはないでしょう。相手にドローを渡す2マナの除去が入るスロットはそんなにありません。

デスタク系は《スカイクレイブの亡霊》で大体事足りていますし、多色系は《虹色の終焉》を獲得しています。これらのカードで触りにくい、高マナ域のPWが環境に増えてきたら、サイドにちょっと入れようか、くらいになるのかなと思います。初動は高く、徐々に安くなるカードと予想

穢れた敵対者 ・・・ 注目度 ★★★★★

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今回一番やべぇやつ(※個人の感想です)

敵対者サイクルは、こいつ含めて、おそらく上環境ではそこまで活躍しないと思います。こいつにしても1回支払いで5マナ 3/4 腐乱ゾンビ2体、だったら《墓所のタイタン》投げとけばよかっただろ、という話なので。

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こいつが活きてくるのは、《霊気の薬瓶》経由でマナ支払いを踏み倒したときでしょう。次に紹介するカードと合わせて、ゾンビの部族デッキが流行ると予想

というか、俺がやる。

滅びし者の勇者 ・・・ 注目度 ★★★★★

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おおゆうしゃよ、しんでしまうとは なにごとだ!
おまえにもういちど きかいをあたえよう!

《教区の勇者》のリメイクです。フレイバーテキストも相まって、エモいカードの1枚です。

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能力は人間をゾンビに読み替えた感じですが、先程紹介した《穢れた敵対者》しかり、ゾンビトークンを引き連れて出てくるゾンビなどと組み合わせると、かなり早い速度で成長しそうです。灯争大戦の動員メカニズムでも誘発するのも注目ですね。

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黒の除去・ハンデスと相まって、かなり前のめりなデッキが組めそう。モダン参入にもオススメ、、、になるかもしれませんね。

月の帳の執政 ・・・ 注目度 ★★★☆☆

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呪文を唱えるたびに、手札を入れ替え「てもいい」ドラゴン。強制でボムるわけじゃないので、無色のカードを唱えると、手札がなくなっちゃう>< みたいな目に合わないのは、とても助かりますね。(むしろ、そうしてしまって、サイズを5/5とかにしたほうがよかったかもですが)

まずは5色ニヴで使われそうですかね。ニヴを唱えて最大15枚ドロー!は流石に夢を見すぎですが、色が濃くなく、多色デッキに使いやすい優しいデザインです。

5Cニヴで時々使われる《フェールス・ロキーリク将軍》なんかとも面白そうだと思います。

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緑のマナ加速と合わせた、ミッドレンジ系のナヤデッキが、試されそうな気がします。

秋の占い師 ・・・ 注目度 ★★★☆☆

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クリーチャを並べにくいので、集会は弱そうとのたまいましたが、こいつは単体で擬似的なドローをしているので強そう。《神秘の炉》のように、トップを削る能力があればなお、、、などと欲張りたくなる気持ちもありますが、これくらいがちょうどいいような気がします。

パワーが異なるクリーチャを並べやすい、鱗親和あたりでワンチャンありそう。《ウルザの物語》の構築物トークンなどと組み合わせると、パワーのコントロールもやりやすそうです。

粗暴な聖戦士//月憤怒の粗暴者 ・・・ 注目度 ★★★★☆

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日暮/夜明カードから1枚。昼で出て、とりあえず仕事するのがとても偉い。

こういう「場に出ている間追放する」系は、それ自身を戦闘で活躍させにくく、ソーサリーとして運用されることがしばしばですが、こいつは裏面の戦闘能力がめっぽう強いので、うまく運用できると強そう。1枚で2枚以上追放できる見込みがあるのも良いですね。

相手が構えるターンに《霊気の薬瓶》で飛び出て、こちらのターンで夜になって殴るなど、悪いことしそうな気もしますね。モダンのデスタクや人間系デッキで注目。

戯れ児の縫い師//戯れ児工場 ・・・注目度 ★★★★★

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裏面になるとクリーチャーからアーティファクトになる変わり種。相手のターンに《急報》でも打とうものなら、返しの殴り力は脅威の9点。

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令和のホワイトライトニング、ここに。

動員で出てくるゾンビ・軍団トークンのベースパワーが強くなるので、《旋律衆の侵略》とも相性が良さそう。(飛ぶのをやめちゃいますが、《苦花》も良さそうですね)

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《無形の美徳》なんかを使う、トークン系のデッキを組んでみようかなと思います。

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美徳の警戒を得る能力と、工場の能力を失わせる能力は、どちらも第6種。タイムスタンプ順で解決されますが、順当にマナカーブ的にプレイしていれば警戒は失うほうが多そう。両面カードは裏表が変わるたびに新しいタイムスタンプを得るそうなので、なおさらですね。

静寂の呪い ・・・ 注目度★★★★★★★★

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最後はこの呪いカード。こんなカードを待ってた。

こいつは主にレガシーのコンボに効きそうです。ショーテル、Doomsdayといったデッキはもちろん、The spyにドレッドリターンを宣言すれば、ベルチャーチェンジしてなければ勝てそう。

青いコントロール相手にも効きそうですね。ブレストを刺すのがいいか、ウィルを刺すのがいいかは、研究の余地があるように思います。

てか、逆にソープロとか宣言されても、かなりつらそうだったりするこのカード。どうなることやら

まとめ

思いつきで始めたら、気になるカードが思ったより多かったです。エキスパンション全体に対する期待度も高いですし、下環境のみならず、リミテやスタンなどやってみてもいいかなと思えます。

シングル買いなのですが、まずは《静寂の呪い》と《戯れ児の縫い師》を買うところから始めようかな。特に前者はかなり安いので、早めに抑えておきたいところ。縫い師は、、、うーん1200円。悩む。

ゾンビデッキはやりたいけれど、自分じゃない誰かがやってそうだし、もしかしたら見送るかも。(あれだけのたまっておきながら、、、!!)

多分敵対者サイクルは、最初が高くて、一気に下がると思うので、買うのは次のエキスパンションが出る直前とか、そんなタイミングになるかなぁと。

この予想が外れたら、ザマァ見ろと言ってくださいw


さて、今日はこんなところで。特にオチもなく終わる。

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