ストリクスヘイブン、メカニズム個人的考察
お久しぶりです。一通り、自分のデッキ紹介をしたところで結構満足してしまいまして、Notesから離れておりました。最近、またレガシーで新しいデッキを組んだので、また何か紹介できればと思っています。が、今日はちょっと違う話。
さて、ストリクスヘイブンの発売まで2週間を切りましたね。
フルスポイラーをざっとみたところでの、個人的な印象は、全体的に悪さしないような「リミッター」をかけている感じのデザインに感じました。
8マナ追加。やれるもんならやってみろという、挑戦的なデザイン。
今日は、ストリクスヘイブンが下環境(モダン・レガシー)に与える影響を軽く考察しつつ、個人的にやってみようと持っているデッキの方向性について、2回に分けて書いていこうと思います。
メカニズムが与える下環境への影響
魔技(Magecraft)
置物に誘発しない果敢のような能力。カードによって誘発する能力が違うのと、呪文のコピーにも誘発するのが特徴です。
下環境では、こいつがやらかすかもですね。
魔技関連では「噴霧の連鎖」が突然値上がりしました。
自分に打ち込むと、無限にスペルをコピーできる。
手札が枯れる程度にコピーしたところで、Daze、FoWを打ち込まれたら即GGって感じなんですが、果たしてどうなることやら。個人的にはゼンディカーライジングでベルチャーが一瞬流行ったみたいに、すっと消えていくのかなと思っています。
モダンやパイオニアでは、初学者サイクルの魔技がいい感じに入ってきそうに思います。先程紹介した《ウィザーブルームの初学者》もなにかやらかしそうな気がしますが、《クアンドリクスの初学者》も結構やりそうな気がします。土地限定の「リミッター」がかかっているものの、手札を増やして《燃焼》のエサにする、みたいなストーム系のデッキが出てくるかも。(ストームのコピーでも誘発しますよね?)
あとは、小さなクリーチャに散りばめられた、パワーを上げる魔技持ちが、デッキを成立させそうです。ボロス魔技みたいなデッキに注目です。
履修(Learn)・講義(Lesson)
履修
ゲーム外からカードを持ってくるか、先払いルーティングを選べる能力。履修カードは全体的にカードパワーがマイルド。ここでも「リミッター」を感じます。
単純にこういう軽量スペルにキャントリップがついているのが良さそうです。
履修関係での注目は、赤の「落第フェニックス」こと《回収フェニックス》でしょうか。
うまく墓地を肥やす手段を確保できれば、《孤光のフェニックス》と合わせて、墓地からフェニックスが出てくるデッキが、パイオニア・モダンあたりで出てきそうです。レガシーではフェニックスアライブで孤光のフェニックスが出てくるほうが強そうなので、ちょっと難しそう。
履修関係単体でヤバそうなのは《授業初日》でしょうか。インスタントなので、テンポを失いにくく、大量にトークンを生成するデッキがものすごい火力を出しそうです。
パウパーでは、マッドネスの誘発に悪用できそうだと思います。《授業初日》から《血狂いの吸血鬼》が飛んでくるのは嫌ですね。
講義
対応する講義カードですが、こちらもかなりマイルドなデザイン。コモンのトークン生成はマナレシオ的にはあまり得をしませんが、魔技を誘発します。ゆるいシナジーを構成するのに使えそうですし、リミテッドではこうしたシナジーが重要そう。レアの特定環境下で強い恩恵をもたらすカードはゲームを決める手段になりえそうです。また、無色の講義は強い汎用性を持っていて、リミテッドでは特にお世話になりそうです。
ミッドレンジだと、こういうのも良さそう。
さて、本題の下に与える影響ですが、落第フェニックスが履修単体でなにかやりそうなくらいかなぁと思います。メインとサイド合わせて2枚のスロットを「単体で弱いカード」に使うのは下環境ではちょっと難しい。もともとサイド15枚じゃ足らないくらいな世の中での1,2枚のサイドスロットを割くのは難しいでしょう。
(隠されたメカニズム)マスコット
MtGの花形はクリーチャー。スペルをフィーチャーしたストリクスヘイブンがクリーチャとスペルを両立するために選ばれたのが、トークン生成スペルでした。
各寮ごとに用意された個性的なトークンを生成する講義スペル「召喚学サイクル」はストリクスヘイブンの象徴であると言って差し支えないでしょう。
この生成されるトークンも個性的で面白く思います。
シルバークイル(白黒):墨獣(Inkling)
2/1飛行。墨獣という新しいクリーチャータイプです。部族シナジーはないものの、パワーが高く単純に強いという印象。デザインとしては、たくさん出てきて空を染める感じ。横に並んで圧をかけよう。
Xが6以上なら、以下はまさに「インクの染み」か。順序が逆ならぶっ壊れスペルだったが。。。
プリズマリ(赤青):エレメンタル
4/4バニラ。リミテで充分なサイズ。モダンでも《稲妻》で焼けないサイズですし、《スカイクレイブの亡霊》で飛ばせない生き物なので、意外と出てくると嫌な気持ちになると思います。(アンコウ出されたときの気分を思い出してください)単体で出すだけだと流石に弱いが、除去耐性として出てくるなら話は別。
こいつ、トークンも対象にできるよね。。。?
リリースノート待ちですが、《精霊表現者》はなんか危ないように思うのですが、勘違いでしょうか。2つ目の能力を複数持ったクリーチャーが追放されると、複数体のトークンが生成されるような。。。(「墓地に行く代わりに追放する、そうしたなら、、、」的な書き方じゃないので)
ウィザーブルーム(黒緑):邪魔者(Pest)
1/1。死亡時1点ゲイン。邪魔者(Pest)という、これも新しいクリーチャータイプ。部族シナジーは、、、なんかあるみたい。
くさそう。
トークンのデザインは「生贄」かな。ウィザーブルームの能力は普段のMtGに比べると圧倒的に多量のライフを要求するのが特徴です。
10点て、、、そもそも2回も起動できないよ><。
この害獣トークンはこのライフ支払いを助けるためのライフを守りつつ提供してくれる、縁の下の力持ちになることでしょう。
ロアホールド(赤白):スピリット
3/2バニラ。クリーチャータイプはスピリット。今まで白青を中心としていた部族に、急に赤が混じってきました。モダン・パイオニアではアゾリウスやバントで組まれたスピリットデッキが闊歩している中で赤を足しての強化は、「やれるもんならやってみろ」というデザイナの挑戦と「色を散らせば大丈夫」というリミッター、両方を感じます。
この3/2バニラは単体では強くありません。ですがロアホールドのカードにはスピリットを強化するカードが収録されており、単体では大したことないが、数が増えると手がつけられないという、ということになりそうです。
特にクイントリウスは《大祖始の遺産》を自分に起動するたびに4/2を生成するので、なにかやれそうな気がします。フラッシュバックや探査でも誘発するのも優秀ですね。
クアンドリクス(緑青):フラクタル(Fractal)
0/0トークンにX個の+1/+1カウンターを置く。フラクタルトークンという、また謎なクリーチャータイプです。このXは色々な数値を参照し、単に支払ったマナであったりすれば、ライブラリの枚数だったりすることで、話題になりました。
バベルで目指せ200/200!
ベースが0/0であることを活かして、基本のパワーとタフネスを変更するとフラクタルはパワーアップ、他のトークンは(基本的には)パワーダウンというトリッキーな戦い方ができそうなクアンドリクス。スタンやリミテでは何か面白そうなことがありそうです。
カニになってくれ!
下環境はちょっと未知数ですが、このギミック自体は土地をエレメンタル化する覚醒メカニズムでもできたことなので、、、まぁちょっと難しそう。フラクタルでないとできないこと、がないので、あまり目にすることはなさそうです。
まとめ
ストリクスヘイブンはフレーバーを重視し、カードパワー的にはかなりマイルドに作られていると感じました。命令サイクルなど、便利なスペルはあるもののゲームバランスを歪めない程度にバランス調整されているのを感じます。メタゲームそのものに与える影響は軽微、と思います。
魔技:ストームや果敢など、新しいアーキが出てきそうだが、Tier2くらいになりそう
履修・講義:セットでの活用よりも、履修のディスカードシナジーが強そう。落第フェニックスが単体で能力完結しており、やれそうなイメージ。講義はユーティリティカードを1・2枚刺すのが限界か。主戦場はリミテッド。
マスコット:フラクタルを除くマスコットが、既存のアーキタイプを強化しうる、ポテンシャルを秘めている。ボロス・ジェスカイスピリットやサクリファイス系への害獣投入など、検討の余地あり。
次回は、私が注目するアーキタイプとカードについて、紹介したいと思います。(ストリクスヘイブン実装前に、、、がんばるぞ!)