モダホラ2、リリースノートを読んで(デスタク編)
モダホラ2のリリースノートが公開されましたね。再録メカニズムの多さに加え、一癖変わったカードが多いため、かなりの文量になっていますね。
この記事では、デスタク使いが気をつけるべきモダホラ2のルール・カードについて備忘録として紹介します。☆は個人的びっくり度で、3段階評価(★3が超びっくり)
エスパーの歩哨について
エスパーの歩哨の着地前に対戦相手がスペルを唱えていたら、着地後のスペルキャストに際して能力は誘発しない。 ★☆☆
サリア2号機として期待が高まる歩哨くんから。スペルのキャスト回数はエスパーの歩哨の着地タイミングとは無関係です。
追加コストが決定するのは、誘発時ではなく解決時 ★☆☆
課税能力の課税額はこの能力が解決したときのエスパーの歩哨のパワーを参照します。スタックに乗った後、例えば《果敢な一撃》などでパワーが上がれば、その上がった分の支払いを対戦相手に要求します。まぁ、こっちはよいのですが、、、
解決時にエスパーの歩哨が場にいない場合は、最後のパワーを参照する ★★★
英語版も確認したのですが、こういうことらしいです。直感的には参照できずに0になるか、はたまた「いずこかの」カードを参照して1になりそうなもんなのですが、こういうことらしいです。エスパーの歩哨が除去されたときに、マイナス修正を受けたのか、破壊やバウンスなどで場を離れたのかによって課税額が変わるので注意ですね。
パワーが負の値になったときは課税額は0マナ ★☆☆
逆にマナプールにマナを追加することを選ばない限りドローするとか、わけのわからんことにはなりません。
対戦相手は0マナを「支払わない」選択ができる ★★☆
何らかの理由で相手にドローをさせたい場合など。こちらも誘発忘れに気をつけましょう。
孤独について
孤独自身を誘発ソープロで追放できない ★★☆
緊急事態に3点ゲイン!みたいな使い方はできないようになっています。今回のインカーネーションは悪用を防ぐためか、対象がちょっと工夫して書かれています。気をつけて読みましょう。
想起で唱えた場合のサクリファイス誘発との解決順序は自由に選択して良い ★☆☆
スタックに乗せる順序に気をつけましょう。ドレッジプレイヤーの悲しみの残りカス《橋の大魔術士》なんかは想起サクリを先に解決すると、ソープロのターゲットに指定していた場合、対象不適切で立ち消えしてしまいます。
そんなことはしないよ、と思うでしょうが、スタックの積み方を適当に処理していると、いざ相手に「どうスタックに積みますか?」と聞かれて、逆に積んでしまったりしがちです。(スタックは積んだ逆順に解決)
余談:スタック(FILO)は情報科学をやっている人からすると極めて自然な考え方なのですが、そうでない人にはそうでもないようです。
黄泉橋を追放できる ★★☆
想起で墓地に落とせるので、本家《黄泉からの橋》を墓地から追放するのに使えます。ソープロ能力の対象は最大1体なので、渋々自分のクリーチャを追放してしまう、なんてこともありません。
ブリンクすれば別オブジェクト ★☆☆
《悲嘆》と《儚い存在》のコンボが話題になったことで有名かと思いますが、念の為。デスタクはバイアルを使って《魅力的な王子》や《ちらつき鬼火》はたまたヨーリオンなどでインスタント速度でブリンクできるので、このギミックの理解はより深くしておきたいものです。
時空からの退去はトークンを消さない ★★☆
ある種の新型ラスゴ、時空からの退去。置物なのでこれもブリンクすると不思議なことが起きそうな気がします。白のエンチャントでの除去は「これが場を離れるまで追放する」が多かったですが、こいつはフェイズ・アウトさせます。トークンもフェイズ・アウトするだけで、消えたりはしません。
消散(Fading)じゃなくて消失(Vanishing) ★★☆
カードデザインとしては《パララクスの波》を彷彿させる1枚ですが、寿命が結構違います。消散と消失、似ているようで結構違うので注意しましょう。(消失って、《厳粛》とかでカウンターを置けなかった場合、ずっと場に残り続けますよね)
ヴェクの聖別者について
呪文によって、追放されるか墓地に落ちるかが異なる ★★☆
結構めんどくさいですね。端的に言うと《滅び》は墓地に落ちるけれど、《衰滅》は追放されるって感じですね。
よくわからんって人は、この動画の最初の茶番(冒頭10分くらい)を観るのをオススメします。(ワタクシも学びになった動画)
カルドラの完成体について
トークンのタイプに「ファイレクシアン」が追加 ★★★
いや、しらんし。この唐突なタイプ追加は結構困りますよね。感染界隈では、「感染生物が疫病で死ぬ。わらえねー」ということが起きているようです。デスタクが「ファイレクシアン」指定されることはないと思うのですが、早めにこのトークンを手に入れて、備えましょう。
ブリンクすればまたトークンが出て張り付く ★☆☆
装備7と、一度トークンから剥がしてしまえば再装備が難しい完成体くんですが、ブリンクすれば細菌・ファイレクシアントークンがついてきます。
各カードでどのカードをブリンクできるのかは、よく確認しておきましょう。この記事によくまとまっているらしいですよ。(《避け難い裏切り》によるコントロール奪取などもあるので、ほんとに確認しておいたほうがいいと思います)
相手に使われるカードの注意
ダウスィーの虚空歩きが相手にいても、トークンは墓地に落ちる ★★☆
トークンが破壊されるなら、一度墓地を経由してから追放されます。色んな所で目にするクリーチャになると思うので、死亡誘発するかどうかは気をつけるようにしましょう。(なんでこいつ、強制アタックとか書いてないんだろう)
ラガバンはカラカスで追い返せる ★★☆
一部ではラガBANと呼ばれているこの子。ご主人さまがいなくなった途端に大暴れする、やべぇやつです。伝説クリーチャなのでカラカスで返せます。変な返し方をすると、疾駆されるので注意。(ガッショがメインに必要な時代になるのかなぁ。。。)
リシャポも不毛も黒曜石の焦がし口のマナ軽減に充てられる ★★☆
12post対策でサイドに取られているこいつがおもむろにデスタクにも刺さります。《スカイクレイブの亡霊》で追放できない5マナというのも辛いところです。
既存のカードについて
厳しい試験官で、想起のサクリ能力だけ打ち消す ★★☆
2マナ+白カード追放で、ソープロだけ誘発させることができるようになります。
封じ込める僧侶では想起は止められない ★★★
想起は代替コストで唱えているので、止まりません。
ドラニスの判事で、待機呪文も反復も止まる ★★★
相手に《待機》を打ち込まれても、自分のクリーチャは返ってこれるのは嬉しいですね。(どうせ3テフェに止められるんだろうけれど。。。)
レガシーもモダンも環境激変が予想されていますね。英語派のワタクシはモダホラ導入は1週間遅れ。世の中のメタを眺めて、買うカードを見極めたいと思います。
今日はこのへんで。特にオチもなく終わる。
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