赤単プリズン(2021)小技集
GW連続投稿8/8。いやぁ、なんで日数間違えたかなぁ。
さて今日は、晴れる屋横浜でのレガシーに参加してきました。
4枚目でラエリアで殴っているのがワタクシ。
戦績はというと、3-2で6位に入りSE進出。その後、2没。正直2-2の時点で目無しだと思っていたところだったので、完全にラッキーでした。
さて、準決勝では優勝者の方の白青石鍛冶に惜しくも負けたわけなのですが、終わってから「あれをあーしておけば、もう少し違ったのでは?」と思いました。今日はそのへんを小技集としてまとめてみようかと思います。
再鍛の刃、ラエリアについて
と、その前に新カード、《再鍛の刃、ラエリア》についてご紹介いたします。
最新の統率者デッキから、こんにちは。ロアホールドの「墓地からカードが追放されたら」能力を何故かライブラリまで拡張した挙げ句、衝動的ドローとして自分で誘発させられる。この自己完結感は《不屈の探求者》に通じるものを感じます。
さて、2つ目の誘発能力の誘発条件は「あなたがコントロールしている呪文1つか能力1つが、あなたのライブラリーやあなたの墓地からカード1枚以上を追放するたび」に変わったそうです。相手に置かれた《安らかなる眠り》とかで墓地が追放されるときには誘発しないみたいですね。残念。
では、自分がコントロールする切削などが、相手のカードの効果によって追放に置換されたらどうなるのか、が気になりますね。質問箱さんに質問してみました。
質問が正しく伝わればいいのだけれど、、、これはまた後日、記事にしようと思います。
ところで、このカード、ネクロポーテンスでめっちゃ誘発させられますね。そういう可能性も感じます。
閑話休題。
さて、このラエリアの登場により、マイコカーン型の赤単プリズンのサイドに少し影響がありそうです。具体的には《トーモッドの墓所》を《大祖始の遺産》に替えるのが良さそうです。
これの1つ目の起動型を自分を対象に起動すれば、ラエリアに+1/+1カウンターをのせることができ、2つ目の能力でラエリアを更に強化できます。
じゃあ、自分を対象に墓地を追放することに意味はあるの?というところが、今日のお話です。
ラエリアは相手の能力での墓地追放・ライブラリ追放では大きくならない ★★★★★(!!注意!!)
まずは、書いてあることのおさらい。自分がコントロールしている呪文・能力での追放でしか誘発しません。多人数でやるEDHでは他のプレイヤーによって追放される機会が多そうなだけに、残念な修正ですね。対戦相手の《大祖始の遺産》によって、追放を強要された場合、能力のコントロールは相手が持っているのに注意しましょう。(テキストに書いてあることと直感的に違う振る舞いになります)
探査のコスト支払いで、ラエリアは大きくなる ★★★☆☆
探査はカードが持つ能力として作用するらしいです。《マグマの陥没孔》を採用する際には覚えておきましょう。
灯争カーンは追放領域のカードも持ってこれる ★★★★★
追放領域はゲーム外部ではありません。が、《大いなる創造者、カーン》の小マイナス忠誠度能力の対象はゲーム外部と追放領域を参照できます。これにより、アーティファクトが間接的に《否定の力》に耐性を持つことになります。
また、通常カウンターされたアーティファクトを墓地から《大祖始の遺産》で追放することで、カーンの能力で再度手札に戻すことができるようになります。遺産自体を2番目の能力で追放した後、再利用する動きも強そうです。
歩行バリスタをソープロで追放させる ★★★★☆
《歩行バリスタ》が除去の対象になった際、カウンターをプレイヤーに撃ち込んで立ち消えさせて墓地に落とすのを無意識にやりがちなのですが、こと灯争カーンに至っては、墓地より追放領域にある方が回収対象にできるため、敢えて追放されることを選ぶのもテクニックの一つになりそうです。(探査持ちのスペルを採用している際には、この限りではありません。)
アップキープに相手の土地などをアーティファクト化する ★★★★☆
灯争カーンと《液鋼の塗膜》により、相手の土地をアーティファクト化し、+1能力でクリーチャ化することで、土地を破壊するコンボは非常に強力で、《マイコシンスの格子》が禁止されたモダン環境でも使われるコンボです。
一方で、相手のクロックも止めるために、続けて小マイナス能力で《罠の橋》も持ってきたいという状況もしばしばあります。そういう際は、《液鋼の塗膜》を相手のアップキープに起動しましょう。土地ならば《リシャーダの港》のように使えますし、プレインズウォーカーの忠誠度能力を起動させられなくできます。相手の行動を阻害して、態勢を整えていきましょう。
罠橋をブロッカーとして立たせる ★★★☆☆
手札が使い切れない際など、パワー1のクリーチャが罠橋をくぐり抜けて来ることがあります。リスクはありますが、罠橋自体をカーンのプラス能力で3/3のクリーチャとして立たせることで、くぐり抜けてくるクリーチャを止めることができます。
呪われた鏡でTNNをコピーする ★★☆☆☆
《呪われた鏡》を始めとする、クローン能力は対象を取りません。よって、プロテクションを無視します。
おわりに
《歩行バリスタ》のくだりは、まさに今日あった話で、ちゃんと追放されていればカーンで拾う機会が何度もあったので、罠橋での籠城態勢が整ったところでキャストできれば、相手が橋をどかす前に競り勝てたかなぁと思いました。ラエリアの登場により、カーンの追放領域を参照する能力の意味はより重要になります。うまく追放領域を活用して、アド損しないようにしていきましょう。
今日はこんなところで。特にオチもなく終わる。