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80枚デスタク、回してみて所感

TL;DR

このデッキ強いわー!たまくつ刺すわー!

はじめに

以前翻訳メモで紹介した80枚ヨーリオン入りデスタク(以下ヨリタク)をしばらく回しています。

自分の変更点と、回してみて感じることをちょっとメモします。

変更点

元のデッキはこれ。

4	Mother of Runes          	    4	Aether Vial
4	Thalia, Guardian of Thraben	    1	Umezawa's Jitte
4	Stoneforge Mystic	            1	Sword of Fire and Ice
4	Spirit of the Labyrinth	        1	Batterskull
4	Recruiter of the Guard	        1	Sword of Feast and Famine
4	Flickerwisp		
4	Skyclave Apparition	            4	Swords to Plowshares
2	Sanctum Prelate	                2	Path to Exile
1	Charming Prince		
1	Remorseful Cleric	            20	Plains
1	Ethersworn Canonist	            4	Wasteland
1	Walking Ballista	            4	Rishadan Port
		                            4	Karakas
<Sideboard>
3	Mindbreak Trap
3	Surgical Extraction
2	Rest in Peace
2	Council's Judgment
2	Deafening Silence
1	Containment Priest
1	Grafdigger's Cage
1	Yorion, the Sky Nomad

で、以下の変更をした。

メイン
Out: Sanctum Prelate, Sword of Feast and Famine
In: Giver of Runes, Phirexian Revoker
サイド
Out: Mindbreak Trap
In: Palace Jailer

僧院長はラッキードロー狙うより、欲しいときにリクルータで釣ってきた方が強いため、1枚で十分と判断。また、緑黒剣は相対的に「弱い武器」であり、他の装備を差し置いて釣ってくるケースが考えられなかった。もし、装備品にするなら、素で引いて嬉しい十手の2枚目か、空中戦に強くなるスカイクレイブの大槌の方が強そう。

代わりに入れたルーンの与え手はターン1の動きを強くするため。アルカニストをタップなしで受け止められたり、稲妻持ってない落第デルバーがマザーとの相打ち期待で殴ってくるといった「しょうもないライフ支払い」を減らしてくれる要員でもある。無色のプロテクションも嬉しい。
リボーカはPWを刺すため。5枚目のスカイクレイブの亡霊(弱)という位置付け。一応LEDとかも止まるんで、ナーセットエコーとか見れてる気もしないでもないが、所詮は1枚挿し。過度な期待はしない。結局こいつを釣ってきた実績はない。

サイドボードの罠減らしは、実際のところ「買えなかった」というのもあるが、ヨーリオンを出す対戦における「バイアル4」のスキを腐らないようにする意味も込めて看守を追加。(実際は3→4の誘発に合わせて3を2回使うという感じだが、4で立ってる方が相手としてのプレッシャーは高いと思う)

上記を踏まえて、リボーカに変えて《修復の天使》を1枚挿すのは結構ありだと思った。バイアル4のスキを埋めつつ、単体で高性能。

使ってみての感想

キープ基準の変化

当然のことながら、初手にバイアルがくる確率は減っている。すごく雑な計算だと、60枚デッキだと39%くらいでくるのが、80枚デッキだと30%くらいに減るっぽい。まぁ、ともあれ確かに減ったように思った。一方で、バイアル以外の生き物が相対的に充実しているので、バイアルで2アクション取れるタイミングを狙うというより、愚直に1枚ずつ出していくプランをイメージできるかどうかというイメージをもった。それだけに追加したルーンの与え手は大変良い働き(具体的には除去を食らう役)として非常に優秀で、プレイの組み立てに幅を持たせてくれたように思う。

大会でやらかしたのが《リシャーダの港》《不毛の大地》《霊気の薬瓶》キープ。相手がRUGデルバーと分かっていながら、「バイアルさえ通せれば」「通らなくてもマナ縛っている間に白マナさえくれば」の甘えで、完膚なきまでに負けた。基本的には見えている7枚で3ターン先までプランが組めるか、がキープ基準であって、「バイアルあるからキープ」「バイアルないからマリガン」とは少し違うと思う。

ヨーリオンの安心感とバイアル4の不安感

順当にマナが伸びれば5ターン目にヨーリオンがいる、というのはとても良い安心感であった。できることなら、そこにルールスがいてくれたら、、、と思わない日はないが、それはさておき、とにかく良かった。

基本的にはカラカス立ててバイアルから出すのが良いクリーチャーだと思った。その過程での「バイアル4」のターンは少し不安を感じた。できる事ならアップキープにバイアル3からリクルータを出して、手から普通に唱えるというアクションでごまかせるものの、カウンターに対するスキができてしまうため、単純に4マナの生き物がいたらいいのに、と思うことが多かった。(看守はそう言う意味でとても良かった。バイアル3+リクルータで釣って、バイアル4で出す)

不毛の切る切らない判断の難しさ

まずもって、60枚デスタクだとしても、デスタクは5マナまで土地を伸ばすので、考えなしにデュアランを不毛するものではない。ヨーリオンを擁するようになり、5マナ(+カラカス)がかなり重要なラインとなるようになった。経路上で3マナ使って手札にいれないといけないことも考えると、不毛の利用は少し消極的になるのかもしれない。

覚えておこう

ヨーリオンを鹿にされても焦らない。サブタイプ「伝説」は鹿の能力で失わないため、カラカスで手札に戻せる。(これは十手も同じ)
これに気づいていないプレイヤーのアタックを、鹿(ヨーリオン)で受け止めて、カラカスで返したあと、バイアルで出して他の鹿をブロックから除外、ターンエンドに返ってくれば、勝ったも同然。

ヨリタクのこれから

晴れる屋のリストにもあったが、《魂の洞窟》を入れるのは大いにありだと思う。バイアルがない展開が多く、「このクリーチャ通してください!お願いします!(なんでもはしません!!!)」という瞬間が多かった。不毛で割られたり、マナ事故ったりする元なので、入れるとしても最大3枚までか。宣言候補は以下の通り。

たまくつ宣言候補
本命:コー・・・石鍛冶、ギバー、亡霊(9枚)
枚数的には人間に劣るが、石鍛冶、亡霊はETBが超重要でカウンターされると意味のない生き物で、サリアはカウンターや除去を使わせればそれでとりあえず良いという生き物だ。コー宣言したたまくつが後々のWW1を支えるのはとてもよいと思う。

対抗:人間・・・ルンママ、サリア、リクルータ、僧院長、王子、看守、封じ込め僧侶(16枚)
コーの節でボロクソ行ったものの、サリアを確実に通して、カウンターを撃ちにくくして後続の通りをよくする動きはやはり強力。またリクルータが確実に通るのも嬉しいし、単純に恩恵を受ける枚数が一番多い。

注意:クレリック・・・ルンママ、ギバー、僧院長、悔恨僧侶、封じ込め僧侶(8枚) / スピリット・・・霊魂、亡霊、悔恨僧侶(9枚)
どうしても、悔恨する僧侶で墓地を追放したいのであれば。どちらか宣言しないといけないとなれば、多分スピリットと言っておいたほうが良さそう。

大穴:エレメンタル・・・鬼火(4枚)
鬼火を通したい!、、、わけではなく、ETB効果でたまくつをブリンクして「バード」宣言し、ヨーリオンを通すためである。バード宣言しておくと、一応相手がマイセンを警戒してくれる、、、かもしれない。
たまくつからの流れは少しネタっぽいが、バイアル3、土地4(たまくつ含む)の場面で、メインにヨーリオン回収、相手のエンド前(エンドではだめ)にたまくつブリンク、指定バード、メインで土地出してからのヨーリオンキャストはバイアル3を維持できてよいかもしれない。

おわりに

デスタクは愛好者が多く、それだけによく研究されている。ゲーム2に大変動をブッパする土地25枚デスタクも面白かったし、このヨリタクもデルバーを広く受けられてとても良いデッキだと感じた。

ただ、シャッフルはとてもめんどくさい。

ヨリタク改造案


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