凡人、「面接でもこんな質問あればいいのになぁ〜」と嘆く。
人間関係構築の第一関門である、3:3:3の原則というものがある。
出会って3秒で第一印象が決まり、
話して30秒で第二印象が判断され、
その後3分程で気が合うかどうか決まる。
ってやつ。
では3分間で相手を知りたいと思った時に、自分だったら何をきくか。
「普段どんなマンガ読みますか?」
自分ならこれじゃね?と思う。
マンガほどパーソナリティがわかるかつ、お互い熱く語れて、興味を持てる話題はない気がする。
今日までの自分が興味を持ってきた人たちは、共通してマンガが大好きである。
そして「そこまでハマる?!」ってくらい、作品の良さを熱く語ってくれる人たちばかりだ。
逆にマンガをあまり読まない人たちとは、残念ながら人間関係があんまり上手くいかなかったなぁ。
それくらい自分には生きてく上で大切なツールなのだ。
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今まで何冊ものマンガを通して、多くの世界を知る事ができた。そのすべてが、自分を構成していると言っても過言では無い。
それぞれの作品を読み返すと、出会った頃の自分を思い出させてくれる。時には自分が写った写真よりも、鮮明にその時の感情を思い起こさせてくれる。
もし、今の自分を表現、構成するとしたらこの5つの作品だろう。
①火の鳥
②子供はわかってあげない
③よつばと!
④A子さんの恋人
⑤鬼滅の刃
5作品中、3作品は今年に入って読んだ作品である。なんなら現在出版されてる全巻数を読了してない作品もある。
その癖「自分を構成する」、と大きく出てるなコイツ。笑
と思うかもしれないが、ストーリーを理解するだけがマンガじゃねーから!と自分は声を大にして言いたい。
その理由含めて、それぞれの作品を挙げた理由を簡単に書いてみる。
①火の鳥
手塚治虫作品のひとつで、知ってる方も多いのでは無いだろうか?私は読んで3日目。(浅っ!!)鳳凰編まで読んだ。ここまで読んでみての感想は、「もっと早く読んでいれば真剣に人として生きることを考えてたと思う」に尽きる。人間として生命が与えられて、何の為に生きるのかを登場人物を通じて考えさせられる。またストーリー全体の中でそれぞれ〇〇編というカテゴリがあり、設定された時代や舞台によって価値観や社会情勢も異なる。故に全巻読み終えなくても、それぞれの短編だけでも読み応えがある。今生きがいを探してる自分に深く刺さった作品だった為、選出。
②子供はわかってあげない
作者の田島列島さんを知り、大ファンになるきっかけの作品。今夏実写映画化される。上巻下巻の2巻構成だ。ストーリーだけで見るとちょっと重そうに感じるだろう。(※ぜひ手に取って読んでもらいたい為、ここでは内容は公開しない。)しかし読んでみると、それはそれは爽やかで前向きになれる作品である。キャラクター一人一人が、人を思いやれる温かみ溢れる人だからこそ成り立つ世界だ。自分もそんな世界の一員になりたい気持ちになった為、選出。
③よつばと!
家族や近所付き合いっていいなって思える作品。SNSを通じて見る、様々な家族よりも、なぜかリアルで温かい気持ちになれる。恐らく、親目線じゃなく、子ども目線で見れるストーリーであり、ある物事に対しての体験や、人との関わりを通して成長する姿に惹かれるのだろう。子ども恐怖症だった自分を成長させてくれた作品だった為、選出。
④A子さんの恋人
一ヶ月前に作品を知って、三巻まで読んだ。
主人公の年齢が近く、心情や考え方に共感したり気付かされることが多々ある。出てくるキャラクターのライフスタイル(部屋の間取りやインテリアなど)は、どれもこだわりがあり、惹き込まれる。作中に出てくる東京近郊のお店や名物も勉強になる。こんな自分らしくお洒落な生活してみたい、という欲を掻き立てさせられた為、選出。
⑤鬼滅の刃
流行りに乗っかって読んでみたけど、気づいたら沼にハマっていた。ジャンプ作品で泣いたの初めてかもしれない。それくらい感情が動く作品な気がする。主人公である炭治郎の辛い過去を背負いながらも、今自分に出来る事に対して正面から向き合う姿勢。また人々や鬼に対する誠心誠意に、真摯に向き合う姿が人としての在り方を学ばせてくれる。自分も炭治郎のような人になりたいと思わせてくれた為、選出。
こうして振り返ってみると、マンガは読むものだけど、自分を客観視させてくれるものでもある気がする。
自分の軸を再確認させてくれたり、足りないものを考えさせてくれたり、、、
最近の自分は単なる癒しや娯楽ではなく、自己啓発のツールとしてもマンガを読んでいるんだろう。新しい発見だ。
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このご時世ということもあり、今後さらにマンガを読む機会が増えそうだ。
おうち時間をきっかけに、いろんな人がお勧めしている作品を積極的に読んでいきたい。