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居心地のいい場所

新年早々、向上心に溢れている人達に圧倒されて、何だか自分がとてもくだらない人間に思えた。

人と比べたくはない。人は人で自分は自分。だから人がどれだけ頑張っていようと、落ち込むのはおかしい。頑張る人と自分は別人なのに。

その辺りの線引きがどうもうまくいかなくて。気持ちがクサクサしてしまう。私も頑張らなきゃ!と思ってしまう。

そんな時に、Amazonプライムで『カルテット』を見ていた。ドラマの中で、松田龍平さん演じる別府さんが、
「人それぞれに居心地のいい場所というものがある」
そんな話をしていた。

現状に満足していたらダメだ。もっと上を目指さなくちゃ!もっと成長しなくちゃ!!そんな風に考えていた自分をハッとさせてくれた言葉だった。

自分にとって居心地がいい場所があるなら、そこを動く必要ってあるんだろうか?

居心地がいい場所にいるなら、そこでのんびり過ごしたら良いんだ。あくせく動かなくてもいい。上を目指していくこと、現状よりももっといい生活、求めたらキリがない理想の世界。そこを追っても終わりなんてなくて、ずっとずっと自分を高いところに上げるために頑張り続けないといけない。

自分を成長させることが大好きで、もっと上を目指し続けることが大好きならばそれでいい。私はどうやら、そういう人ではない。それで良いじゃないか。

今いる場所が、居心地のいい場所であるならば、それで良いんだ。

今の自分で良いんだ。

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