共依存

誰かのために生きてみたいと思った。

誰かのためなら私は生きられると思ったから。

そんなことはなかったね。
君はいつも笑顔で私なんていらないんだと思っていたし、君のためにと言いながら甘えていたのは私だったね。

ずっと似ていると思っていたけれど、どこもかしこも違ったの。

外で笑顔の私。私の前でだけ笑顔な君。
暗闇が怖くて仕方がない私。朝陽が恐ろしいと言う君。

言ってくれなきゃわからないよ。
私、君のことを愛していたんだよ。どうしようもないほどに。でも君はどこにいるのかもわからない人になってしまった。

ねぇ私を置いてどこに行くの。

私あなたがいなくなってから、何にもかもできるようになってしまったよ。ボロボロな私を愛してくれる君がいないから。

私は大人になってしまったよ。

ねぇ迎えにきてよ。子供のままの短い髪と爪を私に見せて?


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