「悪気はない」という言葉ほど厄介なものはない
こんばんは、もけたろうです。
先日、親の友人さんから1本のお電話をいただき
ました。
そのことについて少しお話ししていきます。
電話の内容は上京した私を心配してくれたものでした。その時は、心配してくれたことに嬉しさや感謝で泣きそうになりましたが、次の一言で涙が引っ込みました。
「あなたのお母さんは悪気はないからね」と。
私はこの言葉が心を抉り去っていったことを覚えています。正直この後の会話はあまり覚えていません。
私の母はすぐ理不尽に怒り、気に入らないことがあると手を上げる人です。その友人さんは私が
幼い頃からその姿を一番近くで見てきています。
そのはずなのに、この言葉を掛けられるとは思いませんでした。
「悪気はない」という言葉ほど厄介なものはないです。
悪気はないから許してね、そう言っているように聞こえてなりません。
伝える言葉は選ぶ言葉によって、時に「刃」へと変わります。
その言葉は相手の心に直接飛んできてずっと残り続けます。
私は自分が傷を負う代わりに、また新しく学びを得たなと感じています。
今回はこちらで以上となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。