RED-Light
ティザーもでて、カムバックのワクワク感が止まらない今日この頃ですが、まだまだ私はBleedeing Darknessを引きずり続けてます。
Kind of Magicの歌い方に、好き〜って床を転がりもしたんですが、いよいよロックなのかと期待もしたので、その辺りも絡めて。
赤い照明にロックの気配を感じるよーな
えと、先日のBleeding Darknessで、やっぱりENHYPEN大好きだわ、って改めて感じ入りました。何遍繰り返し見ていることか。
そして、ドイツには行けなかったんですけど、ステージで後半部分を7人で踊っていたというニュースに、もう、大好きだよと思いました、ほんと、これをステージで見れるってすごくない?
とはいえ、このBleeding Darknessをダンスから語るでもなく、赤い照明に着目してみよう、みたいな話です。(二人のダンスを語ってくださる記事とかあったら、ぜひ読みたいです。紹介してください!お願い。ダンスを語る能力がないので、只々凄いってなってます。)
なんで赤い照明の話か、というと、以前、三原色の赤と青は共通だけど、三色目が緑(RGB)か黄色(CMYK)で、世界が違うっていうような記事を書いたんですよね。
(伝わるような記事ではなかったけど)
ENHYPENのMVなどで赤が多用されるのは、ヴァンパイアコンセプトではあるし、血液の色だよねと思っていたんですが、でもそれだけじゃない、何かの主張もある気がするなぁって。
特にTamed-DashedのMVの赤い部屋とか。Red pillは真実への扉の鍵という見方もあるし(歌詞にBule pillがあるから)、それ以外にも何かあるような。
だったので、Redlightという曲に手が止まったとき、あ、まじか。ってなったのでした。赤信号、という意味ともう一個の意味。
参照するのはRedlight / Swedish house mafia、sting です。
ただ、私の頭の中で、勝手に結びついた事象があったって話で、双方に関わり合いがないことはここでお断りしておきます。
Swedish house mafiaはスウェーデンのハウスユニットです。私は正体知らずでしたが、ZeddやAviciiを好き好きってSpotifyにリアクション入れてたら勧められました。最近(2022年4月)新譜が出たというのもあったんだと思います。
で、聴いてたら、あれ?これStingでは?と手が止まりました。
Stingといえば、映画「LEON」の主題歌Shape of My Heartは名曲ですね。
(声的にNI-KIカヴァー良さそうな気がするんだけど)
私もご多聞に漏れず、ここから遡ってThe Policeまでチェックしてましたし、来日公演にも行ったぐらい好きです。
一癖ありそうなオジサマで素敵、そもそもあのお声は特徴的で素敵すぎる。
なので、Redlightという曲名下に
Swedish house mafia, Sting
と見たときに、やっぱり!!となり、しかもStingのパートはthe PoliceのRoxanneだと。
RedlightではRoxanneの歌詞の一部を繰り返します。
直訳だと君は赤信号をつけなくていい、そんな日々は終わる、なんですけど、Roxanneの歌詞を踏まえると、a red light district(赤線←かなり訳を選んでしまったので、わからない人は辞書引いてね。)と解釈されてます。
RoxanneはThe Policeが駆けだしの頃、パリでのライブがチケット売れずにキャンセルになってしまった時、安宿から見た光景を元に歌詞が書かれているそうです。
「明日は我が身だ。」
このまま売れなかったら、夜は街灯をあてに街路を彷徨うしかない。
ちなみにRoxanneは本国UKでは歌詞を問題視され放送禁止の憂き目にあい、アメリカで地道にライブを続けてようやっと陽の目をみたらしいです。
UKがパンクで持ちきりだった頃で、ロックなんて今更感だった背景もあるそう。
今もちょうどロックの復活とか、いわれてるんですね。しかもそれを背負っているのがZ世代なのかな?という。
ManeskinとかBillie Eilishとか。
Maneskinはイタリアのバンドでお国柄もあって、ビジュアルがめちゃ良いです。
美男美女というよりアートな感じで、ENHYPENのDillemmaでのスキュライメージを地で行ってます。
そして、メンバー2000年前後の生まれです。
Billie Eilishは冒頭のBleeding Darknessのトラックだったりで、意識していることが伺えるというか。
burry a friendという楽曲、JAYが言ってたベッドの下のお化け、に絡めたものです。
MVやたら怖いんで、閲覧注意ですが、再生数4億とか行ってるんですよね。
ダークコンセプトの需要は世界にあるんだなぁ。
そんなこんなで、Z世代、ロックというキーワードが。
しかもENHYPEN、タイアップとはいえQueenの楽曲カバーなので、ロックに行きますか、ですよねーという、謎の納得感。
この納得感はええと、やはり別記事に持ってきますね。
ジャンルの境界線が明確ではないので、ロックテイストという言い方の方が良いかも知れません。
ただ、ラッパーという設定をI-landの時から求めてはなかったから、納得してしまうというか、そんなふんわりした理解です。
Those days are over
さて、「redlight」に話を戻すと、深夜のクラブで人気DJたちが引っ張りだこになって過酷な労働になった結果、若くして亡くなったりすることを、a red light districtになぞらえているんじゃないかとブログに書かれていた方があって、MV見て納得しちゃったんですね。
ちなみにSwedish house mafia のこのMV、ダークでかっこいいですが、
*****EPILEPSY WARNING*****
光の明滅が激しいので閲覧注意です。
閉ざされた闇の中赤い光の下踊り狂う人々。
点滅する照明の下、音楽を貪欲に食い尽くすバケモノの群れ。
赤い照明に引き寄せられて、若い才能を食い潰す、バケモノ。
それで、連想しちゃったんです。
夜に活動する、ヴァンパイア。
ヴァンパイアだったら、夜間の活動もバケモノも苦にはならないだろうに、という願望。
Interview with the Vampireの原作の続編はロックスターになったヴァンパイアの話らしい、ので、発想としてはあるかなぁと。
そう思うと、彼等にヴァンパイアコンセプトを与えた大人達は、二重に三重に、コンセプトという防護服を重ね着させたんじゃないか、と。
薄っぺらなドレスで赤い照明の下で踊らせないように。
コンセプトを活用して、redlightは赤信号(危険、止まれ)かもしれないけど、それをただの赤い照明に変えてみせるよ、と。
I wanna end this.
今後、ENHYPEN自身が何を表現したいか揺るぎなくなってくれば、コンセプトは薄いものになっていくと思うのですが、年若さで侮られないよう、貪られないようにめちゃくちゃ練られているこの防護服が、卵の殻のように丈夫だと思いました。
ここで卵の殻が連想されちゃうあたりが、もう練り込みが何層あるんだよHYBEと思わなくもないですね。
卵の殻は内側から破って出るのが正道です。
外からは中身の成長具合が見えないので、無理に壊したらthe end。
Those days are over.
「バケモノ」に飲み込まれない、強さとしたたかさを備えて、自ら殻を破る時。
楽しみでしかない。
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