てっていこうせんとエレクトロビーム【てっていこうせんの信頼回復】
藍の円盤、「あおのえんばん」と変換しても一生出ない。
ポケモントレーナーの皆さん、藍の円盤は楽しんでおられるでしょうか?
その中で、前作ポケモン剣盾で初登場したジュラルドンがまさかの追加進化をもらい、まさかの600属と驚きの微速両刀特殊弱すぎる種族値を貰い大きな話題になりました。なりましたよね?なったんですよ。
一度だけカジュアルマッチで当たったんですがドヒドイデ軸の特殊なしパーティを使っていたので普通にキツかったです。
そんなブリジュラスですが、なぜかタイプ不一致の電気技かつシナジーの無い雨下効果を持った専用技「エレクトロビーム」を引っ提げ登場しました。
私はこれを見て「てっていこうせん」の信頼回復につながるのではないかと思い筆を取っています。
では、見ていきましょう。
てっていこうせん=Steel Beam
「てっていこうせん」は、新しいはがねタイプの特殊技として、コロコロコミック紙上でこどもたち(あるいはこどもおじさんたち)からネーミング募集を募り7000枚以上の候補から決められたネーミングです。
この「てっていこうせん」というネーミング、ポケットモンスターの特殊技にありがちな「こうせん」と、「鉄」「鉄蹄」というはがねのモチーフ、さらに「徹底抗戦」という四字熟語と掛けられたとてもオシャレなネーミングであると推測できます。
しかし、ともするとこういうダジャレネーミングの英語翻訳は非常に難しいもので、「Steel Beam」=鉄のビームという安直なものになってしまいました………………
違う!
違う違う違う!
違う!
SteelBeamもそれはそれでオシャなんだ!!!!!!!!!みんなこの真意がわかっていないんだ!!!!!!!!!!!!!わかってくれ!!!!!!!
ビームってなあに?
ポケモントレーナーがビームと聞いて連想するものといえば、ポケモン初期のなんかいろいろと曖昧だった時代に作られた「れいとうビーム」や「ソーラービーム」など、なんかなんの攻撃をしているかわからないけどとりあえずポケモンから発せられるふしぎ非接触特殊パワーの攻撃をイメージすることでしょう。我々はそれらのイメージをこれまでのポケモン25年の歴史で散々植え付けられています。
しかしビーム、英語ではBeam、全く同じ綴りで2つの意味があります。
そう、ドテッコツが抱えてるアレ、家屋を支える梁。
特にSteal Beamだと、一般に「エ」の字の形をした鉄梁のことを指す英熟語になるのです!
そもそも「てっていこうせん」、実際には教え技として数多くのはがねタイプが覚えましたが、上記コロコロコミックのリリースの通りジュラルドンと同時に公開され、専用技ではないもののある種ジュラルドンを象徴とする技であることが伺えます。
そんなジュラルドン、キョダイマックスしたときの姿が摩天楼(ビル)をイメージされており、当然見た目も相まって鉄梁を採用したビルであろうことが伺えます。
そして件のブリジュラス、こちらはもう明確に鉄橋をモチーフにデザインされており、エレクトロビームを討つときは明確に「私は橋です」といった姿を見せてくれます。
私はこれを「わざわざ進化前も進化後もビームを引っ提げてやってきたんだぞ、察せ」と捉えました。
ブリジュラスの場合は我々日本人にも意図が伝わりやすいように、日本語でも「ビーム」と明確に伝えてくれています。
わざわざ微妙種族値と言われる600族になってまで、最近の新ポケモンの特権である専用技権をタイプ不一致技に1枚消費してまで「Steel Beam」のわかりにくいダジャレを日本語圏に伝えようと奮闘してくれているのです。
いかがだったでしょうか?Steel Beam、日本語版に負けず劣らずオシャレネーミングに見えてきたのではないでしょうか?
まあ、エレクトロビームの英語名は「Electro Shot」なんですけどね。噛み合ってねーな。