いちばん内側にあるもの
どうして君に過去を話したくなったのか
わかったの
君は深い哀しみを超えてきた人
だから
聞いて欲しかった
私の哀しみも受け止めて
流してくれると思ったから
僕にも同じようなことあったけど
なんでもないことだよ
さらりと言ってくれるのが
心地よくて安心だったから
君に会わなくなって
やっぱり哀しみは自分で背負うものだと
気付いたの
人には様々な願いがあって
その最も内側にあるのは
自分の弱さをさらけ出したい
という願望なんだって
でも強がりな私は誰にも語らない
そう君以外にはね