5.神様のどんぐり
子供の3歳の七五三詣りの話。
日頃からお祝い事は
こじんまりと済ませてきた我が家。
子供の七五三も例にもれず
スタジオで記念撮影だけして終了。
・・・のつもりでいたのだけど
後日、ふと思い立って
近所の氏神様にご挨拶しに行くことにした。
よく晴れた平日の午後、
子供と手を繋いで散歩がてらの参拝。
御祈祷もお願いしていないから
服装も普段着のまま出掛けた。
神社に着くと参拝者は私と子供の2人だけ
敷地内を歩いていた神社の方に
七五三のお詣りに来ましたと軽く挨拶をし
子供に作法を教えながら手水舎で身を清め
氏神様に子供の成長報告と御礼を伝えた。
子育ての節目を感じつつ
清々しい気分で帰ろうとしたその時
先程挨拶をかわした神社の方に呼び止められた。
よかったら、コレどうぞ
そう言って手渡されたのは両手いっぱいのどんぐり。
境内の木になっていたのを拾って集めていたそうだ。
私も子供もどんぐり拾いをして遊ぶくらい好きなので
遠慮なく頂戴しておいた。
どんぐりの中にはシイの実もあり
炒って食べられますよ、と教えてもらったので
折角だし食べてみることにした。
人生初のどんぐりの味・・・うん、木の実だね。
ナッツ好きな方なら普通に食べられます。
(栗みたいな味と表現する方もいるようです)
きっと神様からの七五三のお祝いだねぇ
なんて話をしながら
親子で美味しくいただきました。
貴重な体験をさせて下さった神社の方、
その節はありがとうございました。
今でも素敵な思い出です。
そしてもうひとつ。
八井さんの妄想は妄想じゃないよ、の気持ちを込めて。
moka
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