解像度の高さと見える世界の変化

5/19にドラゴンボールZカカロット(PS4)をクリアした。
ベジータ編/フリーザ編/セル編/ブウ編を追体験できる内容で
2020年にプレイすべき作品の一つであると感じた。

クリアしてテンションが上がったので2018年12月の公開の
劇場版ドラゴンボール超ブロリーを1年半ぶりに見返した。

当時は漠然と圧倒されていただけだったがカカロットをクリアした事で
ドラゴンボールへの解像度が上がり、何がどう凄いのかが見えて来た。

まずキャラデザ、一発で明らかに"違う"と分かった。
作監の新谷さんは80〜90年代の線が濃いキャラデザを目指したとのこと。
https://dragonball.news/news/dbmfl23.html
監督の長峰さん曰くCGシーンも線画処理で線を太くしているらしい。冒頭のベジータ星脱出(カカロットとブロリー)もストーリーに深みを与えるのに一役買っていると感じた。

ドラゴンボールは継承の物語と良く言われるが、本作は正に親世代の因縁を継承しており、キャラクターの戦う理由であったり台詞の節々に現れていたように感じる。

次に迫力満点の戦闘シーン、前作(復活のF)や前々作(神と神)における戦闘は少々没入感に欠けるところがあったが、本作は今までにない緊張感と変身形態に合わせた戦闘方法で画面に釘づけにされる。いきなり最強フォームに変身するのではなく、徐々に強くなるのは旧シリーズに近いと言えよう。23年ぶりのフュージョンシーンにはギャグが挟まれたが、息が詰まるような戦闘シーンの箸休めとして機能していたように思う。

そしてラストシーン、界王様の語りで幕引きなのではなく、悟空の名乗り(孫悟空!そして...カカロット!)で終わるのはアイアンマンやその他の洋画を彷彿させた。

今回、改めて「物事への解像度が上がると見える世界が変わる」事を実感した。巷ではコロナ渦や政治などに関する玉石混交の様々な意見が飛び交っている。誰かの意見に流されるのではなく、自身の物事への解像度を上げる事で本質を捉え、仕事や趣味に活かしたいと思った。

※ドラゴンボールの劇場版は全部で20作品あると知り、遡って視聴を始めた。