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ヘドロみたいな感情

知りたくなかった
知りたくなかった
知りたくなかった

こんな気持ち

知りたくなかった

純粋でありたかった
キラキラした気持ちだけ持ってたかった

まだ見ない誰かに
嫉妬する自分なんて

知りたくなかった

溢れる涙は誰のため?

ねぇ

恋をしていました

ねぇ

愛していました

ねぇ

しあわせでした

あの瞬間は

ねぇ

信じていました

ねぇ

そんな簡単には

心は捨てられないようです


見上げた青空のように

清々しく笑っている

そんなわたしでいたかった

 ここにあなたはいないのに

それでもわたしを塗り潰す

好きでした

あなたの腕が

好きでした

あなたの照れた顔が

好きでした

まどろんだ空気が


もういまは見つからない


傷つけるくらいなら

触らないで

傷つけるくらいなら

近づかないで


ヘドロみたいな感情は

こびりついて剥がせない