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共通テスト対策 新科目「情報Ⅰ」 試作問題(第1問)
前回の概要で説明したように、第1問は、小問群になっています。問題は、大学入試センターのPDFを見て貰うことにして、解説のみを書いて行くことにします。
【第1問 問1a】
「適当なもの」を二つ選べと言う指示になっています。限られた時間内で回答を考えるので、ゆっくり読む余裕はないかもしれませんが、指示は、しっかり、確認する習慣を普段からつけておきましょう。
つまり、「不適切なもの」や「間違っているもの」ではないということです。
解答群が0から5の6個あります。まず最初に、明らかに間違っているものを選びます。
⓪…どんなときでも
②匿名で…本人が特定されることはない
③どんなグループ…個人情報を書き 込んでも問題はない
⑤芸 能人の写真を SNS に掲載してもよい
【大学入試センター 試作問題『情報Ⅰ』より】
これらは、明らかに間違いなので、残った①と④が正解です。
【第1問 問1b】
「最も適当なもの」を選べと言う指示です。まず、「信ぴょう性」について、確認しておきます。これは、「信じられる度合い」のことです。そこで、解答群の中での序列を考えます。
⓪検索エンジンの検索結果
①Q&A サイトの回答
②SNS に投稿された情報
大学入試センター 試作問題『情報Ⅰ』より
これらは、すべて単独の情報になっています。「複数の」という言葉がないと「信ぴょう性」は低いと考えるべきです。従って、③が正解です。
③特定の Web サイトだけでなく,書籍や複数の Web サイトなどを確認し, 比較・検証してから判断する。
これは、インターネットで、情報検索するときの基本的な姿勢として、覚えておいてください。
【第1問 問2エ】
「データの通信において…送信側より送信する。」の部分は、パリティビットの説明になっています。この「パリティビット」の内容を知らないのであれば、しっかりと読んでください。そうでなければ、「あぁ、ここは、説明だな」と思って、読み飛ばしてください。つまり、解答群を先に見るということです。
ここで大事な事は、データの1の個数が偶数なら「0」を付け加え、奇数なら「1」を付け加えるということです。従って、送られてくるデータ+パリティビットは、1が偶数個になるということです。
この結果、1ビットのエラーは、1の個数が奇数となって、誤りがあったことが分かりますが、2ビットのエラーは、分りません。
つまり、「パリティビット」=「1ビットのエラーの検出」と言うことです。当然、位置はわかりません。従って、正解は①となります。
【第1問 問2オ】
7A=0111 1010 と変換できるなら、答えは、①と直ぐにわかります。しかし、偶数ビットになっているのは、①②⑤なので、少なくとも、この3つの中から選ぶべきです。2進数・16進数・10進数の変換方法については、ここでは省略します。
【第1問 問3】
この問題は論理回路の問題です。面倒なので、全く読まずに飛ばすという選択もありだと思います。
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