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2024/07/18 AIMYON vs TOUR 2024 "ラブ・コール2" 東京ガーデンシアター あいみょん vs スピッツ レポート

振り返りレポート第2弾。
豊洲サンセットも終わり、ネタバレ解禁ということで。
曲・MCの内容など、あくまでも私の感想です。
MCは、自分のメモ書きを要約したものなので、
語尾など違っていたり、抜けていたりするところがあると思います。



プロローグ

あいみょんとスピッツの対バン。しかも、ツアーファイナル東京公演。
明らかに…  倍率の高そうな公演。
でも、ダメ元で申し込んでみたら、なんと当選!
最初の先行で当たるなんて、久しぶりだなあ。
東京ガーデンシアターは、猫ちぐらの夕べ、有明サンセットと、
何度も玉砕してきた会場。やっと行ける!


開場前

有明ガーデン内は、あいみょんファンとスピッツファンばかり。
グッズを身に着けている人がたくさん。自分も、そうだけど。
グッズ列も凄い。(事前にネットで買ったので、今回は並ばず)
去年のトヨサングッズのベースボールシャツを
小さい女の子がワンピースとして着ていて、めちゃくちゃ可愛かった。
マサムネさんも行ったらしい、無印良品を散策して、
ソワソワしながら、開場を待つ。
隣にモールがあると、待ち時間がラクです。


開場後

電子チケットを見せて、入場。電子にも、もぎりの概念はあるのか。
あいみょんが書いた、あいみょん×スピッツのイラストカードと、
SPITZ,NOWのフライヤーを受け取る。
カードは、グッズTシャツと同じデザイン。可愛い。
左手で描いたらしい(左手でこの上手さ、羨ましいな) 
SEは、GO!GO!7188。
席は、バルコニー1(2階) ステージも、よく見える。
﨑山さんのドラムが見える。今回もまた、田村さん側。
これまでのライブ全部、田村さん側って、すごい確率かも。


開演①

スピッツ登場。衣装は、下に貼り付けてある写真をどうぞ。

01.「空も飛べるはず」

マサムネさんのギターは、30/50以来のcharm。

(リッケンバッカーのは、もう使わないのかな)
ギター見て、どの曲かと思ったけど、
「空も飛べるはず」 一周回って、なかなか聴けていなかった曲。嬉しい!
会場の盛り上がりが伝わってくる。
発売30周年の今年、聴けてよかった。

02.「ハチミツ」

思わず目を見開いてしまった(笑)  ごめんね、マサムネさん…
どうしても、横サンの映像が浮かんでくるんだ…
GO!スカ7以来。あの時は、写真撮影OKタイムでの披露だったから、
落ち着いて聴けなかったけど、今回はじっくり楽しめた。
爽やかで瑞々しくて、色褪せないってこういうこと。
アウトロが聴いていて気持ちいい。

03.「恋する凡人」

来た!  リフのカッコよさ、盛り上がるに決まってる。
あいみょんファンにも、スピッツのロックナンバーを味わってほしい。
私、ロックバンド・スピッツが好きなオタクなので。
CD音源より速いテンポ、荒々しさがカッコいい。

04.「醒めない」

あいみょん × スピッツといったら「醒めない」でしょう。
私にとっても、すごく大切な曲。聴けて、嬉しい。
「醒めない」のリリースから、もう8年経つのか。
早いなって思うけど、濃密な8年。
田村さんが、とっても楽しそうだった。

05.「君はロックを聴かない」(あいみょんカバー)

何だ、このイントロ?  カバー曲だ!
「醒めない」から「君はロックを聴かない」この流れは…泣
スピッツとあいみょんの繋がり、親和性を感じた。
声、演奏、雰囲気が合っていて、カバー曲なのに、
スピッツの曲を聴いているような感覚に。テツヤさんのアルペジオと、
クージーさんのキーボードのアレンジが特に良かった。

MC1

マ 「どうもありがとうございます。スピッツです。
  (カバー)緊張したね…」
テ 「したよ!  一番緊張したよ!  もう終わっていいよ、ライブ」
マ 「あいみょんを驚かせたいから、リハでやらないでって言われて」
テ 「言われた!  曲順もね、アレとか書いてあった」
マ 「そう、アレとか(笑)
  でも歌いながら思ったけど、あいみょんの、特にこの曲の歌詞はさ、
  なんで男子の気持ちわかってんのみたいな。
  昭和男子の。男子ってねえ?(笑)」
田 「この曲って「醒めない」を聴いて(作った)っていう曲でしょ?」
マ 「えっ!  そうなの?」  ←会場が若干ザワつく
田 「じゃなかったっけ?  (観客の反応を見て)でしょ?
  聴いて出来た曲じゃん」
テ 「じゃあ「醒めない」からのアレは良かったんじゃん」
田 「知らなくてやってたの?」
マ 「ちゃんとは知らなかった」  ←マジか…
田 「言ってたじゃん!  曲の時」
マ 「いや~  いい歌詞だな~って思って。歌いながらさ…」
テ 「マサムネ言ってたよね。「これ俺が歌うと面白いよね」みたいなね」
マ 「そうそう。昭和生まれの男子が歌うと
  結構しっくりくるんじゃないかなって」
田 「あいみょんがいらなくなったら、欲しいよね」
マ 「えっ?  それはないでしょ」
田 「ないか~」
テ 「「醒めない」をあげようよ」
マ 「トレード(笑)」
マ 「まあ、そんな感じでユルいバンドなんですけど。
  楽しい夜にしていきたいと思いますので、お付き合いください。
  よろしくお願いします」  ←強引なまとめ方
マ 「今回声をかけてもらったんで、やってほしい曲ありますか?
  っていうことで、何曲か挙げてもらって」
田 「それがまたね…」
マ 「えっ!っていう(笑)
  次から、何曲か聴いていただこうかなと。
  久しぶりにやる曲もあるんですけど。よろしくお願いします」

06.「日なたの窓に憧れて」

あいみょん、ありがとう!①
実は、予測できていた「日なたの窓に憧れて」
3年前のMステで、スピッツが出演した際、
あいみょんが、スピッツ マイベスト6に選曲していたので。
ずっとずっと聴きたかった曲。
イントロから感動して、思わず泣いてしまった。生は格別だ。

07.「若葉」

あいみょん、ありがとう!②
マサムネさんと田村さんのアルペジオから始まる、この曲。
なんだか、緊張が伝わってくるような。美しいハーモニー。
1番は、田村さんがマンドリンを演奏。なんて貴重なシーン。
ベースに持ち替えるところにも、感動。
2番からは、バラードだけど力強い演奏。とても良かった。

08.「魔法のコトバ」

MVを思い浮かべながら。
Cメロからギターソロ、その間のベースが好き。
ライブで聴いていると、"会えるよ"が、とても胸に響く。
会えるって、なんて幸せなことだろうと。
ライブに来ている幸せを噛み締めつつ、聴き惚れる。

09.「スパイダー」

ひねくれたポップネス、かつロック。これぞ、スピッツ。
聴くたび、スピッツにしか歌えない、作れない曲だな~と思う。
久々に、サビのワイパーができて楽しかった!
6年前の新木場サンセットぶり。あの時は「新宝島」のカバーだった。
新木場STUDIO COASTはもうないけど、記憶は深く刻まれている。

MC2(一部、ロッキングオンのレポート参照)

マ 「どうもありがとうございます。
  あいみょんリクエストで、久しぶりに演奏した
   「日なたの窓に憧れて」っていう古い曲と、「若葉」ね。
  ホントに久しぶりに演奏して、
  いつもセットリストを決める時に、曲一覧表にあっても
  なんか見て見ぬふりしてるような曲だったんですけども(笑)
  うーん…みたいな感じで、避けてたんですけど…
  まあ、やってほしいと…  やんなきゃね!と」
テ 「聞いちゃったからね。俺らが聞いちゃったんだよ~」
マ 「何やってほしいのかな~なんつって」
テ 「やらないとね」
マ 「ねえ~  聞いちゃったからね」
マ 「ホントに今日は、楽しい夜を過ごさせていただいて、
  皆さんのおかげで。本当、バンドやってきてよかったなと思います。
  結構長いんですよ、スピッツ。もう37年やってきて、
  メンバーはわかんないけど、俺とか、たまにね、
  こんな地味な人間がステージに立つべきなのかなって、
  未だにちょっと迷うこともあるんですけども。あいみょんみたいなね、
  若いアーティストがリスペクトを表明してくれると、
  俺、ここいていいんだなって思って…
  草野さん、ステージいていいんですよって言われてるような感じが
  して、自信持っていいのかなって思ったりして
  バンドをまだまだ続けるためのエネルギーを
  今日はもらえたような気がしています、ありがとうございます。
  声をかけていただき、ありがとうございます。
  まだ立ってていい?(笑)  ステージ
  もう少しお付き合いいただきたいと思います。
  よろしくお願いします」
  

10.「優しいあの子」

スピッツ主催じゃないからか、王道な曲多めで逆に意外。
スキマフェスのセトリを見たら、やっていなくて、
ラブ・コールとライジングサン用だったのかな?
発売される前から、朝ドラでオンエアされた時からずっと、
思い入れのある曲。もう5年半かー、早い。
間奏が特に好き。テツヤさんのギターソロ。テッちゃんをガン見🎸

11.「美しい鰭」

シン・代表曲。マサムネさんの美しくしなやかな歌声、
Aメロとサビ、ギャップのあるメロディー、
波の音のような力強さと繊細さを感じさせるギターの音色、
存在感のあるリズム隊の演奏が印象的なサウンド。
﨑山さん、ノースリーブだから、腕上げが更に素敵。
この曲って、ホント魅力が多すぎる・・・!
この曲で更に、スピッツの魅力が世間に広まったことが、すごく嬉しい。

12.「8823」

何度聴いても、このカッコよさが堪らない。
私の興奮スイッチを一秒で押してくれる、皆勤賞ロックナンバー。
「8823」にしかない、独特のパワーがあるんだよな~
それにしても、今回の(いや、今回も)田村さんは、ヤバかった!
ステージを駆け回るのはもちろんのこと、
シンバルを叩き、スティックで弾いた後、
スティックとピックを客席に投げ、ペリエでも弾いていた。
ベースって、ペリエのビンでも弾けるんだね…

13.「君は太陽」

スピッツ、ラストの曲。30/50以来、7年ぶり。
盛り上がるし、明るい気分になれるし、何でもっとやらないんだろう?
ラストの曲なのに、切なさはなく、純粋に楽しかった。
田村さん、ベース放棄はいつものことだけど、
座ったり寝転がったり、でんぐり返ししていた。
最後、マサムネさんもギターを掲げていて、みんな楽しそうだった!

ラストは、マサムネさんの挨拶。
「どうもありがとうございました。スピッツでした。どうもありがとう」
そして、ピック投げを終え、スピッツは袖へ。

照明がつき、一旦のブレイクタイム。
基本ライブには、私は両親と参加しているので
曲の感想、MCなどをひたすら家族でメモ。
この時のメモが、このレポです。
セット転換やサウンドチェックも、よく見えた。


開演②

あいみょん登場。初めてのあいみょんライブ、ワクワクする。

01.「ジェニファー」

あいみょんのセトリも、チェックせずにきたので、
何が来るか分からないドキドキ。
あいみょん、初期の名曲。大サビに、特に感動。

02.「桜が降る夜は」

麗らかな春の風が吹くよう。柔らかい歌声が素敵だった。
思わず、一緒に口ずさみたくなる。

03.「愛を伝えたいだとか」

あいみょんのステージングに、なんだか魅かれていく。
可愛くてカッコいい、オシャレなのに親しみやすい。

04.「満月の夜なら」

官能的な歌詞だけど、キャッチー。濃厚だけど、爽やか。
あいみょんにも、スピッツと同じく、
矛盾が成立した、あの独特なバランスを感じる。

05.「ノット・オーケー」

歌詞がとても好きだな~と思った。湯船をモチーフに、"一人"を描く。
懐かしさ漂う、歌謡曲的メロディーと
でも、どこかエキゾチックなサウンドが耳に残る。

06.「魔法のコトバ」(スピッツカバー)

「お客さん、ビックリすると思う」というMCから。
あいみょんは(スピッツとは違い)、リハーサルでもカバーをやったそう。
カバーへの緊張と、スピッツへの愛を感じた。
曲は同じだけど、歌う人によって、言葉の色合いは変わってくる。
あいみょん色も、素敵だった。

07.「裸の心」

とても温もりを感じるバラード。
私は、ラヴィットファンなので、この曲を聴くと
おだみょんが浮かんでくるんだけど、やっぱり本家は違うな(そりゃ、当然)

08.「会いに行くのに」

ドラマを観ていて、この曲が聴けたらいいなと思っていた。聴けて嬉しい。
とても好きな曲。冒頭のフレーズは、ドラマのシーンに合わせた歌詞だと
思っていたけど、あいみょんの実体験だったとは(SONGSで見た)

09.「君はロックを聴かない」

あいみょんにとって、この日は言葉では言い尽くせないほど
特別な日だったんだろうなと、そんな想いが伝わってくる歌声。
あいみょんも、MCで触れていたけど、
同じ曲を2回聴くって、なかなか珍しいライブ。
相互カバー、なんて贅沢なんだろう。

10.「鯉」

イントロから、「あっ、これ私が好きなタイプの曲」と思った。
母もそう思ったみたいで、思わず目が合った。
恋と逃した魚を掛けて「鯉」という、ひねりのあるタイトルが好き。

11.「貴方解剖純愛歌~死ね~」

スピッツでいう「俺のすべて」のような存在の曲なんだろうか。
過激な歌詞なのに、聴いていてものすごく楽しかった!
手拍子したり、シンガロングがあったり、
あいみょんファンの方と一緒に盛り上がることができてよかった!

12.「マリーゴールド」

2010年代を代表する名曲。スピッツのライブを経て、
この曲を聴くと、あいみょんに流れるスピッツの影響を
感じ取ることができた。そして、お互いのリスペクト。
夏の夜に聴く「マリーゴールド」は、素晴らしかった。

13.「GOOD NIGHT BABY」

まさに今夜は、"グッドなナイト"
あいみょんのおかげで、スピッツのおかげで、
ステキな夜を過ごすことができた。
切なくて楽しい、ひとときの夢。醒めない夢。
私も心から言いたい。ありがとう!

あいみょんのMCは、とてもフレンドリーで、
観客に話しかけたり、一緒に話したり。みんなとても楽しそうで、
最後は、客席に降りて、ピックやタオルを渡したり。
圧倒的コミュ力のかたまりすぎて、めちゃくちゃ眩しかった。
MCも、あいみょんのライブの大きな魅力なんだろう。
スピッツとは、大違い…(スピッツをディスってはいない)
スピッツのグッズやタオルを見て、テンションが上がったり、
スピッツファンの自分を消そうとして、結局隠しきれていなかったり、
終始、スピッツへ大好き!私の憧れ!と、愛と感謝を伝える、
スピッツと対バンができて幸せと笑う、あいみょんを観ていて、
なんだかこっちも照れくさくなるような愛おしさを感じた。

小学生の時に、スピッツの春の歌を聴いて、衝撃を受けた。
「醒めない」を聴いた時、みぞおちから燃え上がるような感覚があった。
「醒めない」があったから、スピッツがいたから、
「君はロックを聴かない」が誕生した。だから、ずっと歌い続けると。
また「君はロックを聴かない」について、
この曲ができて、シンガーソングライターやっていけるかもって思ったと
泣きそうになりながら語るあいみょんに、私も泣きそうになった。
袖でスピッツのカバーを聴いて、号泣したそうだ。
私も振り返ると、涙がこぼれそうになる。
あいみょんの歌は、言葉は、とても真っ直ぐで、愛に溢れていた。


終演後

あっという間の3時間だった。
レギュラーイベントで披露された
「たまご」「ローテク・ロマンティカ」も羨ましいけど、
私は、君ロック聴けたもん! 魔法のコトバ聴けたもん!と、
ちょっぴり優越感に浸っている。貴重で、贅沢な、相互カバー。
愛とリスペクトに溢れた、二組のパフォーマンス。
今、思い出しても、温かい気持ちがよみがえってくる。
あいみょん、ありがとう。スピッツ、ありがとう。

そして、私の拙いレポートを
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
楽しかった、感動した、この気持ちを
少しでも共有できたなら、嬉しいです。





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