スピッツファンに刺さる(かもしれない)oasisの楽曲20選 part2
前回の続きです。
年代順、アルバム(シングル・コレクション含む)ごとの紹介、
part2は、2000年以降にリリースされたアルバムからの選曲です。
4th Album「Standing On The Shoulder Of Giants」
2000/02/28発売(日本は、2/23)
それまで所属していたクリエイション・レコーズの閉鎖、
ボーンヘッド(ギター)とギグジー(ベース)、二人のオリジナルメンバーの脱退
激動の時代を経て、生まれたアルバム。
三部作とは違い、サイケデリック・ロックで、転換期の作品。
初めてリアムが作詞作曲を手掛けた「Little James」が収録。
スピッツも同じく、4枚目のアルバムって転換期になりがち?
評価低めだけど、アルバム全体では一番好きな作品です。
「Gas Panic!」
ノエルの、ドラッグ禁断症状体験を元に書いた曲。
影を感じるこのアルバムの中で、最も苦悩に満ちている詞。
でも、このダウナーな感じが心地良い。
oasis解散後も、二人はそれぞれソロで活躍していて、
oasisの楽曲はずっと光を放っていて、その事実があるから、
このアルバムの影も含めて、愛しいと感じるのかもしれない。
「Roll It Over」
評価が低いと書いたけど、なんだかんだファンからは人気の高い作品。
そのラストを飾るのが、この曲。ダークで壮大なロックバラード。
メランコリックで、この暗さがすごく沁みてしまうんだよな。
感情を表しているようなギターソロ、後半のゴスペル的アレンジもいい。
5th Album「Heathen Chemistry」
2002/07/01発売(日本は、6/26)
ギター:ゲム・アーチャー、ベース:アンディ・ベルが加入。
加入後、初のアルバム。ノエル、リアムだけでなく、
この二人も作曲を手掛け、まさに新生oasisの誕生。
再生と進化を感じさせる、シンプルなロックンロールサウンド。
「Stop Crying Your Heart Out」
映画「バタフライ・エフェクト」の主題歌。
oasisで、一番好きな歌詞。不安を取り除いてくれる、温もりに溢れている。
タイトルは、胸が張り裂けるほど泣くのはやめて、という意味。
胸に沁みまくる、最高のバラードです。
「Songbird」
リアムが作詞作曲した、初のシングルナンバー。
2分と短いけど、一瞬で心掴まれるような魅力がある。
美しいアコースティックなサウンド、和やかなメロディー、
優しさが滲み出ている。歌詞もめちゃくちゃ素敵で、
"Never felt this love from anyone
She's not anyone" これ、最強の誉め言葉ですよ。
とはいえ、離婚した元奥さんへ向けて書いた曲なんですけどね…
6th Album「Don't Believe The Truth」
2005/05/30発売(日本は、5/25)
ルーツである60年代UKロックを感じさせる、原点回帰の大復活。
日本でも、イギリスのバンドのオリジナル・アルバムとしては、
ベイ・シティ・ローラーズ以来、30年ぶりのオリコン初登場1位を記録。
oasisは、紛れもなくRock 'n' Roll Starだということを証明した作品。
某時代劇ドラマのテーマソングにそっくりな
「The Importance Of Being Idol」や、リアム・ノエル二人が歌う
「Let There Be Love」(これも名曲!)などが収録されている。
「Turn Up The Sun」
アンディ・ベル作曲。
ノエル以外のメンバーが作曲した、初のオープニングナンバー。
アンディ・ベルは、oasis加入前は、Rideのギタリストだった。
(2014年 Ride再結成) スピッツファンの皆さん、あのRideです。
ライド歌謡の、ライドです。
初期のスピッツは、シューゲイザーに影響を受け、
2nd Album「名前をつけてやる」のコンセプトは、ライド歌謡。
シューゲイザーサウンドと歌謡曲の融合です。(「プール」最高)
スピッツが影響受けたバンド
Ride、My bloody valentine、Teenage Fanclub、
The Jesus & Mary Chain(通称 ジザメリ)は、
oasisと同じクリエイション・レコーズ所属でした。
スピッツとoasisの大きな共通点、それがアンディ・ベル。
アンディは、ギタリストだったにも関わらず、
oasis加入のため、ベースを練習したそう。
この曲は、イントロ、曲の構成、サウンドが
シンプルに私の好みなんですよね。う~ん、説明が難しい。
渋くてカッコいい、これまでに紹介した曲とは違う
oasisの魅力を感じる一曲。
「Lyla」
後期oasisの代表曲! 日本でも、かなり知名度が高い。
タイトルの読みは、ライラ。仮タイトル"smiler"が変化したもの。
ストレートでカッコいい! oasisの盛り上がるナンバーといえば、
初期は「Roll With It」、後期は「Lyla」だと思う。
ちなみに、ノエル曰く、Lylaは、Sallyの妹
(「Don't Look Back In Anger」のサビに出てくる女性の名前)だそう。
7th Album「Dig Out Your Soul」
2008/10/06発売(日本は、10/1) oasis、解散前ラスト・アルバム。
再結成、いつか8枚目が出るかと思うと、嬉しくて仕方ない。
新譜出すまでは、解散しないでくれ…
4thと6thのいいとこどりのサウンドがとてもクールで、
ああ、解散せず活動し続けていたら、どんな音楽を作り出していたんだろうと思わずにはいられない、前作とは違う幅広さ、新しさを感じる名盤。
16年経っても、新鮮さが失われていない。
「Bag It Up」
ノエル曰く、このアルバムは「聴く音楽ではなく、体感できる音楽」
その言葉の通り、体が自然と動き出すようなロックナンバーが光る。
中でも、特にお気に入りなのが「Bag It Up」
最初から最後まで、全てカッコいい!
ライブなら、めちゃくちゃ盛り上がるんだろうな。
再結成ライブ、オープニングナンバー、この曲にしてほしいけど、
少しマニアックかな。
「The Shock Of The Lightning」
後期では、一番好きな曲。例えるなら、初期と後期のマッチング。
フレッシュなのに重厚感のあるサウンド、カッコいい。
なんだか、カッコいいばかりになってしまうな。
この曲で、oasisは最初で最後のミュージックステーションに出演した。
(「Falling Down」「Whatever(ノエル弾き語り)」も披露)
再結成ツアー、TV放映はなくても、
ライブ・ビューイングや円盤化はあると信じよう。
Single Collection「Time Flies… 1994-2009」
2010/06/14発売(日本は、6/9)
デビュー以来、イギリスで発表された歴代シングル曲を網羅している。
※日本盤ボーナス・トラックは「Don't Go Away」
※「Sunday Morning Call」は、CDだと「Falling Down」の
曲終わりから約2分後に隠しトラックとして収録されている。
「Whatever」
1994年12月にリリースされた、5枚目のシングル。これがアルバム初収録。
解散後に、初収録ってなんだか切ないなと、知った時そう思った。
日本でも数々のCMに使用されているので、聴いたことある人も多いはず。
ストリングスの美しいサウンド、開放感のあるメロディー、
希望に満ちた歌詞、MVも含めて、とても好きな曲。
オエイシス!(聴けば分かる)
最後に
11/8から「SPITZ,NOW! ~ロック大陸の物語展~」が
六本木の東京シティビューで開催されますが、
oasisも、11/1~11/23まで六本木ミュージアムにて
「リヴ・フォーエヴァー:oasis30周年特別展」を開催します。
スピッツと、oasis。私の好きなバンドが、同じ時期・同じエリアで
展覧会を行う。それって、凄くないですか⁉ 嬉しい偶然…
推しは推せるときに推せ(田村さんの声で脳内再生)を座右の銘に、
欲張りに楽しんでいきたいですね。
この曲好きだな、同感だな、そう思っていただけたなら嬉しいです。