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「冬に聴きたいスピッツ」20選 part2
前回の続きです。
11.「魚」
元日(1999年「99ep」)発売の曲なので、ここで紹介。
凛とした、ひんやりとした美しさが、伝わってくる。
清々しくて、吸い込むと、鼻がツンとする感じ。
都会の冬、水辺のきらめき。アルペジオがさらに、情景を描く。
凝縮された切なさが胸を締め付ける。
12.「スカーレット」
ビデオクリップはもちろん、歌詞からも冬を感じる。
1月発売のシングルだし。もうね、温もりの極み。
ここまで取り上げた曲は、どちらかというと切ない曲が多かったけど、
この曲は多幸感に溢れているように思う。"喜び 悲しみ 心ゆがめても"
悲しみだけでなく喜びも、というところ…
13.「サンシャイン」
冬の曲にも、夏の曲にも聴こえるんだよな。歌詞の奥行きが成せるワザ?
ひみスタツアーを経て、冬に聴きたくなるようになった「サンシャイン」
冷たいんだけど温かい、何だろうか、この不思議な感覚。
うまく言葉にできない。懐かしい香りと、それぞれの記憶が
よみがえってくる、郷愁を誘うようなメロディーがたまらない。
14.「旅の途中」
"腕からませた 弱いぬくもりで 冬が終わる気がした"
手を繋ぐでも、抱き締めるでもなく、腕をからませる。
そんな弱いぬくもりでも、冬が終わるくらい愛おしい。
なんて素敵な歌詞だろう。でも、そう、"気がした"なんだよね。
この切なさ。冬は続いているんだよね。
15.「多摩川」
冬の多摩川、橋の上から見る、澄んだ景色が目に浮かぶ。
スピッツのゆかりの地は、東京、そして多摩地区にも沢山あるけど、
多摩川について、書いている人は少ない気がする。
推しスポットあるんだけどな~(地図好き、河川好きなので)
スピッツは、川の名曲も色々あります。
16.「ほのほ」
"今君だけのために 赤い火になる 君を暖めたい"
力強い歌詞なのに、タイトルが「ほのほ」
その優しさが表れているところに、ああ、スピッツだな~としみじみ。
ドラムから始まるイントロやアルペジオが印象的なサウンドだけど、
私は、この曲のアコギの音色も好き。
17.「ウサギのバイク」
爽やかなサウンド、透明感のある幻想的な世界観。
漂う寒さも、なぜか心地良い。
猫ちぐらの夕べで披露されたバージョンは、
この曲のピュアな部分がより強調されているようだった。
(ライブで聴くと、歌詞の解釈が変わることもあるよね)
18.「ウィリー」
「フェイクファー」も、冬の空気漂うアルバム。
"カサも無く息は白いのに" こんなフレーズもあるしね。
冬の朝に聴きたくなる感じ。ドライブにも合う雰囲気。
この曲のベースラインがすごく好きなんだけど、
あまり「ウィリー」が好きと言っている人を見たことがない…
19.「雪風」
ドラマ「不便な便利屋」の主題歌だった。あれからもう10年近く経つのか。
スピッツ初の雪ソング。スピッツベルゲン島のこのジャケットも素敵。
雪の歌だけど、真冬というよりも、
春の訪れを感じさせるような、目映い光が差している。
北海道でしか聴けないのがな~! やさスピの映像を繰り返し観ている。
20.「ただ春を待つ」
"春を待つ" この春には、聴き手それぞれのイメージがあると思う。
仮タイトル(「環八ラヴァーズ」)から、
渋滞の解消を待つ、そう解釈してもそれも自由。
"ただ春を待つのは 哀しくも楽しく"
もどかしいというか、この何とも言えぬ感情。
冬から春になる、季節の移ろいとその心情の変化に似ている気がする。
次は「夏に聴きたいスピッツ」!
夏は多いからな~ 今から悩もう。
ちなみに、スピッツ以外で好きな冬のうたは、
ゆず「いつか」
フジファブリック「銀河」
ROSSO「シャロン」
宮本浩次「冬の花」
UNICORN「雪が降る町」